南芦屋浜
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当初の南芦屋浜地区の計画とその変化

石田

改行マークでは、 コミュニティ&アート計画が入る前の計画と、 その後どう変わっていったのかをお話したいと思います。

画像isi001 改行マークこれが南芦屋浜地区全体の計画の考え方を示した図面です。 屋外計画は、 地区全体の公園緑地をネットワーク化したいということから始まりました。 計画地は、 センター地区につながるメインの歩行者専用道が団地の真ん中を貫き、 幹線道路が南側を通っているという重要な位置にあり、 本計画地の緑化をすすめ、 緑と公園をネットワークしながら、 全体を公園化していきたいという構想です。

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改行マーク基本計画図です。 この図はすでにアートが入った後の形になっています。 緑の骨格となる歩行者専用道の軸、 グリーンプロムナードでは、 にぎわいのある都市的な空間として、 街路側と宅地側で一列、 場所によっては二列か三列構成の並木を作る計画で、 緑のプロムナードにする計画です。

画像isi004 改行マークこれは住棟に囲まれた4つの広場を、 それぞれ特徴のある広場としてつくっていこうというイメージ図です。 緑を主体とした休息の広場や集会所と一体となる利用ができる広場を考えていました。 緑の広場は、 築山を作り、 柔らかな雰囲気の休息スペースを作ろうと計画していました。

画像isi005 改行マーク集会所と一体となった広場のイメージ図です。 集会所からすぐ広場に出ることができるコミュニティ広場として計画を進めました。

画像isi006 改行マークこの団地ではもうひとつ特徴的なことを考えていて、 それがアプローチ道路です。 普通団地内の道路は6m幅員で作るのですが、 ここでは駐車場が大部分外側にあることから4.5m幅員の道路にし、 しかも蛇行させることで道路空間をヒューマンスケールの柔らかい空間に仕上げていこうと考えました。

改行マーク以上のようなことを、 南芦屋浜団地の屋外計画の骨格にして進めてきました。

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