ただ、 関西ブロックでは公開フォーラム、 セミナーを積極的に行なっており、 ホームページなどでイベントの案内も出していますので、 積極的に参加いただければと思います。
都市の豊かさは、 私的な空間の充足とともに、 公的あるいは半公的な空間における豊かさが伴わなければ豊かだとはいえません」。
しかし、 実際はそうはなってはいません。 役所は縦割と言われ、 民間でもなかなか横に連携がとれていないのが現状です。 人材を送り出す大学でさえも、 総合的なことを教えていないという状況です。
そこで、 我々は、 ‘都市環境デザイン’というテーマを設定したのだ、 ということができます。
諸分野の連携としての都市環境デザイン
都市環境デザイン会議はプロの集まりを目指しているため、 仕事を始めて数年たち、 自分で何か成果を持っている人という入会条件があるため、 大学を卒業してすぐの人は入会できません。
会の設立の主旨は次のようになっています。
「我が国は、 経済大国として、 国際的にみても国民所得は第一級の水準に躍進したとはいえ、 豊かな生活を形成する諸側面について、 特に社会的な豊かさの形成において、 著しく不満が残されているのではないかと考えられます。
つまり、 次の時代に向けて、 豊かな環境を創造していくために、 より高度な水準で我が国の社会資本を蓄積してゆき、 よりよい都市環境の設計とその実現のための社会システムを実現していこうということが目的であり、 そのことから会の活動が行なわれているわけです。
環境とか都市づくりというものは、 様々な人達がそこで仕事や創造的活動をしており、 様々な分野の人達が一緒に協力しなければ、 いい環境ができないということは誰もが想像できることです。
そのような状況下で、 環境という総合課題を扱うためには、 様々な分野の人が、 共有できるテーマが必要になってきます。
従って、 都市環境デザインというのは1つの固定分野ではなく、 様々な分野からの参加と連携を得ながら、 自分たちが直面する仕事を進めていくものであると考えます。
そういう趣旨から、 今日は4つの分野の方々にそれぞれの専門を通じて都市環境デザインにどういう風にチャレンジされているのかをご紹介していただけると思います。
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