エアーロケット。ウレタン製の黄色いロケットが3本付属しています。どれも同じ形状のロケットです。 | |
このようにロケットを筒に差し込んで,赤色の袋を強く踏みます。空気が勢いよく筒の先端から出て,ロケットが飛んでいきます。 付属しているロケットを差し込むと,写真のように半分程度まで入ります。 |
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私がやった改造がこれ。同じ形状では面白くないので,長さを変えてみました。上から3本目がもともと付属されていた標準のロケットです。一番下の長いものは2本使ってつなぎました。 いろいろなロケットを作るために,「エアーロケット」は2箱買いました。接続方法はウレタンが着く特殊な接着剤とフィラメントテープを用いています。 長さを変えると言うことは当然,質量も変わっています。また,筒に差し込める長さも変わってきます。最長のものは,黒い筒の根本まで差し込むことができます。 |
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愛知万博の実験ショーは,日本ガイシさんが用意してくれた「夢みる山」の特設ステージで行いました。最も長い4番目のロケットは,写真の「夢みる山」のテントの一番高いところまで到達しました。 一番短いロケットは・・・わずかしか飛びません。なぜでしょうか? 質量が小さいので一番飛びそうな気がしませんか? 実験ショーでは,この答えを探る過程をお客さんとやりとりしながら楽しみました。 ヒントは「長く差し込んだ方が長時間押される」「質量の大きい方が慣性力が大きい」などなどですが,なかなか奥が深い問題ではあるようです。 |
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「夢みる山」の特設ステージ。同じ会場でやっておられた北野貴久先生(神戸村野工業高校)です。 ここから発射して人力エアーロケットは無事テントの最上段に到達しました。 |
◆安全上の注意
・柔らかいウレタン製ロケットなので,一見,安全そうに見えますが,写真の2号機あたりからはかなり飛びます。発射角度30度ほどでも大きな体育館の端から端までは十分に到達することがあります。それくらいの威力・スピードがありますので十分注意してください。
・直に人に当たっても,大けがをすることはないですが,あわててよけたときに2次的な被害を呼ぶことも想像されます。
・垂直に打ち上げたときに,小さな子供が夢中でロケットを追いかけることによる事故にも注意する必要があります。