ペットボトルロケット 


(H8青少年のための科学の祭典京都大会、H9青少年のための科学の祭典和歌山大会出展 他) 
 
 ペットボトルロケットのノウハウを一挙公開します。基本的な作り方は、たくさん出版されている本などを参考にして下さい。ミニタイプの仕様や翼の取り付けなど、細かいポイントに独自の工夫があります。
 
※ 基本的な注意
 
すべてに安全第一です。工作時や飛ばすときなどには細心の注意をしましょう。
・タンク用のペットボトルは必ず炭酸系を用います。非炭酸系は硬いですが破裂しやすいです。
・タンク用ボトルは傷ついたら使用不可です。「数回飛ばしたら交換」という意識を持ちましょう。
・500mlは小さいので飛ばないなどと思わないで下さい。専用発射台(タンクに詰める空気圧
 が調整可能のもの)を利用して強烈に空気を詰めると100m程度飛ぶこともあります。
・短いものや、先の丸いロケットは直進性に欠け、思わぬ方向に飛ぶことがあります。
・専用発射台利用では簡単に100m飛ぶものがあります。ゴム栓利用発射台でも100mを
 超えた例があります。
・1.5リットルダブルタンクは150m以上飛ぶときもあるので、市街地ではまず飛ばす場所は
 ないと考えて下さい。

※ 飛ばすときの注意・・・万一当たれば重大事故にもなりかねません!

・必ず十分広い場所で大人の人と一緒に行い、まわりの人にも注意を促しましょう。
・必ずポリウレタン製などのソフトトップをつけましょう。
・翼などには危険なものは使わないようにし、エッジにはビニルテープを貼りましょう。
・狭いスペースのときは釣り糸をつけたり、予め張ったワイヤーに通したりして工夫しましょう。
・専用発射台利用の時は電動空気入れは使用不可です。内圧が高まりすぎて破裂する危険
 があります。
500mlのボトルを利用したロングタイプ本格ロケット。右はダブルタンクタイプ。
ダブルタンク用の特注金具とパッキン。
500mlボトルでも大変よく飛びます。
やや硬いプラスチックの翼はOHPシートを曲げて、両面テープで接着しています。
左・500mlミニドリルタイプ。
右・600mlミニドリルタイプ。
ドリルタイプの翼の取り付け方法。オリジナルアイデアの左・鳩目、右・プラ板+両面テープ
1.5リットルタイプのダブルタンク。連結部観察用に切断しています。
左・1.5リットル本格タイプ。
右・翼に500mlボトルを切断して利用。
左・炭酸系ボトルをつぶして翼に。
右・左ともホッチキス+テープで固定。
市販ソフトトップ。同様なものは飛ばすときは安全のため必ず取り付けましょう。
飛ぶたびに壊れるサンダーバード?号タイプと地をはうロケット「ペットロッド」
1.5リットルタイプ。右はドリルタイプ。左のものはトップをつけないと抵抗が大きすぎます。
左・非炭酸系のボトルを翼に利用。変形対象型の翼でもよく飛びます。
500mlミニタイプ。両側の二つは空気抵抗が大きすぎてほとんど飛びません。
翼を止めるオリジナルアイデア。穴の部分はプラ板を熱で溶かしてボルト状にしています。
1.5リットルドリルタイプと500mlのミニロングタイプロケット。
強烈な取り付け角の回転翼。ものすごく回転して、ゆっくり落下してきます。
ヒンデンブルグ号をまねして作ってみました。船体をもっとリアルにしたかったのですが・・・。
後ろからの写真。ちゃんと発射台にも取り付け可能ですが、飛ばしたら壊れそう。
ダブルタンク作製用道具。これがないとボトル中のナットを締められません。最近はこういう器具も市販しているのでしょうか? (あまり売れないと思うけど・・・)
これは鉄工所に頼んで作ってもらいました。両側にネジ切りした穴あきボルトを、ボトルの底に穴をあけて通し、ゴムパッキンをして連結用の6角ナットで締め付けます。
京都市青少年科学センター第8実験室。後ろの壁に海老崎作のロケットが吊してあります。これ以外にもたくさん作りましたが、何度も飛ばしたので壊れました。
 H8青少年のための科学の祭典京都大会には「トリプルタンクロケット」も持ち込みました。それは活動記録ページのH8科学の祭典京都大会のページ中の写真で見ることができます。
 
◇注意 ロケット製作時の怪我などには十分注意して下さい。
      また、飛ばすときは大人の人と一緒にやりましょう。
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海老崎 功 ebisan@mbox.kyoto-inet.or.jp