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都市環境デザイン会議関西ブロック
2012年度第6回都市環境デザインセミナー記録
都市環境デザインの再生
人間中心の都市・まちづくりへ転換できるか
中野 恒明
08.31/大阪
趣旨
時代の転換点を迎えつつある今、残念なことに都市計画や都市デザインへの期待は低迷しています。その原因の一つに、都市計画、都市デザインが、時代の変化から取り残されていることがあるのではないでしょうか。
中野恒明さん
当会の代表幹事でもある中野恒明氏は、このほど『都市環境デザインのすすめ』を上梓されましたが、そのなかで欧米、特にヨーロッパが60年代から取り組んだ都市計画の転換、再生のデザインのポイントを以下のように整理しています。
1)住まいを重視し都心居住を誘導する都市計画への大胆な変更、
2)自動車への過度の依存からの脱却、
3)都市らしい文化・生活環境の再生
その成果は、今日、欧米の地方都市を訪れてみれば明らかです。
またソウルなどアジアにおいても清渓川にみられるように都市環境デザインの成果が目に見える形で実現されています。
一方、日本において、市民が「都市環境デザインは自分たちの生活を豊かにするものだ」と実感し、そのためのコストやルールを含めて支持しているといえるでしょうか。果たして日本の都市環境デザインは再生できるのでしょうか。
本セミナーでは中野恒明氏をお招きし、都市環境デザインの明日について、忌憚のない意見交換を行いたいと思います。とりわけ、新しい発想で時代を切り開こうとしている若い人たちを、後押しできる「都市の魅力づくりのための仕組み」をいかに構築するか、議論できればと思います。
鳴海邦碩/前田裕資
都市環境デザインの再生〜人間中心の都市・まちづくりへ転換できるか 中野 恒明 議論
追記(中野):
本日の短い交流の中で、多くの話が飛び交い、舌足らずの部分は否めません。もし差支えなければ、私の主張の続きと言いますか、バックグラウンドをお話しさせてもらった、別のサイト「WEB10+1の2011年の10月号」も参照していただければ、少しは理解が深まるかと思います。
http://10plus1.jp/monthly/2011/10/20.php
日時・場所
・2012年8月31日(金)
・6時15分開場 6時30分開演 8時30分頃まで
キャンパスポート大阪会議室
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-400 大阪駅前第2ビル4階
中野恒明さん略歴
東京大学都市工学科を卒業後、槇総合計画事務所で槇文彦氏のもと、多くのプロジェクトに携わる。独立後、四半世紀にわたって門司港レトロの都市環境デザインや各地の現場に関わるなど、人びとに愛される都市空間づくりに貢献してきた。
好評発売中
現在、芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科教授、アプル総合計画事務所所長。 東京スカイツリーにかかる在京TV局候補地選定委員兼幹事長・同ネーミング選定委員としても知られる。2012年『都市環境デザインのすすめ』を上梓。主 催
都市環境デザイン会議関西ブロック
参 加 費
都市環境デザイン会議会員500円/会員外1000円/学生500円
定員30名/申し込み先着順
終了後懇親会準備中・当日実費精算
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A5変判・280頁・定価3200円+税、2012年5月1日発売
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