脳内麻薬好き好き野郎の超B級体験記 これまでの体験記

チビ富士 明晰夢  2000/11/28

「これは夢だ!」と気付いた時、私は古びて壊れかけたアパートの裏庭のような場所にいた。私はすぐに第2回夢オフ会の会場である富士山頂の下見に行くことを思い出した。

私は富士山に行きたいと強く思いながらワープを試みた。2階建てのアパートの屋根より、ホンのちょっと上空に来ただけという感じで、ワープに成功したという感じはなかった。しかし、空中からは遠くまで景色が見渡せ、はるか遠くに富士山らしき姿が見えた。

まるで絵に描いたようなステレオタイプの富士山の姿だった。頂上付近は雪が積もり白くなっていて、8合目付近では、富士山の周りを囲むようにリング状の雲がかかっていた。とても「わざとらしい富士山」という感じがしていた。

わざとらしさの最もたる所は、富士山があまり高く見えないことにもあった。どう見ても3776mもある山には見えず、せいぜい1000mぐらいにしか見えなかった。私の住んでいる京都は四方を山々に囲まれているが、1000mを超える山はない。私が見た富士山も、見え方が京都の山々と同じで、全然大きな山という感じがなかったのだ。

周囲をぐるりと見渡すと、同じような1000m以下級の富士山の姿があちこちに見えた。「我こそが富士山である!」と主張するかのごとく、富士山を模倣する小さな山々の姿はとてもシュールで、それはそれで非常に面白い光景ではあった。

しかし私の目的は富士山頂に行くことであり、シュールなチビ富士山の観賞ではない。「富士山をイメージしてワープ」といういつもの方法に限界を感じていた私は、今度は"猫ばあさん"氏をイメージしてワープを試みることにした。

富士山頂の下見に行く際に、猫ばあさん氏を誘うことは掲示板(ログ1569)で約束していたことである。富士山の近所に住むという猫ばあさん氏なら、きっと富士山までの道筋を案内してくれるはずである。先日から何度も富士山に行くことに失敗している私には、良い"ガイド"が必要なのだ。

もちろん、体脱(明晰夢)が脳内現象であれば、実際に猫ばあさん氏に出会うことは有り得ないわけだが、たとえ私の脳が作り出した世界であったとしても、その世界に住んでいる猫ばあさん氏が、必ず良いガイドになってくれるはずである。

しかしながら、いざ猫ばあさん氏をイメージしようとしても、猫ばあさん氏の容姿を知らない私はウマくイメージできなかった。「猫ばあさん…猫ばあさん…猫ばあさん…」と、心の中で繰り返し唱えるだけで、ちっとも視覚イメージが浮かばないのだ。

「猫ばあさん」と何度も唱え、言語的思考が働き急激に覚醒度が上がったためだろうか、私は目覚めの予兆もなく、アッという間に目覚めてしまった。

シュールレアリスム度 ★★★
 


天井のムカデ 偽りの目覚め  2000/11/27

昼寝中、ふと目覚めると、天井に一匹のムカデが這っているのが見えた。ムカデはウニョウニョ動きながら、古くなって一部めくれている天井の板の隙間に入って行った。私は「天井…直さなきゃ…」と思いながらも、その時は眠かったので再び眠りに落ちた。

昼寝から目覚めた後、天井を見ると、確かに天井の板の一部が浮き上がってはいたが、ムカデが出入り出来るほどの隙間はなかった。すべては幻覚(偽りの目覚め)だったようだ。

すっかり騙された度 ★★★★
 


ついに富士山に!? 明晰夢  2000/11/25

「これは夢だ」と気付いた時、私はウチから2〜3km離れた高台の住宅地っぽい場所にいた。視界は非常に良好で、住宅やその庭の木々などが鮮明に見えた。意識の明晰さも良好で、体脱すれば第2回夢オフ会の会場である富士山頂の下見に行くことも思い出した。

私は走り出した。今回のように視界が鮮明な時はワープはあまり有効でない。私は走って富士山まで行こうと考えたのだ。そしてなにより、私はこのリアルな世界で走りたかった。美しい景色を眺めながら、現実離れした凄いスピードで、しかも疲れ知らずに走ることができる夢の中のランニングは、とても楽しいことなのだ。

私は「たぶん富士山はこっちだろう」と思う方向に走っていた。田舎っぽい景色が私の両脇をどんどん流れて行き、とても気持ちよかった。いつのまにか走っている肉体感覚はなくなり、視点だけが空中を移動している感覚に変わっていたが、この方が覚醒度は安定しているように感じたので、敢えて肉体感覚は無視した。

私は小高い丘の上へと向かっていた。「この丘を超えたら富士山が見えるはず!」、根拠はなかったが直感でそう感じた。そして丘を超えた時、ついに富士山の姿が私の目に入ってきた。釣り鐘状の巨大な山が、私の眼前にそびえ立っていた。

私は富士山にやって来たという感動と、富士山を初めてナマで見た(?)という感激に浸っていた。しかし、私はどこか富士山らしくないこの山に違和感を感じていた。私はもっとよく見ようと目を凝らした。

「こっ…これは富士山じゃない…伊吹山だ!」。私が富士山だと思っていた山は、滋賀県と岐阜県の境にある伊吹山(標高1377m)だったのだ。京都在住の私が中部地方にクルマで行く時には必ず目にする山で、平野にニョッキリと釣り鐘状の山がそびえ立っているのが特徴だ。

富士山ではなかったが、私はガッカリはしなかった。伊吹山にもぜひ一度登ってみたいと思っていたのだ(もちろん伊吹山かどうかも私の主観だが)。私は走るのをやめて(というか、すでに走っている感覚はなかったが)、空を飛んで伊吹山に向かった。しかし遥か彼方に伊吹山を見ながら覚醒。

富士山度 ×××  伊吹山度 ★★★★★★
 


白い世界 体外離脱  2000/11/22

就寝中、ふと気が付くと体脱フリー状態だったので体脱した。視界は真っ白で何も見えなかった。視界が真っ暗でよく見えないことは多いが、今回のように真っ白になって見えないことも時々はある。私は「そのうち視覚が働くようになるだろう」と思い、視覚が働かないまま移動することにした。

私は空中を移動している感覚はあったが、どこにいるのかは全く判らなかった。感覚的には、すでに家から数十メートルは離れた感じがしていたが、相変らず視覚は働かず、視界は真っ白だった。

私は何か見えないかと思い、前方を凝視してみた。かすかだが、何か動くモノが見えた気がした。暗くて見えないのとは違い、真っ白(とても明るい)のに見えないというのは、とても奇妙な感覚だった。

視覚を強く働かしたためだろうか、結局、何も見ることなく覚醒。

白い度 ★★★★★
 


ロープウェーの怪 半明晰夢  2000/11/20

夢の中、私は大学の教室と思われる場所で、何かの講義を受けていた。講義が終了し、講義を受けていた学生達が教室から出て行こうとしている時、私は学生達が皆、若い女性であることに気が付いた。私は何時の間にか女子大の講義に紛れ込んでいたのだ。

何人かの女子学生が、講義に使った資料を片付けている最中の教授の所に行き、私を指差し「男が紛れ込んでいます。なんとかしてください!」みたいな事を言っているのが見えた(声は聞こえなかった)。

私は自分が望んだわけでもなく、知らない間に講義に紛れ込んでいただけなので、変な誤解を受けるのはタマランと思い、教室の窓から空へと飛び出した。意識の明晰さは低かったが、基本的にこの世界が夢だということは自覚していたようだ。

空へ飛び出した後、最初はかなり古ぼけた校舎の周囲を飛行していたのだが、いつの間にか場面は変わっていた。私は京都駅ビルのようなモダンなビルのそば、高度100m以上と思われる空中を飛行していた。

その京都駅ビルのようなビルは、鉄道の線路を何十本も飲み込んでいて、とても巨大なモノだった。普通の駅ビルなら、線路があるのは地上か、高架橋のある高さ10mぐらいまでだが、私が見た駅ビルは上方向に線路が幾層にも重なった立体構造になっていて、まるで「銀河鉄道999」に登場する未来のステーションのようだった。

しかしモダンな外見に似合わず、なぜかビルの最上階付近からは、山岳地域の観光地によくあるようなロープウェーが走っていて、40人くらいは乗れそうな、かなり大きめのゴンドラがどこかに向かって移動していた。

私はゴンドラに向かって飛行した。ロープウェーなんて、もうかれこれ20年以上は乗ってないので、久しぶりに乗りたくなったのだ。どこかへと降りて行くロープウェーを追いかけながら接近すると、ゴンドラの中に13〜14歳ぐらいの少女の姿が見えた。ゴンドラにはその少女一人だけしか乗っていなかった。

私は少女を驚かしてやろうと思い、ゴンドラの後方の窓に"ビタンッ"と張り付いた。私を発見した少女は、まるで恐ろしいバケモノでも見たかのような驚愕の表情になり、完全に固まってしまった。予想していた以上に少女が驚いてくれたので、私はとても嬉しくなった。

ふと前方から別のゴンドラが登ってくるのが見えた。人がたくさん乗っていて、ほぼ満員のようだった。私はこっちの方が驚かし甲斐があると思い、前方のゴンドラに向かって飛び立ち、今度はこのゴンドラの窓に"ビタンッ"張り付いた。

予想通り、ゴンドラの乗客達はみんな驚いてパニック状態になっていた。みんな私のいる窓から遠ざかろうとして乗客同士で"おしくらまんじゅう"をしていた。私はもっと驚いてもらおうと、映画「シャイニング」で斧を振り回していたオッサンみたいな表情を作って、自分が奇人変人怪人狂人であることをアピールした。

私は窓を抜けてゴンドラの中に入ろうとしたが、ここで覚醒。更なるパニックが見れず非常に残念である。

スタンリー・キューブリック度 ★★
 


女子寮のトラップ 明晰夢  2000/11/18

夢の中、ふと「これは夢だ」と気が付いた。私はどこか知らない夜の住宅地の道路上にいた。夢だとは自覚したもの意識の明晰さは低かった。昨日同様、第2回夢オフ会の会場である富士山の下見に行くことは完全に忘れていて、私はエッチ目当ての女性を探し始めた。「体脱したらエッチする」。これは長年ずっと同じことを続けてきたので、意識の明晰さが低くてもほとんど条件反射的に行われるのだ。

私は道路沿いにある高さ2.5mぐらいの塀の向こうに、3階建てのアパートのような建物を見つけた。私はなぜかそれは大学の女子寮という確信があった。私は塀を超えるため、道路からフワッと飛び立った。

塀の上を通過する直前、私は塀の上に有刺鉄線があるのに気が付いた。…というか、最初見た時には有刺鉄線はなかったはずだが、「たしか女子寮の塀って、よく有刺鉄線が張ってあるよな〜」と思ってしまったために、そのイメージに反応して急に現れたという感じだった。あまりにも急に現れたため、私は避けることもできず、腹のあたりで有刺鉄線に引っ掛かってしまった。

引っ掛かったと言っても、カラダは痛みもなく自由に動いた。ただ、服が有刺鉄線に絡みついて引っ張られている感じで、その場からは全く動けなくなった。私はしばらくの間、塀の上でジタバタもがいていたが結局そのまま覚醒。

ゴキブリホイホイ度 ★★★★★
 


眠っている美女を… 体外離脱  2000/11/17

就寝中、ふと目覚めて目を開けると、カーテン越しに窓の外が明るくなっているのが見えた。私は最初、もう朝が来たのだと思った。しかし、夜の12時に眠りに就いた私は、まだ20〜30分ほどしか寝ていない気がしていた。

「こんなに早く朝が来るはずがない。これは幻覚か…」。そう思った私は、体脱しようとしてその場に立ち上がった。布団がカラダからずり落ち、ドサッと下に落ちた。カラダは重く、現実に立ち上がったようだった。

私は体脱しているという確証がなかったので、いつものように窓から家の外に出るのは止めて、とりあえず寝室から廊下へと移動した。廊下にある窓からも朝日が射し込み、廊下を明るく照らしていた。相変らず視覚はリアルだし、カラダは重いし、体脱中なのかどうかはよく判らなかった。

私は「体脱中なら窓を抜けられるはず」と考え、掌を窓に押し付けてみた。初めはガラスの固い手応えがあったが、水飴の中に手を突っ込む感じとでも言えばいいだろうか…、グニョ〜ンとした手応えと共に、ゆっくりと掌がガラスに吸い込まれて行った。

私はリアルな幻視なんてモノにはもう慣れっこになっていると思っていたが、コレには少々驚いた。掌を突っ込んだ窓ガラスは不透明な「すりガラス」なのだが、ガラスにめり込んだ腕と、すりガラス越しにぼやけて見える手の甲がハッキリ見えた。自分でも「スゲーッ!」と思った。

しかし、幻視の明晰さに反して、意識の明晰さはイマイチだった。リアルな幻視をじっくり観賞しようという考えもなく、そのまま窓を抜け家の外へと飛び出した。第2回夢オフ会の会場である富士山の下見に行くことも、完全に忘れていた。

私は空中を飛行しながら、エッチなこと目当ての女性を探していた。外の様子も早朝という感じで、道路に人の姿はなく、どこの家もまだ寝静まっているという感じだった。隣家の窓に明かりが見えたので、「女性がいるかも…」と思ったが、それは無視して通り過ぎた。万が一現実とシンクロしていたら困るので、私は近所ではエッチしないことにしているのだ。

飛行しながらしばらく行くと、また窓の明かりを発見した。まだ近所という感じがしないでもなかったが、私はその窓の中に入って行くことにした。覚醒度が少しずつ上昇しているのを感じていたので、さっさと事を済ませないとマズイ(目覚めてしまう)と思ったのだ。

窓を抜けて家の中に入ると、白と黄色の縞模様のパジャマを着た女性がベットの上で横向きに寝ていた(掛け布団はしていなかった)。歳は10代後半か20代前半という感じで、乱れた髪や無防備な姿が非常にエロティックだった。女性の目はしっかり閉じられていて、完全に眠っているようだった。

私は体脱中のエッチ行為は数あれど、このように完全に眠っている女性にエッチな行為をしたことはなかった。私は猛烈な興奮を覚えた。眠っている無防備な女性にイタズラできるなんて、男にとっては最高に興奮するシチュエーションである(だよね?それともそんなこと思うの私だけ?)。

私は女性が目覚めないよう、パジャマのズボンをそ〜っと脱がした。真っ白いショーツが顕わになり、私の興奮は最高潮に達した。しかし、ここで私の覚醒度も最高潮に達し、アッという間に現実のカラダに戻されてしまった…。

せめてショーツも脱がしたかった度 ★★★★★★★
 


山違い 体外離脱  2000/11/15

睡眠中、ふと目覚めると体脱フリー状態だったので体脱した。体脱すれば第2回夢オフ会の会場である富士山頂の下見に行くこともしっかり覚えていた。私は窓を抜け家の外に出た後、富士山をイメージしながらワープを試みた。ワープを試みるなら別に家の中でもいいじゃないかと思う人もいるかもしれないが、やはり感覚的には閉じた空間である家の中よりも、家の外の空中が一番やりやすい。

ワープの最中、いろいろな景色が瞬間的にパッパッパッと切り替わっていったが、その景色のうちのひとつに富士山的なモノを感じたので、私はその景色の中に入って行くことにした。視覚はそれほど鮮明ではなかったが、私はどこかの山の展望台のような場所に来ていて、眼下に遠くの街並が小さく見えていた。

私はこの景色には見覚えがあった。小学生の時、遠足でやって来た大文字山の頂上付近から見下ろした景色に似ていた。大文字山といえば、京都の夏の風物詩「五山の送り火」で有名だが、「大」の文字の部分は道になっていて歩くことができる。この時、もうすっかりそこが大文字山だと思い込んでいた私は、また小学生の時のように、この文字の部分を歩いてみたいと考えた。富士山のことはすでに忘れていた…。

子供の頃の記憶を頼りに「こっち」だと思う方向に行くと、文字の部分の道はすぐに見つかった。「文字の終わりの部分はどうなっているのだろう?」などと考えながら、「大」の文字の三画めにあたる部分の道を降りて行くと、何時の間にか普通の住宅地にあるような児童公園に来ていた。

いったいここはどこなのだろう?と思った私は、公園内に場所を示すモノ(地図や地名を記したモノ)がないかを探してみたが見つからず、ここで覚醒。

富士山とのシンクロ度 
 


金色のカブト虫 体外離脱  2000/11/09

睡眠中、ふと目覚めると体脱フリー状態になっていたので、私は普通に立ち上がるような感じで体脱した。視覚はほとんど働かず真っ暗に近かったが、かすかに見えるというか、感じるというか、とにかく寝室の様子は把握できていた。意識も比較的ハッキリしていて、体脱すれば第2回夢オフ会の会場である富士山頂の下見に行くこともちゃんと覚えていた。

私はまず、窓を抜けて外に出ることにした。しかし「ドンッ」という衝撃とともに窓に跳ね返されたので、窓の鍵を外し、窓を開けて外に出た。その際、鍵の部分だけが他の光景よりは少しだけ鮮明に見えた。

私は家の外に出たはずだったが、いつの間にか外ではなく家の自室(寝室とは別)にいた。視覚もいつの間にかだいぶ明るくなっていたが、鮮明というほどではなかった。ふと壁にかかっているカレンダーの写真の部分を見ると、本当なら紅葉の山が写っているはずの部分に富士山らしきモノが写っていた。

富士山らしきモノと表現したのは視覚が鮮明でないためで、私はもっとよく見ようと写真を凝視した。全体的な視覚はぼんやりとした感じだったが、カレンダーの写真の部分だけは、かなり鮮明に見えてきた。

写真に写っているモノは富士山ではなく、映画「未知との遭遇」に登場した岩山のようなモノだった。もっとも、最初見た時は確かに富士山の全景であったようにも思う。よく見ようと凝視すればするほど、富士山からかけ離れたモノに変化していったという感じだ。

私はこの岩山の写真を、なんとかもう一度富士山の写真に戻したいと考えた。写真が富士山に戻れば、その写真の中に飛び込んで行けるのではないかと思ったのだ。私は岩山が再び富士山に変わることをイメージしながら写真を凝視し続けた。しかし岩山が違う岩山に姿を変えることはあっても富士山に変わることはなかった。

ここで少し記憶が途切れている。私はふと気が付くと、いつの間にかゴツゴツした岩に囲まれた場所に立っていた。写真を富士山に変えることはできなかったが、写真の中には飛び込めたのだろうか?この時点で、視覚は非常に鮮明になっていた。

私の目の前の岩で何かが光っていた。近づいてよく見ると、金色に発光するカブト虫だった。その美しさと現実では絶対見られない珍しさで、私はおおいに感動していた。「コイツを現実に持ち帰れないかな〜」と考えているところで現実のカラダに戻された。

ワシントン条約適用度 ★★★★★★★
 


あの高橋尚子ちゃんを… 夢→覚醒→明晰夢  2000/11/08

夢の中、私は高校生になっていて、クラスメートの女の子(あくまで夢の中の設定で、全然知らない子)と一緒に道路をジョギングしていた。私は運動会でクラス対抗リレーのメンバーに選ばれているらしく、そのトレーニングの一環のようだった。

女の子は、自分が高橋尚子の知り合いだから、これから尚子ちゃんを誘って一緒に走るのだと言った。私が驚いている間もなく尚子ちゃんの家に着いた。コンテナを改造したカラオケボックスのような一階建ての小さな家で、扉を開けるとあの尚子ちゃんがニコニコしながら現れた。TVそのまま…というか、今思い出すとTVで見るよりは幼い感じで実物よりも可愛かったかも?

私達は3人で走り出した。尚子ちゃんと女の子はいろいろおしゃべりしながら走っていたが、私はムチャクチャ緊張して一言もしゃべらなかった。なんといっても、金メダルであり国民栄誉賞である。どこの馬の骨ともつかない一介の高校生が、声をかけていい存在ではないのだ。尚子ちゃんと一緒に並走できるだけで幸せだと思わなければイケナイのである…というか、実際、私は幸せの絶頂にいた(笑)。

その後すぐ走ってる途中で覚醒。尚子ちゃんの夢はコレっきり…。タイトル見て妙な期待をした人は残念でした(笑)。

一時覚醒した後、再び眠りに就いた私は、いつのまにか自分が夢の中にいることに気付いた。学校のグラウンドのような場所で、今から走る練習をするというシチュエーションの夢だった。さっきの夢の続きという感じだった。

夢を自覚した私は「夢だったらバック転ができるはず!」と思って、その場でバック転をした。生まれて初めてバック転が成功した私は最高に嬉しかった。嬉しくでもう一度バック転をしたが、今度はプロレスのバックドロップみたいな感じで頭から落ちた。もう一度試みたが、またも頭から落下した。

さらにもう一度バック転を試みようとした時、「オレはいったい何やってるんだ!?これは夢じゃないか!」と再度気付いた。すでに夢を自覚していると自分では思っていたし、バック転をしている時も自分の意志でしているつもりだったが、今思うと、なぜ喜んでバック転をしていたのかサッパリ解らない…。

私は体脱したら、第2回夢オフ会の会場である富士山頂の下見に行く予定であったことを思い出した。私が富士山をイメージしながらワープを試みると、広葉樹が生い茂る森のような場所に出た。

私が出た場所は、たくさんの木々に囲まれながらも、明るい光が差し込む四畳半ほどの乾いた地面のスペースがあった。そしてそこに高さ1.5m、横幅2m、厚さ30cmぐらいの石碑のようなモノが建っていて、石碑にはびっしりとたくさんの文字が刻まれていた。文字はアルファベットのようでもあったが、古代ギリシア文字のような感じでもあり、私には全く読めなかった。

もう一度ワープして富士山頂の下見にも行きたかったが、何か意味ありげな石碑を前にして、私はその場を離れることができなかった。石碑の周りをグルグルと3回ほど意味なく廻ったところで覚醒。

尚子ちゃんのシビレル笑顔度 ★★★★★
 


懐かしい親友と一緒に 明晰夢  2000/11/07

夢の中、私は中学生の頃の自分に戻っていた。授業が始まる前の教室の中、自分の椅子に着席していた私は、机の中に教科書やら筆記用具やらを押し込もうとしていたがウマく行かず、何度もやり直してイライラしていた。「なんでウマく行かないんだ…」と疑問に感じたところで、この世界が夢の世界であることを自覚した。

「よっしゃ!中学生とエッチできる!」。私は椅子から立ち上がり教室を出ることにした。校内のひと気のない場所で女生徒を襲おうという魂胆だ。夢だと自覚しているなら、教室で襲ってもよさそうなものだが、意識の明晰さが低く、そこまでは頭が回らなかった。

教室を出る直前、中学時代の親友"F"が、当時のままの姿で「どこ行くねん」と声をかけてきた。容姿が当時のままというだけでなく、私がどこか行こうとする度に「どこ行くねん」と声をかけてきた所も当時と全く同じだった。Fとはもう10年以上会っていなかったので、私はとても懐かしい気持ちになった。

「オマエも来てたンか〜」。Fも体脱してこの夢の世界に来ていたのか、というつもりで私は尋ねた。私はFが(私の脳が作り出した)夢の住人だとは考えず、私と同じく現実世界からやって来ているのだと思っていた。もちろん意識の明晰さが足りないためである。Fは「おう!ここは居心地いいからな」と答えた。

私とFは教室を出て階段を降りて行った。途中2〜3会話をしたはずだが、その内容は覚えていない。しかし階段を降りた後、一階のゲタ箱の近くで2人の女生徒を発見し、私が「おあつらえ向きのが来たで〜」とイヤラシイ口調で言ったのはハッキリ記憶している。

そして2人同時に別々の女生徒に襲いかかった。私は女生徒を仰向けに倒すと、スカートとショーツを引きずり下ろした。友人も少し離れた場所で同じことをしているのが見えた。私は「懐かしい親友と一緒にこんな事ができて、なんて楽しいのだろう…」と感じていた。挿入して3〜4回ピストン運動をしたところで覚醒。

悪友度 ★★★★★
 


チューリップ&右脳活性体操 幻視→微明晰夢  2000/11/06

睡眠中、一度目覚めトイレに行った後、俯せになって体脱フリー状態の誘導を試みる。俯せ寝は苦しいのであまりやりたくはないが、眠りが浅くなり体脱には非常に効果的だ。先日から、第2回「夢オフ会」の会場である富士山頂の下見に行きたいと思っているのだが、最近は意識の明晰さが高い体脱(明晰夢)がなく行けなかった。だから今日はちょっと気合が入っていた。

しばらくすると、何度か瞬間的に意識を消失→意識を回復、ということを繰り返しながら、自分が鮮明な幻視を見ていることに気付いていた。しかし幻体の感覚を生じさせるには夢の世界への「踏み込みがホンの少し浅い」という感じで、あくまで視覚だけの幻覚にとどまり、幻体の感覚は生じなかった。

ふと気付くとパソコンのモニターのような画面に、きれいな花畑が映っているのが見えた。色とりどりのチューリップ畑と、風車が映っていた。TVだか、写真だか、いつかどこかで見たようなオランダのチューリップ畑のようだった。凝視してもビジョンが崩れることはなく、視覚は非常に安定していた。

この時、幻体の感覚は生じていなかった私だが、この鮮明な幻視を使って富士山の下見ぐらいは出来そうに思えた。私は富士山の姿をイメージしてみることにした。しかし、すでに鮮明な花畑が幻視として現れているので富士山の姿をイメージすることができなかった。モニターには、何時の間にか、チューリップ畑ではなく菜の花(のような)畑が映っていた。

私はいきなり富士山をイメージするのは無理だと思ったので、イメージのしりとりで、ビジョンを少しづつ富士山に近づけて行こうと考えた。私は菜の花(黄色)から→たんぽぽ(野生)→野生の高山植物(名前は知らんが紫色の小さい花が咲いていた)→万年雪が積もった高い山々(アルプスだかヒマラヤだかの山並)というような感じで、かなり幻視をコントロールしていた。

自分で幻視をコントロールしてからは、多少幻視の鮮明さは落ちた感じだったが、富士山頂の下見をするには十分だと思えた。しかし、覚えているのは「万年雪が積もった高い山々」までで、その後はまた瞬間的に眠ってしまったようで記憶がない。次に意識を回復した時には、私は幻体の感覚を伴った夢の中にいた。

私は大きくて分厚い本をパラパラめくって「何か」を探していた。とにかくこの本をめくれば、「何か」が見つかるかもしれないと思っていた。今思うと、その「何か」は富士山頂の下見に行こうとしていた気持ちが、別のカタチで顕れたのかもしれない。

本をめくっていると、とあるページに目がとまった。アニメちっくな女の子のイラストが多く使われたカラーのハデなページで、タイトルは「月間 右脳」となっていた。今思い出すと、文字は「月間」だったが、この時の私は「月刊」という意味で捉えていた。

「右脳を活性化させるための体操と、そのポーズ集」みたいな感じで女の子のイラストが使われていて、イラストの横には解説文が記されていた。文字は一字一字ハッキリ読み取ることができた。同様に文字を読もうとした10/23の体験記では、視点が定まらない感じでウマく読めなかったが、今日は文字にピッタリ焦点が合い、完璧に見ることができた。ただし、文字の一字一字は読めても、文章としては全く頭に入っていなかった。読んだハナからその文字(言葉)を忘れて行くという感じだった。

私はこのページを読んでいる時、いちおう夢だという自覚はあった。「夢なのに、こんな鮮明に文字が見えるなんて凄いな〜」と思っていた記憶がある。ただし、それ以上意識が明晰になることはなく、私はまた別のページをめくり「何か」を探し始めた。この本のページのどこかに、その「何か」があったはず…という思いはあったが、結局その「何か」を思い出せないまま覚醒。

富士山頂の下見度 ×
  


駅前バトル 明晰夢  2000/11/04

夢の中、私は学校の教室のような場所で、高校生ぐらいの男女と一緒に授業を受けていた。黒板には難しい数字や記号が並び、数学の授業のようだった。しかし、黒板をよく見ようとしても目の焦点が合わない感じでよく見えず、授業内容はさっぱり解らなかった。

授業について行けなくて「どうしよう…」と焦り始めていた時、私は「あっ!これは夢だ!」と気が付いた。夢だと気付いた私は教室を出て、廊下の窓から空へと飛び出した。上昇気流に乗るような感じでアッという間に空高く上昇し、私は飛び出してきた校舎を遥か上空から見下ろしていた。

見下ろした景色はとても鮮明で、学校の近くには電車の線路があり、線路のそばには一戸建ての住宅地があり、少し遠くにマンションが立ち並んでいるのが見えた。そして、線路の先には駅があり、駅前の広場にはコンビニと何件かの商店が立ち並んでいた。

私は人で賑わっていそうな駅前広場に行ってみようと考えた。すると次の瞬間にはもう空中から地上の駅前広場に移動していた。駅前にはコンビニの他にゲームセンターがあり、ガラの悪そうなアンチャン達がたむろしていた。

ここで私は何をトチ狂ったのか、近くにいたヤンキー風のアンチャンに「おいアンチャン!オレとバトルせえへんか?」と声を掛けた。ヤンキー風のアンチャンは、このオッサンなに言っとんねん…というあきれた表情で私を見つめていた。

「武器もオッケーよ〜!みんなっ!ジャンジャンかかってきなさい!」。私はニヤニヤ笑いながら大きな声で駅前にいるアンチャン達にに呼びかけた(この時、現実の自分の声よりちょっと高音のクリアな声が鮮明に聞こえた)。

私はこの時のことはハッキリ記憶しているし、あきらかにこれらのセリフも自分の意志で言ったモノだった。しかし、なぜ急にケンカしたくなったのかは皆目見当がつかない。あえて喩えるなら、急にゾンビをガンガン撃ち殺すビデオゲームがしたくなった…という心境に近いかもしれない。

最初に声を掛けたヤンキー風のアンチャンは、こんなキチガイのオッサン相手にしてられっか…という表情でその場から離れて行ったが、おもろそうやんけ!オレにやらせろ!という表情の浮かべたアンチャンが、3〜4人こちらに向かってゆっくり歩み寄って来た。

私に一番最初に近づいてきたのは、オレンジ色の髪の派手なファッションをした少年だった。ヤンキー、不良、チーマーというイメージはなく、ただのファッショナブルな若者という感じだった。身長は170cmほどで身体も細く、とてもケンカが強そうには見えなかった。

少年が戦闘可能な距離に入ったので、私は右フックを少年の左頬にブチ込んだ。夢の中のカラダは動きが鈍いことも多いが、この時は渾身の力を込めたハイスピードの右フックが少年の頬にヒットした。

しかし、右フックがヒットした少年の頭部は微動だに動かず、私のパンチは全く効いてないようだった。私は一瞬ひるんだが、夢の中のパンチが効かないことはよくあること(詳しくは9/27の体験記に)なので、私は攻撃を両手の親指で相手の両眼を突く「目潰し」に切り替えた。

両眼に私の親指がめり込んだ少年は、両眼を両手で押さえながら倒れ、地面をのたうち回っていた。その苦しみようは、眼の痛みだけでなく、自分の眼が潰れてしまい何も見えなくなった(もう二度と見えないかもしれない)という悲しみと絶望が感じられた。

「コレはホントに夢か?ココは異世界ではないのか?」。私は自問自答した。少年の苦しむさまはあまりにリアルだった。ここは異世界で、私はその世界の住人である少年から視力を奪ったのかもしれない。そんな考えが頭をよぎった。

ふと視線を横に移すと、こっちに向かって来ていたアンチャンの一人が見えた。こんなキレたヤツは相手にできねえ…という表情で、後ずさりして行った。私はケンカに勝利した喜びなど全くなかった。私の道楽のために、異世界の人間の若者の将来を台無しにしてしまった…という後悔の念でいっぱいだった。

その後すぐ覚醒し現実に戻ったが、後味の悪さはずっと残った。「もうオレもケンカを楽しむ歳じゃねぇ、ケンカは潮時だな…」と思った。

…などと言ってるが、またケンカをするかも度 ★★★★★
 


音は体脱の大敵! 体外離脱  2000/11/02

TVをつけっぱなしで眠ってしまったせいで、私はうつらうつらしながらTVを見ている夢を見たり、TVに出演している夢などを見ていた。そんな状態がしばらく続いた後、ふと気が付くと、私は近所を走っている鉄道沿いの道路上に立っていた。

「あっ!体脱してる…」、私はそう思った。夢を自覚した「明晰夢」ではなく、自分の感覚としては「体脱」であった。全然知らない場所ではなく、近所だからそう思ったのかもしれない。

私はフワッと浮き上がるような大きなジャンプをして、鉄道軌道上への侵入防止用のフェンス(高さ2mぐらい)の上にヒョイと登った。この行為自体にたいした意味はない、ただジャンプしたかっただけである。鉄道用の高圧電線が間近に見え、感電しそうでちょっと怖かった。

「さて、これからどこに行こうか…」と考え始めた時、どこからともなく大きな音が聞こえて来た。TVの音だった。内容までは聞き取れなかったが、その音が聞こえ始めると、アッという間に視覚は曖昧になり、幻体の感覚も薄らぎ、現実体の感覚がチラホラ感じられるようになった。

TVを正面で見ていた現実体の耳が、音源の方向を正面だと知覚しているため、幻体でカラダの向きを変えたり、移動したりしても、音が正面から聞こえてくる感じで幻体の方向感覚もムチャクチャになった。

その音を無視するような感じに意識を持って行くと、何度かホンの短い時間、音は聞こえなくなったが、すぐに音は復活した。結局、音の方向を強く感じる現実体の感覚を消すことが出来ず覚醒。

超音波公害度 ★★★
 


10月の体験記 12月の体験記 ホームへ戻る