■ データ
データを取った期間は99年2月16日から同年11月22日まで。東京穀物取引所に上場されている2000年1月限と3月限のとうもろこし終値における相関を分析した。
■ 価格のヒストグラム
■ 相関・回帰分析
価格は正規分布しないので、リターンを使っての相関がなければ、サヤ取りは危険。
以下の結果では、X=1月限、Y=3月限とした。括弧内の数値は傾きの95%信頼区間で、Rは相関係数である。
計算はすべて「クイックベータ」で行った。
◎ 価格による回帰式
◎ リターンによる回帰式
■ 結論
価格は正規分布していないが、価格どうしでの相関が高く出ている。が、リターンを使っての相関も97.5%とかなり高い。
データを取った期間での判断になるが、大豆相場と比較すると、とうもろこし相場の方がサヤ取りには適しているようだ。
ただし、限月が交替すると、相関関係が変わる可能性があるので、注意。