都市環境デザインを目指す若者集まれ
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高知県・夜須町

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高知県の夜須町
改行マーク今、 高知県で海浜のランドスケープの仕事をしています。 これは運輸省がパイロットプランとしてやっているもので、 防潮堤をスーパー堤防にして海岸線をバリアフリーにするプロジェクトです。 場所は高知県の夜須町です。

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夜須町新海水浴場全体ランドスケーププラン
改行マークこれがマスタープランです。 5ヘクタールほどあります。

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高知県立牧野植物園の全体計画模型
改行マークこれは昨年11月1日にオープンした、 高知県立牧野植物園の全体計画模型です。 建物は内藤廣さんが設計し、 村野籐吾賞をとられました。 建物の位置やサービス道路の位置(これがきちんと確保されないと、 植物園として成立しないのです)も当初よりマスタープランの中で位置付けています。

改行マークシンガポールでは公園予算のうち6割が維持管理費に充てられますが、 投資した予算を生かすためにはきちんとした維持管理が必要だという考え方です。 そうした考え方も、 この牧野植物園計画の中で活かしました。

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風洞実験
改行マーク高知県は台風銀座と言われるぐらい風が強いところです。 これは建物の風洞実験をしている際の写真ですが、 台風時の風の負荷を押さえるため、 土地の形状デザインを検討し、 植栽計画にも反映しています。

改行マークですから、 ランドスケープの仕事はただ環境を保全すれば事足りるというわけではないのです。 人間の企てや活動を、 どう自然とバランスさせるかというところの関係性の計画、 設計であるともいえます。

改行マーク実験のデータをもとに、 実際の植栽計画やランドフォームデザインを何度もの模型作成を行なって決めていきました。

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植物園の風景
改行マーク実際にできた植物園です。 風の流れを誘導して、 風の建物への負荷を減らす形状のランドフォームにしています。 こんもりとして見えるのは常緑樹の防風植栽です。

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植物園の駐車場
改行マーク植物園の入口です。 車を降りた瞬間から植物園に来たことを実感できるよう、 街路樹のような植栽ではなく駐車場の植栽が植物園のコレクションであるという植栽設計です。 植物の成育を考え、 舗装は最小限にして土壌に雨水ができるだけ浸透するように設計しています。

改行マークまた、 落ち葉の掃除をしないでいいよう栗石の側溝をデザインしました。 設計の段階で維持管理も考えているのです。

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マイクロクライメートを考慮した岩組
改行マークなんでもない岩組に見えますが、 マイクロクライメート(微気候)と言って、 この石を置くことで東側と西側の環境を変えています。 そうすることで植物展示のエリアが多様なものになるのです。 環境を作っていくということから、 植物学者の人ともいろいろ計画しました。

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