私のオリジナリティーが高いもの 


このページは,私が最初にはじめたことなどをまとめたページです。 学術的に意味のあることから,他の方にとっては取るに足らない小さなことまで記載しています。また,勝手に自己主張しているのではなく,時間を掛けて調査し記載しています。(学会論文,科学本,WEB,各サークル関係,理科関係ML,豊富な人脈,他) また,私の実践は論文やテレビ・新聞等のメディアや各種実験本や研究紀要,実験教室などでの実践記録があるものばかりですので,同様な実践をされていた方がいらっしゃれば,どちらが先か判断するときの客観的な資料になります。オリジナルに関する情報をお持ちの方や,ご意見などがある方は,ぜひページ作者までご連絡下さい。

「ホロスペックス」関係・・・ホロスペックス名刺。ホロスペックスを細かく刻んでたくさん作る工作(ミニホロスペックス)。それを科学工作や実験ショーのおみやげにすること(私と周辺の数人で既に数万枚配布した)。加工前の元シートを一般人で最初に入手(一部地域の東急ハンズ限定販売の1年半前,全国市販の3年前)。ホロスペックスでX線スコープ(別名スケルトン)と同じ遊びができることの発見と紹介。1枚で2度不思議なカード。
「球のレース」関係・・・力学的エネルギー実験器などをヒントに「坂の長短が違う」「レールの幅が違う」「底の長さが違う」コースの製作。怪しい博士数人がレース結果を予想し客を楽しませつつ惑わせる演出。球券とペンを観客に配布し全員がレースを予想するスタイル(科学実験とギャンブルを融合?)のサイエンスショー。なお,元の実験器は以前から市販されている。また一旦下がってすぐに上がるという底の無いコースは川上晃先生の考案です。
「人の吸引によるボウリング球浮上」関係・・・16ポンドのボウリング球を透明円筒容器に入れ,人の吸引のみで1m持ち上げる装置の開発および1年にわたる実験学習での実施(H19.4)。こども8人で無理なく10秒〜30秒ほどで持ち上がるもの(8人用メカ)と,こども5人で10秒〜50秒ほどで持ち上がるもの(5人メカ),大人1人で20秒〜60秒ほどで持ち上がるもの(1人用メカ)の3つを製作。ブロアなど機械利用で持ち上げるのは大阪市立科学館などのサイエンスショーで行われています。
「電気くらげ」関係・・・使用する風船の吟味の研究。湿度や材料,成功するための他にはない細部にわたる実験方法および安全上の注意。元の実験はでんじろうさんの考案です。
「逆電気くらげ」関係・・・浮上型の「電気くらげ」ではなく,「つり下げ型」で浮上する電気くらげの手法すべて。
「ニッケル水素充電池(エネループ)と手回し発電機を使った充電・放電実験」関係・・・小学校の学習指導要領にコンデンサーや手回し発電機を使った実験が新規掲載されるのにあわせ,教科書実験候補として「エネループを手回し発電機で充電し豆電球やLED電球を点灯させる実験」を開発(完成:H19:2007年1月)。教科書会社と検討を重ねるも三洋電機本社からのまさかの教科書掲載NGにより断念。同年10月,京都市青少年科学センターの次年度実験教室のための予備学習で2時間の実験学習として開発器具とともに外部にも披露。H20(2008年)年度,1年間の実験学習として京都市立全学校の小6生および中1生が体験。安全性等も確認し同年の研究紀要で「実験学習の報告」および「開発器具」について2編発表。また「教セ協研究発表会(物理部会)」でも発表。主な開発品は手回し発電機を思い切り回しても豆電球やLED電球が破損せず,また結線も不要な「iE簡単回路」。研究紀要や単行本等で発表済み。
「電動歯ブラシカー」関係・・・電動歯ブラシに大きめの洗濯ばさみを取り付け,それに直接,車軸とタイヤを取り付けただけの「振動で走る車」の製作と実験教室での実施。0−1mのタイムレースなどを行った(H15.7)。振動により走るアイデアは広島の土肥健二先生の「振動ゴキブリ」から頂きました。なお,携帯電話を直接載せて,その着信バイブレータで走り出すプラタワシ(「携帯カー」)をH18に京都教育大学院の授業で紹介しました。
「人の吸引によるペットボトルつぶし」関係・・・簡易気圧計(自作)により人の吸引時の圧力を測り,それが硬めの非炭酸系ペットボトル(2リットル)が吸引によりつぶれる圧力(約0.8〜0.9気圧)より大きいことを示し,実際に人の吸引のみでペットボトルを完全につぶす実験の手順および演示の考案。
「ブラックウォール」関係・・・円筒形の海苔巻きタイプに偏光に影響を与えない素材としてブッカーを利用した工作。なお,円筒形で可動物封入タイプは杉山清志さんが特許を取得されていますので注意が必要です。
「感熱シート」関係・・・感熱シート(シークレットシール)とアルミテープで抵抗の発熱を調べる実験手法すべて。
「エレキギター」関係・・・アクリル指板+アクリル三角コーナー材のフレット。糸巻きの工夫。身近な材料で作る工夫の一部(全部は調査不能)。エレキギターの教材化(各校の教員に製作させる講座)。自作エレキギターを科学の祭典等で演奏。
「分光カード」関係・・・ピンホールと分光シート(回折格子)でスペクトルを見るカード(筒などを使わない手法)。
「静電気で爆発」関係・・・チューブに封入した可燃性ガスを静電気で爆発させる簡単・安全な手法。
「アルコール爆発」関係・・・空き缶と紙コップの爆発実験に入れるアルコール(エタノール)の最適量や手法(霧吹き)の研究。それをマジックの延長で見せる展開手法。最適量などの研究結果を用いた安全なエタノールペットボトルロケットの実験手法。ビデオ解析から爆発時間がごくわずかであることを示し,この手法であれば軽量台車等に段ボール等(紙製品)を用いても良いことを紹介。空き缶と紙コップおよび軽量台車を使った作用反作用実験。これらと爆鳴気爆発などを織り交ぜたサイエンスショー(爆発ステージ!)。
「爆鳴気爆発・水素・酸素」関係・・・トアロンチューブ利用の超少量爆鳴気爆発実験。トアロンチューブに99%水素のみを封入し酸素がないと爆発燃焼しないことを示す実験。回転ピストン型気体採取器。注射器で正確な比率で採取した水素・酸素のシャボン玉爆発。丸風船やビニル袋を利用しての爆発実験の危険性と細長風船を利用する安全手法の紹介。導火線としてフラッシュ糸の利用。なお,ビニルチューブを手に持たせるスタイルは昔からあるようですが(原典不明),科学の祭典では武田一美先生が最も早いです。私はその手法・器具をさらに安全に行えるように改良して演示しています。また,チューブを走る爆発が音速を超えること(衝撃波の発生)を確認し紹介しています。
「ハミルトンはずみ車」関係・・・バンデグラフなどを用いず塩ビ管や風船の静電気だけで回る簡易装置。
「弾むシャボン玉」関係・・・普通のシャボン液でもできる膨らませ方や膨らませる器具(先割れ2重ストロー開発)の研究。
「逆さ振り子」関係・・・(ふしぎふりことも言う)倒立型の振り子のミニ工作(癒し効果がある机上のオブジェ?)の開発と,その科学工作をさせておみやげにする実験教室。アイデアの元となった大きな倒立振り子(演示用)は「デモンストレーション物理」に記載されていました。
「スプーン曲げ補助器」関係・・・小さな子どもでも硬いスプーンが曲がる補助器具。(サイエンスショー「てこでも動かん!」の導入部分のために開発)
「腕相撲必勝器」関係・・・握りの長さを3段階に変えられるタイプの製作(「てこでも動かん!」で使用)。元の装置(長さが変えられない)は平野裕一先生の考案です。
「超簡単真空ポンプ」関係・・・100円ショップの細長風船用「両方向空気入れ」の底部に簡単な接続部を取り付けただけの真空ポンプ。
「炭酸抜けま栓」関係・・・壊れた物を復活させて再び「雲を作る実験」に使う手法。
「アウトコインパズル」関係・・・4つあるといわれた伝説の手法(?)をまとめた。
「笛ガムもどき笛」関係・・・コリスの笛ガムと同じ原理の物をヤクルト容器などで製作。容積が大きすぎるとダメなことや穴の大きさの研究。
「ストロー笛」関係・・・普通の綿棒より大きな「シャワー綿棒」を使った音階が出せるストロー笛。(私の知り合い〜京都と広島〜で同じことをしていた人を二人発見。どちらが早いというつもりはないが,ダイソーの故郷広島がやや有利か?) ただし,この綿棒を連結して長いストロー笛を作り,1オクターブ以上の音階を出し,「燃えよドラゴンズ」を愛知万博のステージで演奏したのは間違いなく最初・・・。  
「エアーロケット」関係・・・市販品を改造して,質量や差し込みの長さ,慣性力などと飛距離の関係を見せる器具・手法。
「綿棒吹き矢」関係・・・柔らかい綿棒で紙を突き破る手法と,それを探究的実験に利用する展開。
「浮沈子」関係・・・蓋を握れば沈むものや,手を離しても沈んだままになるマジック的な手法。
「ヘルツの実験」関係・・・大型受信器の研究(振動数測定からリング径を設計)。感電しない火花部および送信アンテナ封入型の小型装置。接触抵抗を変えられる簡易コヒーラ実験器。
「沈む船」関係・・・泡の影響で船が沈む「ブローアウト現象」をペットボトルなど簡単な装置で見せる手法。
「コピアート」関係・・・乾式ジアゾを科学実験に用いる研究。ピンホールカメラには無理なことを紹介。単レンズカメラとのセットで教科書指導書への記載。箱カメラとのセット教材(ケニス)の開発協力。コピアート+単レンズカメラの使用は沖杉誠一先生が最初だと思います。 ※コピアートではなく,既に製造中止となったリコーの「ブルネオペーパーF」については小野操子さんが「現代と保育46号:1998年11月号」)の中で,高見真千子さんの実践について紹介されています。これが乾式ジアゾ利用の最初の文献ではないかと思われます。
「ジャイロ」関係・・・大型剣玉のプラスチック玉にジャイロを仕込んだ「ジャイロ剣玉」。
「発泡入浴剤の実験」関係・・・バブ(花王)とフィルムケースの実験を床や室内を汚さずにやる手法。
「瞬間ペン移動・いどうくん」関係・・・アイデアは古くからありますが,それを1枚の紙から作るという多那瀬学先生のアイデアを実現し単色コピーで複製可能なシートを製作。
「貝の加工」関係・・・貝ランプと貝スピーカーの設計・製作。(私に製作命令を下したのは杉原和男先生です・・・)
「フーとハーの温度」関係・・・温度と湿度が変えられる部屋(京都市青少年科学センター)を利用した巻き込み効果の研究。エアポールの利用。
「エアポール」関係・・・科学の祭典での利用。科学の祭典でのおみやげとして大量配布。ショーの中でのコミカルな見せ方(別ページ参照)。「フーとハー」の温度の違いを示す実験に利用。
「5or7」関係・・・科学的な見方を学習するトランプネタ。私と村田直之さんが科学の祭典全国大会(「球のレース」中,怪しい博士のネタ)で利用。
 
「マジック」関係・・・いくつかあるのですが,大人の事情でここでは公開できません・・・

この他にも小さな物や,共同開発のものが多くあります。特に前職(H9〜H15の京都市青少年科学センター)時代に「音関係」「大気圧・真空関係」「熱機関関係」「ブランコ実験関係」などは,物理部屋メンバーで協力して多数開発しました。それは私一人の力ではありませんし,ここのページに掲載するのはなじみません。ただし,他の方が同内容をそれら論文の引用記載等無しに利用(記述・発表や受賞等であり,ふだんの授業での利用は含みません)した場合は,それなりの対応を取ることもあります。詳しくはプロフィールページの論文集などをご覧下さい。

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海老崎 功 ebisan@mbox.kyoto-inet.or.jp