アルミパイプ琴 


 鉄パイプなどを叩くと良く響きます。長さを考慮して切断すると、固有振動によって音階を作ることもできます。

 しかし、鉄パイプの切断はけっこうしんどい! したがって鉄よりも加工がしやすいアルミニウムパイプで作ってみました。

   「アルミパイプ琴」

 手づくり楽器バンドHANDMADE(ハンドメイド)の演奏用として作りましたが、ステージでは一度も使用したことはありません。

 かなり響いて良い音がします。科学センターの催しなどでアルミパイプ風鈴工作などをやるときなどに、こういう物もできますよ、と紹介するくらいしか活躍の場がありません・・・

 単純に音階を作るだけでは面白くありませんので、次のような装置を考えました。

 実験教室やミニ科学の祭典などで、ブースの空きスペースに簡単な説明書きを添えて置いておくと、子ども達は勝手に遊んでいきます。結構難しいようですが「簡単!」といって30秒くらいで組み立てる子どもも多くいます。

 写真のように音階パイプは上部のトレイにまとめてあります。しかもドレミファソラシドの8本だけでなく、なぜか10本入っています。  自分で音階をさがしながらドレミファソラシドのパイプ琴を組み立てます。そして余った2本を「あまりパイプ入れ」に入れると・・・・・写真のようにパイプがはみ出したり、すき間があれば組み立て失敗!!  きちんと音階が組み立てられれば「あまりパイプ入れ」に入れた2本はちょうどぴったりはまります。 次の実験者のためにパイプは再び上のトレイに入れておきます。
 

 次の表にあげた数字はあくまで目安です。

 パイプの外径に対応する長さを書いていますが、パイプの厚みによって当然音階は異なってきます。(音階のバランスはとれますが・・・)

また、外径の小さい10mmの方が当然高い音がでますが、表では15mmのものより短くなっています。 これは10mmの方は1オクターブ高い音階を記入したからです。

15mmアルミパイプ琴    10mmアルミパイプ琴
198.5cm  ド  164.5cm
187.5cm  レ  154.5cm
177.5cm  ミ  146.5cm
172.8cm ファ 141.5cm
164.5cm  ソ  133.5cm
154.5cm  ラ  126.5cm
146.5cm  シ  119.0cm
141.5cm  ド  115.5cm

 パイプの支えは、なるべく振動を吸収しないように、質量の小さい素材などで「点接点」を作ってやります。本当は振動の「節」に当たるように作ればなお良いのですが,写真のように、毛が立ったような素材は結構響きます。空中にパイプを浮かせられれば「究極のパイプ琴」ができるのですが・・・無理ですね。

 パイプの工作は金切り鋸やコンター、ヤスリなどで簡単にできます。パイプの厚みの不均一のために微調整の必要がありますので、やや長めに作ってチューニングマシン等を使い、ヤスリで削って音階を合わせていきます。

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海老崎 功 ebisan@mbox.kyoto-inet.or.jp