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ギューゲース(GuvghV)

　古代リュディアの王〔在位、前687-654頃〕。戦って王位に就くという古式にのっとり、ギューゲースは女王によって選び出され、女王の前夫カンダウレスを殺し、その上で女王と結婚した。まず最初に、ギューゲースの性的能力が、女王の衣服を脱がせて女王の裸体を眺めるという儀式によって判断された。彼の示す肉体的反応が、観察され査定されたのである［1］。当時は、男性としての生殖能力が王になる第1条件であり、したがって、彼が王位に就けるか否かは、女王が彼を愛人として受け入れるか否かにかかっていた。
　Kingship.

Barbara G. Walker : The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets (Harper & Row, 1983)