お盆に、家にお坊さんが来られました。
私はお坊さんに、「人は死ぬとみんな二十歳くらいの青年(娘)になるそうですが、本当ですか?」と訊ねました。お坊さんはこう答えられました。
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あの世には、年齢という概念がないのです。子どもで亡くなっても、お年を召されて亡くなった方も、みんな一番いい時のその人になるということです。
もしも足を悪くされて車椅子に乗って過ごされていた方でも、あの世では足は自由に動くでしょう。
赤ちゃんで亡くなっても、あの世では赤ちゃんではないでしょうし、あの世には老人もいないでしょう。あの世では親、子という上下関係もありませんので、存命中の間柄とは違っているでしょう。
でも、もしあなたがあの世に行かれて、ご家族の方にお会いになってお名前を呼ばれたなら、その方が振り向かれた時は、あなたの思っているお顔をされていることでしょう。
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