メール版「<吉本隆明>本 新刊のお知らせ (04)」2004年上半期

 ●2004年上半期のバックナンバーの一部(※内容は少し修正してあります)
 
 ▲(その1)2001年分、2002年分はこちらへ

 ▲(その2)2003年上半期分はこちらへ
 ▲(その3)2003年下半期はこちらへ
 ▲(その5)2004年下半期はこちらへ

     ※この「お知らせ」は<吉本>本読者に送信しています
            定期送信ご希望の方はお申し込みください
      <吉本>本発行者様はぜひ情報をお寄せください。     

三月書房                お問い合わせはメールでどうぞ
〒604-0916 京都市中京区寺町通二条上ル西側 (京都銀行の北3軒目)
◇TEL 075-231-1924     ◇FAX 075-231-0125

▲<吉本>本のページへ戻る ▲三月書房ホームへ


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/06/29
 

○「漱石の巨きな旅」 2004/07/24刊予定 税込み1260円  NHK出版

  [宣伝文]
     30代の英国留学、そして後年の満韓行という2つの旅が、漱石の作品形成に
   どう影響を与えたかを明らかにした画期的な漱石論。
 
   ※どこかの紙誌に既発表なのかとか、執筆か口述かとかの詳細は不明です。
     定価からみてあまり分厚い本ではないようです。
 

○「思想としての『幼年』(仮)」吉本隆明&芹沢俊介  彩流社
     判型 四六判上製 税込¥1680

  [宣伝文]
   両者が切り拓いてきた「対幻想論」「家族論」の領域を、「幼年」に焦点を当てる
   ことでさらに豊饒なものとするスリリングな対話。
   「こころ」「人類史」の新地平がみえる。

   ※先に7月上旬の予定とお知らせしましたがやはり遅れてます。
     今のところ08/20の予定となってます
   

○作品社の「全南島論」はさらに遅れて10月以降となりました。


◎非〈吉本〉本新刊のお知らせ

  渡辺京二著「江戸という幻景」弦書房  
   税込価格 2,520円(本体2,400円+税)
   
  芹沢俊介著「死のありか」晶文社
   税込価格 2,415円(本体2,300円+税)

  芹沢俊介著「家族という暴力」春秋社
   税込価格 1,785円(本体1,700円+税)


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/06/19
 

○「米沢時代の吉本隆明」斎藤清一 編著
      定価2000円+税 梟社刊/発売=新泉社
  
  ◎目次
    はじめに
    米沢時代の吉本隆明
     米沢遊学以前
     昭和十七年(1941)
      正気荘入寮/宮沢賢治の衝撃/ほか
     昭和十八年(1942)
      姉政枝のこと/五代校長森平三郎/ほか
     昭和十九年(1943)
      時局下の年度末テスト/処女詩集「草奔」/ほか
    吉本隆明氏に米沢高等工業時代を聞く
     (※平成11年2月20日。於・吉本宅。この項は74頁あります)
    回想の米沢高等工業時代と吉本隆明
     (郷右近厚ほか全6名)
    吉本隆明の米沢関係文章一覧
    あとがき
    
  ※斎藤氏が過去に自費出版されたパンフ「米沢時代の吉本隆明」全7冊を元に、
    加筆再編集された本です。珍しい写真や図版が多数収録されています。
    先のパンフをお持ちの方も、たいへんに読みやすくなっていますからぜひご購入ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/06/11
 

○「樹が陣営27号:『知』はそしてトリビアになった?」
    (定価1000円+税、通販送料210円) 編集工房・樹が陣営
    本日入荷しました。

  ※吉本氏と直接関係のある記事としては
   ●添田馨「吉本隆明 論争のクロニクル」があります(2段組11ページ)

  ※詳しくは編集工房・樹が陣営のサイトをごらんください。
   
  ※バックナンバーも少し在庫ございます。
   在庫一覧はこちらをごらんください    


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/06/10
 

○猫々堂「吉本隆明資料集38」
    『試行25[1968.08]』(復刻版) 1250円+税

   本日入荷しました。ご予約者には発送いたしました。
   

 ※同封されていました「猫々だより35」によりますと、「試行」の復刊は28号(資料集第41集)
     までで第1期が終了とのことです。
  「資料集第42集」からは「補遺編」を拡張したかたちの新シリーズになるそうです。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/05/31
 

○「今氏乙治作品抄」(2004/05/09初刷) 編集・発行責任者 宿沢あぐり
    
  ※原則として非売品ですが頒価800円+税にて販売させていただきます。
     A4判 38頁 (「吉本政枝拾遺歌集」と同じく、編者による手製本です)
  
  *収録作品「涙」
       「秘密」
       「釈明」
       「少女におくる初夏の詩」
       「雪」
       「短詩」
       「短編二つ」
  *初出一覧
  *「『今氏乙治作品抄』について」宿沢あぐり

  ◇今氏乙治
    明治35年7月28日生まれ
    大正15年3月25日早稲田大学文学部卒業(文学科英文学専攻)
    昭和20年3月10日の東京大空襲にて行方不明
    
   今氏氏は吉本隆明さんが小学校5年から工業学校4年ころまで通われた私塾の先生で、
   この塾には田村隆一さんや北村太郎さんも通っていたという話は、吉本本の読者諸氏
   はご存じでしょう。
   この私塾とその先生のことは吉本氏の著書のあちこちに出てくるはずですが、「少年」に
   収録の「今氏先生の私塾」という文章がわりと詳しいようです。
   その吉本氏の文には「この塾通いの日々は、生涯の輝いた時代だとおもえる」とあります。
   今氏氏は早稲田高等学院時代は尾崎一雄と一緒に創作活動していたそうで、今回の収
   録作のいくつかは同校の「學友會雑誌」からの再録です。
 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/05/21
 

○「思想としての『幼年』」
  芹沢俊介との対談本。
  四六判・上製・予価1600円
  7月上旬刊行予定(※たぶん遅れるでしょう)
  発行・彩流社
  

○「米沢時代の吉本隆明」はまたまた遅れていて、
     いまのところ6月中旬刊の予定だそうです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/05/17
 

○「遺書」文庫版 税込み693円  角川春樹事務所

 ※これは1997年刊本の文庫化ですが、新たなあと書きも解説も一切附されてません。
  

◎現在入手可能な〈吉本〉文庫本リスト
  (対談相手と聞き手は省略)

    言葉からの触手(新装版) 河出書房新 567円
   ハイ・イメ−ジ論 3   筑摩書房 1,155円
  ハイ・イメ−ジ論 2   筑摩書房 1,365円
  ハイ・イメ−ジ論 1   筑摩書房 1,365円
  天皇制の基層        講談社  1,155円
  だいたいで、いいじゃない。文藝春秋  600円
  吉本隆明の僕なら言うぞ! 青春出版社 550円
  最後の親鸞        筑摩書房 1,050円
  私の「戦争論」      筑摩書房  735円
  定本 言語にとって美とはなにか 2 角川書店 680円
  定本 言語にとって美とはなにか 1 角川書店 700円
  柳田国男論        筑摩書房 1,260円
  少年           徳間書店  500円
  夜と女と毛沢東      文藝春秋  470円
  背景の記憶        平凡社  1,260円
  なぜ、猫とつきあうのか  河出書房新 609円
  わが「転向」       文藝春秋  390円
  宮沢賢治         筑摩書房 1,260円
  マチウ書試論       講談社  1,260円
  西行論          講談社  1,103円
  改訂新版 共同幻想論   角川書店  567円
  僕ならこう考える     青春出版社 540円
  対話日本の原像 梅原猛   中央公論新 509円 ※在庫僅少
  追悼私記         筑摩書房  819円
  日本人は思想したか    新潮社   540円 ※売り切れ
  高村光太郎        講談社   999円 ※在庫僅少
  書物の解体学       中央公論新 673円 ※在庫僅少

 ※以上は在庫ありますが、在庫僅少のものも少なくありません。
  価格は税込みと税抜きが混在しています。


 ※以下は在庫ありません。古書店でお探しください。
 
  吉本隆明初期詩集     講談社   
  親鸞           平凡社   
  マス・イメ−ジ論     ベネッセコ
  空虚としての主題     ベネッセコ
  超資本主義        徳間書店  
  悲劇の解読        筑摩書房
  言葉の沃野へ 下     中央公論新
  言葉の沃野へ 上     中央公論新
  ダ−ウィンを超えて 今西錦司 中央公論新
  情況としての画像     河出書房新
  語りの海吉本隆明 3   中央公論新
  語りの海吉本隆明 2   中央公論新
  語りの海吉本隆明 1   中央公論新
  初期歌謡論        筑摩書房
  源氏物語論        筑摩書房 
  吉本隆明歳時記       廣済堂出版
  源実朝          筑摩書房  
  悲劇の解読         筑摩書房  
  相対幻論         角川書店 
  世界認識の方法      中央公論新
  心的現象論序説 改訂新版 角川書店


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/05/08
 

○猫々堂「吉本隆明資料集37」
    『試行24[1968.04]』(復刻版) 1250円+税

   本日入荷しました。ご予約者には発送いたしました。
   

吉本氏は2月にちょっと入院されていたので、ここしばらくの雑誌や新聞には原稿を書いて
おられないようです。「SAGHIT」も休載でした。
入院関係はばななさんの日記(2月上旬あたり)にて少し読めます


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/04/14
 

思潮社の新刊2点入荷しました。

○「母型論〈新版〉」
  B6判 263頁  税込価格 1,890円(本体1,800円+税)

  ※新版「あとがき」(2004年2月)及び瀬尾育生さんの解説が付いた以外は
   1995年学研版と同じ内容です。
   

○「吉本隆明代表詩選」高橋源一郎・瀬尾育生・三浦雅士 編
   附「詩を中心とした吉本隆明略年譜(高橋忠義・編)」
   B6判 254頁 税込価格 1,890円(本体1,800円+税)
  
  ※編者3名の「あとがき」が付いた以外は、詩本文、3名の討議、
   略年譜等すべて「現代詩手帖2003/10:特集吉本隆明とはなにか」
   に収録されたものと基本的には同じ内容です。新たに詩に脚注のよ
   うなものが附されていますが。
   

○「米沢時代の吉本隆明」斎藤清一 編著 梟社(新泉社・発売)
  5月中旬発行予定と決まったようです。予価2000円。
 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/04/05
 

○「新編 吉本政枝 拾遺歌集」編集・発行責任者 宿沢あぐり
  (2004/01/12初刷  2004/03/28二刷)
  A4判 32頁  (非売品) 頒価800円+税 
  
  *短歌144首
  *初出一覧
  *「新編 吉本政枝 拾遺歌集」について
  *家族集合写真及び月島小学校高等科卒業写真各1葉

  ◇吉本政枝
    大正11年7月22日生まれ
    昭和23年1月13日死去
    吉本隆明さんの姉
    
 ※送料はこれ1冊の場合160円です
 ※宿沢氏から直接購入される場合は実費のみで送料込み800円とのことですが、
   当店の通販ですと税と送料が余分にかかってしまいます点をご了承の上でお申し込みください。
 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/03/23
 

○猫々堂「吉本隆明資料集36」
    『試行23[1967.12]』(復刻版) 1250円+税

   本日入荷しました。ご予約者には発送いたします。
   
※同封されていました「猫々だより33」によりますと、「東京人 3月号」に、
 『空閑地』という(エッセイ?インタビュー?)が掲載されているそうです。
 通常当店には入荷しない雑誌のため気が付きませんでしたから、
 現在、在庫はございません。
 

○思潮社から2月下旬刊行予定だった「母型論」と「吉本隆明代表詩27選」は、
  どちらもやや遅れて4月初めに刊行されるとのことです。

○作品社から刊行予定の「吉本隆明 全南島論」は延び延びになっていますが、
  いまのところ6月刊の予告がサイトに掲示されています。 
 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/02/25
 

○「文藝別冊 総特集 吉本隆明 詩人思想家の新たな全貌」
      全224頁 本体価格1143円 河出書房
      
 本日の新刊です。ご予約者には本日発送します。
 これ1冊の送料は160円です。
 
 内容は01/27にお知らせした通りですが、
  【ロング・インタビュー 詩と思想の60年 吉本隆明 
   聞き手 加藤典洋、高橋源一郎、瀬尾育生】は22頁分です。
  
  【吉本隆明エッセイアンソロジー】には「佃んべえ」「戦争の夏の日」ほか全9編が
   収録されています。おそらくすべて単行本既収と思いますがすぐにはわかりません。

=================================
◎非〈吉本〉本新刊のお知らせ

 「日本近世の起源:戦国乱世から徳川の平和へ」
  渡辺京二著 本体2800円+税 弓立社
  
 ※〈吉本〉本ではありませんが、読者がかなり重なっているような印象がありますので
   お知らせしておきます。
  
  この本は先に葦書房から出て、たくさん売れた「逝きし世の面影」の続編です。
  「週刊エコノミスト」連載を大幅改稿とのこと。
=================================


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/02/16
 

去年の12月に出た本ですが見落としてました。すみません。

○「我自由丸:ガジュマル」3500円 マガジン・ファイブ 
  遠藤ミチロウ/写真・遠藤貴也
 
 これは[PHOTO&CDブック]ということで、遠藤ミチロウの写真集と全10曲
  入りの新曲CDがセットになった本です。
 これに吉本氏との特別対談が掲載されてます。
 この対談は2003年3月に吉本宅で収録されたもので、2段組10頁分の対談と
  対談時の写真が8頁分ほどです。
  対談前に吉本家にて行われたライブ演奏もCDに収録されてます
 ようするに、遠藤ミチロウの音楽が好きな方にはお買い得な本ですが、
 吉本氏の対談だけに興味がおありの方にはやや高いかもしれません。
 書影などはAmazonでごらんください

 この対談は1983年におこなわれた「カルチャーの瓦礫の中で」の続編と記されています。
 先の対談は吉本氏の対談集にも収録されていたと思いますが、現在は遠藤ミチロウエッ
 セイ集「嫌だっと言っても愛してやるさ2003リミックス版」DVD付き3200円にて読めます。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/02/13
 

○「人生とは何か」1650円 弓立社 

  きょうの新刊です。ご予約者には本日発送します。

  宣伝文には「吉本隆明が初めて人生の全てを語る」とありましたから、語り下ろしの
  インタビューかと思いましたが、短文と、講演をテーマにそって並べた本でした。

  文章のほうは「プレジデント」「週刊文春」「婦人公論」「週刊文春」「宝石」「洋泉社y新書」
  「週刊新潮」などに、比較的近年掲載されたものです。

  講演は下記の時と場所が記されていますが、主催者は不明です。
  まさか交通安全協会とか青色申告会ではないではないでしょう。
  「家族の問題とはどういうことか」六本木交通安全センター 1991/02/17
  「恋愛について」東京日仏会館 1988/03/04
  「私と生涯学習」文京区女性センター 1993/10/3
  「死を哲学する」本郷青色申告会館 1990/11/11

  どれとどれが単行本未収録なのかは、猫々堂さんにでも聞いてみないとすぐにはわかり
  ませんが、半分以上が初収録のものではないかと思います。
  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/02/07
 

○「吉本隆明全講演ライブ集(07)ヘーゲル、フーコー、その他」
   *ヘーゲルについて
   *フーコーについて
   *生命について
   3講演/CD6枚組/テキスト(100頁附き)
   
  発行・吉本隆明全講演CD化計画 定価:本体9000円+税
      

 ※本日入荷しました。
  今回も送料はサービスです 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/02/03
 

○猫々堂「吉本隆明資料集35」
    『試行22[1967.09]』(復刻版) 1250円+税

   本日入荷しました。ご予約者には発送いたしました。
  
   
※同封されていました「猫々だより32」によって知ったばかりですが、
 「Slownet」というサイトに吉本氏のインタビューが掲載されてます。
 「受け身の優しさを湛える下町の巨人  第1回 下町のスローウォークが大好き 」
  http://www.slownet.ne.jp/members/op/int/200312/hon-1.asp


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/01/30
 

突然ですがまたまた新刊が出ます。
○「人生とは何か」1650円 弓立社 2月中旬刊予定

 宣伝文
  胎児から少・青年、壮年、老年、死まで。
  吉本隆明が初めて人生の全てを語る。
  
 目次
  1 人生
  2 家族
  3 少年・青年
  4 中年
  5 老年
  6 死
  
 ※装幀は同社刊の「心とは何か」と対のような雰囲気です。
 ※今のところ、12日あたりに入荷するのではと予想されます。
    ご予約ください。これ1冊の送料は210円です。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/01/28
 

○「現代詩手帖2004/02」本体価格1200円 思潮社

  「詩学序説」(正)七五調の喪失と日本近代詩の百年
           (続)初期象徴詩の問題
        
  ※正編(2段組14頁)は「文學界 2001/02」掲載の再録です
   続編(2段組15頁)は書き下ろしです。編集部のNoteによりますと
   「…。日本近代詩の初発段階、七五調の音数律から離脱する象徴詩人たちの
       課題に立ち返り、『日本語の詩とは何であるのか』を正面から見据える五十枚
       近い力編だ…」そうです。
   

この号にまたまた<吉本>本の近刊案内が2冊載ってます   

○「母型論」 予価1800円 思潮社 2月下旬刊予定

  これは1995/11に学研から刊行された本の新装復刻版です。
  この本はわずか数年で絶版になっていましたから、復刊は歓迎すべきことでしょう。
    瀬尾育生さんの書き下ろし解説がつくそうです。
  この本は故安原顕さん編集の「リテレール」連載が元ですが、あと数回分未収録に
    なっています。今回の本にその分も増補してくれるとよいと思い版元にたずねたとこ
    ろ、著者ご本人が書き足して続編を1冊にまとめる意向とのことでした。そういうこと
    でしたら期待しつつ、気長に待つしかありません。
  

○「吉本隆明代表詩27選」高橋源一郎、三浦雅士、瀬尾育生編 
   予価1500円 思潮社 2月下旬刊予定

  これはたんに「現代詩手帖2003/10」の掲載の「討議」と「代表詩」を単行本化した
    普及保存版とのことです。10月号をお持ちの方には、ご不要でしょう。
   (まだ10月号の在庫もございます)
  たぶんフォントは大きくて読みやすくなっているでしょうから、贈答用にでもご利用ください。
  吉本氏本人が、代表作の選出に対する感想を載せてくれれば、商品価値が上がったと
     思いますが、それだけのためにまたまた買い足さなくてはならなくなるのもたいへんでしょう。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/01/27
 

○KAWADE夢ムック/文藝別冊「吉本隆明:詩人思想家の新たな全貌」1143円 河出書房
  (いまのところ2月23日刊予定です)
 
 *内容詳細を、樹が陣営工房主・佐藤氏から知らせていただきました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 【ロング・インタビュー】 詩と思想の60年
  吉本隆明  聞き手 加藤典洋、高橋源一郎、瀬尾育生
 【フォア・ビギナーズ 吉本隆明】
 (対談)勢古浩爾×佐藤幹夫「偏愛こそ最強である――路地裏からの吉本談義」
 (インタビュー)呉智英「『大衆の原像』異論」(聞き手・佐藤幹夫)
 【吉本隆明エッセイアンソロジー】
 【エッセイ】
  鶴見俊輔・大西巨人・長谷川龍生・芹沢俊介・長崎浩・高山文彦・福間健二・
  佐藤幹夫・山下悦子・立岩真也・宇野邦一・中条省平・遠藤ミチロウ
 【完全ブックガイド】
  安藤礼二
 【論考 新しい吉本隆明】
  山口昌男・小沢秋広・友常勉・仲俣暁生・松本潤一郎
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※いまのところ【吉本隆明エッセイアンソロジー】の内容は不明です。
※このリストでは不明ですが、この別冊シリーズの既刊は、写真や挿絵の類がわりと豊富
  な印象です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/01/26


○『「ならずもの国家」異論』本体価格1500円 光文社

  *帯の文から
    イラク戦争、自衛隊派兵、拉致、不況の本質を喝破!
    
    国家は宗教の最終形態です。大昔からある宗教をつぶそうなんてことは
    原理的に無理なのです。

  *詳細な目次はこちらにあります
  
  *第7章に「素晴らしい本二冊」という小見出しがあり、これを仕入れると売れるだろうと
    期待してましたが、「日本国勢図会」という年鑑ものと、すでに絶版になっている「成長
    する都市、衰退する都市(佐貫利雄)」だったのでちょっと残念でした。佐貫氏の本は
    10年位前にも弓立社の講演集だったかで数冊取り上げておられて、その時はちょっ
    と売れました。どこかの出版社が文庫にしてくれるといいのですが。  


●前号でちょっとお知らせした「全集」の件ですが、急に出すと言いだした出版社はまだ吉
  本氏の同意を得ていないようです。以前からゆっくりと準備していた出版社のほうは、話
  は通してあるそうですが、まだ具体化はかなり先のつもりだったようで正式な契約はして
  いないようです。しかし、後からの出版社がこのまま突っ走ることは、常識的に考えてむ
  つかしかろうと思います。
  ほかの著者たちの前例をみても、やはり行き届いた全集は著者の没後に編纂するべき
  ものでしょう。当面は、勁草書房の全著作集が絶版になり、手軽に読めなくなった文章が
  多い、1970年ごろまでの分を増補再編する程度でいいのではないでしょうか。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/01/22
 

○KAWADE夢ムック/文藝別冊「吉本隆明」1143円 河出書房
  いまのところ2月23日刊予定です。
  ご予約ください。
  
 書店向けの宣伝によりますと「加藤典洋、高橋源一郎、瀬尾育夫による吉本隆明インタビュー、
 ブックガイド、新鋭による吉本論も収録。21世紀のための吉本隆明特集」とのことです。
 いずれもう少し詳しい内容を「樹が陣営工房」から知らせてもらえることになってます。
 

○「ならずもの国家」は22日か23日刊行と聞いていますしたが、きょうは出なかったようです。
 取次サイトの明日の予告にも上がっていないので、さらに遅れるのかもしれません。
  (※24日発売との連絡がありました)
 

○「吉本全講演CD(07):ヘーゲル/フーコー」は2月に延期と決まりました。
 CD盤は完成しているが、冊子の校正が吉本氏宅で停滞しているとのうわさです。
  (※弓立舎のサイトを参照してください)
 

○「米沢時代の吉本隆明(仮題)」は著者の斎藤氏からの連絡によりますと、
 1月5日にすべての原稿と資料を出版社に送付し終わったとのことです。
 「この陽春ころ上梓できそう」とありました。陽春といいますと3月上旬あたりかと思いますが、
 東北とは季節感にずれがありますから、4月ごろになるのではなかろうかと予想してます。
 
 内容は
  「*はじめに、*読む年譜、*インタビュー、*同窓生の回想、吉本作品米沢関係リスト、
   *むすびにかえて」だそうです。
 

●これはまだぜんぜんあてにならない情報ですが、某社が「吉本隆明全集」を刊行するとのこと。
  ところが別の筋の情報では、この某社とは別の社でも計画が進んでいるとのこと。この別の社
  の方が先に手をつけているそうなので、あとから割り込む某社との調整がどうなるかとか、いろ
  いろややこしそうなので、具体的な発表があるのはまだまだ先のことになるでしょう。
 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/01/17
 

○「樹が陣営26号」(本体価格1000円、通販送料160円)入荷しました。

  この号には直接的な関係記事は載ってないようですが、間接的には関係がなくもないよう
   に思えますから、お知らせしておきます。
  
  主な目次は
   この国はどこに向かっているのか
    【1−政治/戦争/テロリズム】
     橋爪大三郎「二大政党制と自民党政治の行方」
     佐伯啓思「自衛隊のイラク派遣をめぐって」
     櫻田淳「イラク自衛隊派遣と軍事理解の『惰性』
     宗近真一郎「アメリカン・リポート(1)」
    【2−〈性〉】
     ●(特別掲載)岸田秀氏との対話「ニッポンの〈性〉はどこへゆくのか」
     ●少女の〈性〉はなにを映すか(新鋭特集)
    【シリーズ・人間学のために〈言語・身体・表象〉1】
     小浜逸郎「沈黙論1」/滝川一廣「言葉の発達」/村瀬学「助動詞論」

   詳しくは編集工房・樹が陣営のサイトをごらんください。
   http://www5e.biglobe.ne.jp/~k-kiga/
   
  ※一箇所訂正しておきます
   この号の編集後記に「[吉本特集]の号はさすがに動きがよく、…、京都の三月書房
   さんでは、昨年の売上げベストの2番目にランクされるほど…」とありますが、1番目
   の間違いでした。昨年末に発行した「三月書房販売速報(仮題)70号」にそのように
   仮発表したのですが、その後集計仕直してみると、「樹が陣営25」105冊、
   「夜想復刊号」103冊で、1位と2位が入れ違っていたことがわかりました。
   せっかく宣伝してもらったのに、こちらのミスで堂々の1位とならなかったのは、長く
   残る雑誌だけにちょっと惜しかったです。
    

○「別冊文藝:吉本隆明特集」(予価不明。1000円程度?) 河出書房
  
  「樹が陣営26号」と樹が陣営のサイトを見ていて知ったばかりですが、樹が陣営工房主
  の編集協力にて、「別冊文藝:吉本隆明特集」が2月に出るようです。このシリーズは
  「森茉莉」「山田風太郎」「寺山修司」「澁澤龍彦」「須賀敦子」などがよく売れている、なか
  なか読み応えのある雑誌です。
   もう少し詳しいことがわかればお知らせします。
 

○「現代詩手帖2月号」掲載の吉本氏の「詩論」は30頁分くらいのボリュームだそうです。
  28日発売です。
  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/01/14
 

○「現代詩手帖2003/09」に掲載が予告され、その後10月号、11月号と延び延びになって、
  ついに12月号からは予告すら載らなくなっていた、あの「詩論」がついに2月号に載るこ
  とになりました。
  
  「詩学叙説」(正)七五調の喪失と日本近代詩の百年
          (続)初期象徴詩の問題

  この号は先の9月号や10月号のような吉本特集号ではありませんから、
  表紙に顔写真のアップはないそうです。
  この詩論のボリュームがどの程度なのかは現在問い合わせ中です。
  ※「30ページぐらいになりそうです」とのことです(01/15)
  
  定価1200円(本体1143円)、通販の送料は100円。
  1月28日刊行です。
  
  お入り用の方はご予約ください。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2004/01/13
 

昨年の吉本本は、おそらく過去最高の刊行数だったような気がします。
おかげさまで売れ行きも好調でした。
今年もよろしくお願いします。

○「別冊 Niche[ニッチ]1 特集:9.11/3.20以降の世界史と日本の選択」
   Niche編集室●編 A5判 80ページ並製 定価500円+税

  年末に出る予定が雪のためとかで遅れてましたが、やっと入荷しました。
  ご予約者には発送しました。
  全80頁の内、吉本氏のインタビューは2段組で33頁分あります。
  (この本1冊の送料は160円です)
  
 以下は批評社のサイトに載っていた紹介文と目次です。
 http://hihyosya.co.jp/index.html
----------------------------------------------------------------  
 ◇編集室から―『別冊Niche[ニッチ]』第1号が刊行となりました。
  特集は吉本隆明インタビューをメインとした「9.11/3.20以降の世界史と日本の選択」です。
  500円のワンコイン・ワンテーマのブックレットとして、また次号ではガラッと違う特集をお
  届けする予定です。時代の批評精神を忘れずに、出版社と読者とのコミュニケーション・
  ツールとして、意義のある紙媒体として継続発行してゆく所存です。ご意見お待ちしております。

 ◇目次

  View 写真=佐藤英之
  ■第1部 吉本隆明氏インタビュー
   〈真の人間的解放〉とはなにか〜新しい歴史観の創造
   [聞き手]津森和治氏
 
    京都・三月書房に「試行」が置いてあった頃
    9・11/3・20以降の世界史の行方
    マルクス「ユダヤ人問題に寄せて」をめぐって
    宗教から国法へ、そして民族国家の成立
    民族国家の解体と共通通貨の誕生
    神が先か自然が先か「旧約聖書」にみるヨブの嘆きの意味
    宗教と国家における「アジア的段階」の特殊性
    農業生産におけるアジア社会とヨーロッパ社会の違い
    宗教及び国家の起源と展開の仕方地域固有性と種族固有性の違い
    生物としての人間の特徴的な印(しるし)人間の精神内容と
    脳神経との関係
    偶然に支配された人類の発生史言葉の発生とヒトの精神内容の形成
    アメリカの誤謬理由なき先制軍事攻撃(テロリズム)と宗教の同質性
    戦争のリアリズム 日本本土が戦場になれば、閣僚・政治家・官僚は
    逃走する
    核兵器の廃絶こそリアルである
    戦争を知っている世代のリアリズム
    国家への帰属意識を捨て個の自立へ
    自衛隊が民衆を守るわけではない

   ●共生社会を目指して 西山賢一
   ●ゲーム・イズ・オーバー〜アメリカの戦争リアリズム 浦達也
   ●健やかなニヒリズムを抱え、水と緑を 小嵐九八郎
   ●テロと平和詩への連帯〜今、挫折と憎悪の狭間で 横堀幸司
   ●超大国の支配と小国の抵抗〜イラク戦争とイラク後の世界 土井淑平
   ●戦争、テロとPTSD〜その悲しみを悲しみ抜くこと 蓮澤一朗
   ●「イラクの自由」の矛盾 江熊隆徳

  ■第2部 読者編
----------------------------------------------------------------

※その他の吉本本の近刊予定

 ○光文社「『「ならずもの国家」異論』」はいまのところ22日の予定。
 ○刊行会「全講演CD (7)」はぼちぼちのはずです。問い合わせ中。
 ○猫々堂「吉本隆明資料集35」は2月の予定。
 ○作品社「全南島論」はかなり遅れてて4月以降になりそうです。  


▲<吉本>本のページへ戻る ▲三月書房ホームへ

三月書房                お問い合わせはメールでどうぞ
〒604-0916 京都市中京区寺町通二条上ル西側 (京都銀行の北3軒目)
◇TEL 075-231-1924     ◇FAX 075-231-0125