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自然・歴史・文化が水辺と大阪のまちを再びつなぐことで賑わいを創出するというコンセプトで提案しました。
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八軒家を大きな視点から見ると やはりここは琵琶湖から流れてくる淀川水系と繋がっていること、また防災的な要素もあるということ、それらを意識しながら設計を進めて行きました。
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次に少しフォーカスして行くと、八軒家浜は水都大阪の真ん中を巡るロの字型の水路の拠点になる位置です。その意味で中之島周辺とのつながりを強く意識しました。 コンペの時は、屋根は銅板イメージして提案しました。私が「歴史」で意識したのは、大阪城や中央公会堂、図書館、市役所という銅板が綺麗に葺かれていた建物で、それらの時を経た緑青色が印象的だったのです。それを意識した施設を作ることで、中之島の一員になれそうだという思いでスタートしたのです。「歴史的」とは決して江戸時代のものだけじゃないというのが僕らの考えでした。
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格子戸をはずし街路とつながる |
これが和風なのかどうかは、解説できないのですが、中と外が一体となった家屋が町家にはいっぱいあったということを参考にしてデザイン化したのが右の写真の「格子戸の開放による水辺との連続性」です。
今日も見て頂いたように川辺の空間はできるだけ全開口できる壁面にして、川辺の遊歩道と一体化していろいろ使える空間を提案しました。