海外都市の密集市街地に学ぶ
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空間構造
カンプンの特徴として、 まず、 密度が高いことがあげられます。
土地があるところには、 どこにでもカンプンが発生しています。 これは、 捨てられた墓場に発生したカンプンです。
日本と同じように路地があることもカンプンの特徴です。
空間構成は自然発生的にできています。 ちょっと開けたところがあったり、 狭くなったりします。
スペースも色々な使い方があって、 例えば、 近所の人たちと一緒にのんびりしたり、 子供の遊び場になったり、 コミュニティの行事なんかも行われています。
カンプンの中の治安は、 コミュニティの人たちが自分たちで守っています。 これは、 夜警のための小屋ですが、 昼間の間は子供の遊び場になったり、 みんなが集まっておしゃべりしていたり、 昼寝したりしています。 カンプンの中には、 機能的にはっきりしたものはないのです。
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前田裕資
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