手づくりドラム 


 手づくりエレキギター・エレキベースができて、手づくり楽器バンド「HANDMADE(ハンドメイド)」の話が軌道に乗ったとき「ドラムだけ既製品じゃまずいだろう・・・」ということで意地になって作りました。鉄板加工など海老崎一人ではできないので、科学センター工場長の岡田高芳氏(現・京都市立弥栄中学校教諭)に難しい加工は全部やってもらいました。

 バスドラムとスネアドラムに「ピックアップに直接金属弦を接触させることにより、ドラムに近い音を出す」という機能を取り入れた、自作の「一部エレキドラム」です。 

 
スネアドラムは、原理が説明できるように透明アクリル
カバー仕様になっています。すべて廃材利用のため、
そのままではすごく見た目がひどかったので、カラーリ
ングは唯一お金をかけました。
もちろんペダルも自作。エレキギター
のトレモロアーム用のバネを使用し
て強度を保っています。
 
 もちろん、スティックも木材を削って加工した物です。普通のグラインダーではなく「ベルトサンダー」という研磨機を用いました。

 シンバル類の切り出しが大変しんどかったです。ぺらぺらの鉄板では全然良い音がしないので、それなりに分厚いのを用いています。グラインダーやコンターなどでは全く切れませんでしたので、「プラズマカッター」を使ってやっと焼き切りました。その後、グラインダー等でエッジを加工しています。また、写真には写っていませんが、シンバルの台もきちんと作って、叩いても転倒したりしないようにしています。

 唯一の失敗は、「HANDMADE」のメンバーが誰もワゴン車を持っていなかったことです。運搬しにくいので、時間をかけて作った割には、このドラムセットは「厄介者」になってしまいました・・・

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海老崎 功 ebisan@mbox.kyoto-inet.or.jp