都市環境デザイン会議関西ブロック

趣旨

震災復興支援の実践から、住民主導のまちづくりシステムの解明を目的とした「新長田駅北地区（東部)震災復興土地区画整理事業における住民主導のまちづくりシステムの研究」により、15年3月、大阪市立大学より、博士（工学)の学位が授与されました。 　この成果より、まちづくりシステムの理論化、とりわけ「まちづくりにおける複雑性」について、お話しいただきました。

講演後、本がまとまりました

住民主導まちづくりは、複雑系 久保都市計画研究所　久保光弘

• 1。はじめに
  • 新長田駅北地区東部まちづくり
  • 論文執筆の動機
  • 8年間を通じてのまちづくりに対する印象
• 2。まちづくりのシステム
  • 「住民主導のまちづくり」とは
  • まちづくりの基盤としてのまちづくり条例
  • 学位論文の構成
  • 「まちづくりシステム」とは
  • まちづくり提案ツール
  • 制度対応
  • 「まちづくりシステム」研究の狙い
• 3。協議会活動プロセスにおける複雑性
  • 複雑系とは
  • 「カオスの縁」とまちづくり
  • まちづくり協議会活動の位置
  • まちづくり活動のプロセス
  • ポジティブフィードバック
  • 在来計画手法と住民主導まちづくり計画手法の比較
  • おわりに

質疑応答

• 「複雑系」という概念はなぜ生まれたのか
• 何が協議会を生むきっかけになるか--NPOの可能性
• 住民主導のまちづくりで、行政のスタイルはどうなるか
• まとめ

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本記録（討論部分）は大阪大学大学院の徳勢貴彦さんとYu_Yu編集工房の前田祐子さんのテープ記録を元に講演者が推敲されたものです。

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