超簡単リニアモーター 


H11年度ウチダ全国教職員発明考案コンクール奨励賞・・・回転モーターとのペアで受賞

 高校や中学校でリニアモーター実験を非常に簡単に行うための装置です。「安価・確実・簡単」かつ、必要な実験はすべて行えるという優れものです。(と私は思っています。(^^;)  大槻教授の実験ビデオ(山田善春先生出演場面)でも使用されました。(大阪市立科学館「月刊 うちゅう」掲載) 

◇装置の説明および特徴

1.L字アルミ材をレールに使いガタつきがない。

2.フェライト磁石の厚みに合わせた板を入れ、それにレールを貼り付けている。

3.磁石は上下(NS)の向きを変えられる。

4.電源は9Vの006P乾電池を用い、押しつけるだけで実験可能。

5.簡単に電池の向きを変えることができる。(押しつけるだけですので・・・)

6.移動体にはシャーペンの芯を利用して直進性に優れ、入手も簡単。

7.電池の代わりにゼネコン(手回し発電器)を接続することも可能。

 
◇写真左・装置全景
 
必要なものは台、フェライト磁石、電池、シャーペンの芯だけです。
材料費数百円です。
 
◇写真右・拡大図
 
電池の接点は実験直前によく磨いておきます。
◇写真左
 
直接006P電池をつけるとシャーペンの芯が動きます。
 
◇写真右
 
電池を逆にして押しつけると芯は逆に動き出します。
◇うまく動かないとき・・・原因と対策
1.レールに酸化皮膜ができた。→実験寸前にカッターナイフでさっとこすって磨く。
2.レールと磁石のすき間が大きい。→スペーサー用として薄い板を磁石の下に入れる。
3.電池が弱い。→新品に変えて下さい。アルカリでなくても十分です。
4.他に原因が見あたらない。→シャーペンの種類や太さを変えてみて下さい。
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海老崎 功 ebisan@mbox.kyoto-inet.or.jp