「子宮」の意。パルナッソス山の南斜面にある聖地。この地は大地の中心といわれ、歴史時代の初めよりギリシア人の宗教的政治的一大中心であった。
この神託所を守っていたのは、半神女で半神蛇の竜女デルピュネー、デルピュネーの蛇身の連れ合いがピュートーンであった。
後になって、アポッローンが侵略し、ピュートーンを殺害、この神託所を我が物とした。それゆえ、ここではピューティア祭の競技が8年ごと(後に4年ごと)に行われることになった。
Python.
Barbara G. Walker : The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets (Harper & Row, 1983)