「ガリレオ工房の身近な道具で大実験2」 掲載 「こども未来」掲載予定
みなさんは「浮沈子(ふちんし)」を知っていますか? 水を一杯に入れたペットボトルの中で浮き沈みする不思議な科学おもちゃです。これは醤油差しを使うと簡単にできます。私は「かわり浮沈子」を作るために、100円ショップなどをこまめに回りました。そこで見つけた「3匹のこぶた」は特に子どもに受けています。かわいらしい色つきこぶたが、私の言うとおりに浮き沈みするので、子ども達は歓声を上げ、不思議がります。
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(※H11 森井先生は兵庫高校に異動されました。) |
ボトルを横にして見てみます。浮いているときは醤油差しの中にはあまり水は入っていません。 |
強くボトルを握ると醤油差しの中にたくさん水が入ってきたのが見えます。これにより、浮力を失い沈むのです。 |
もう少し詳しく説明しましょう。ボトルを強く握ると、中の水が押されます。しかし水はほとんど縮まずに、醤油差しの中の空気を押します。空気は押されて縮み、その分、水が入り込んできます。これによって 浮力>重力 が崩れ、 浮力<重力 となり沈むのです。手をゆるめると再び醤油差しの空気が膨らみ浮力を取り戻し浮きます。 |
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子ども達は無い糸を引っ張ってみたり、磁石を疑ったり、いろいろな「タネ」の予想を言うので面白いですよ! |