いま考えていること 62(2001年01月;2002年2月)
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いま考えていること 64(2001年02月)
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いま考えていること 65(2001年02月)
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いま考えていること 66(2001年03月:4月)
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追記:3月11日とうとう野垂れ死にという例を見ない終末を森さんは迎えることになりました。村長クラスの森さんでしたから、こういう最後も当然でしょう。いよいよ後をどうするかという段階です。先にも書いたように有効な解決の目途はないのですが、下馬評にも上っている小泉氏はあまりにもエクセントリックですし、野党も含めみなさん“人間が甘い”という点では合格の方は見いだせません。苦労人で実力でたたき上げてきた方という点だけから考えると、さしあたっては野中氏というところでしょうか。天皇制への回帰とそれを前提とした改憲論者石原慎太郎氏は、この点では推せない人ですが、データの豊富さと判断力の素晴らしさという点では余人の近寄れないものが見られます。ただ、もはや政党人ではありませんから今の制度では首相にはなれません。
再追記:4月12日森首相があまりにも無能だったので、国民の間にも自民党総裁選での後退に期待を持つ空気があります。しかし冷静に考えるとこれは幻想にすぎません。橋本、小泉、亀井、麻生の四氏が自民党総裁選に立候補しました。これを受けて今夜はNHKでも、ニュースステーションでも四氏の討論が聞かれました。明日は立会演説が聞かれます。今夜の話を聞いた率直な感想。橋本氏はかっての総理時代とやはり人柄は変わられてはいません。やはりボンボンで独りよがり。自分の意見を説教調で押しつける癖は変わっていません。その意見というのが妥協的で明確な哲学は窺えません。小泉氏は調子は良いが、緻密な分析とその上に立った緻密な立案能力がなく、亀井氏は旧態依然として旧雷の利権勢力の擁護と無意味な財政の投入しかできない経済政策で、頭を振るわせながら熱弁を展開しますが、この人には問題の根元をつかむ能力は見られず国の再生は任せられません。麻生氏は未知数の要素が大きいのですが、実務家らしい現実味があります。総じてこの程度の人々しか総裁=総理の候補が見られないのが自民党の現状であり、寂しいことです。少なくとも橋本・小泉・亀井の三氏では先も暗いことで、正に自民党政治の末路を感じさせました。