This page is GOKUAKU! 今年も怒り爆発(嘘)

躁鬱電波日記 '99/12


注意点:
  1. 最新の日記しか書いてないぞ。
  2. 短気な人間は読まんほうがいいぞ。
  3. 公序良俗に反する表現があるぞ。モラル?ナニソレ
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12月4日(土)
モテモテ王国

 よし!ナンパに行くぞ!世紀末はボウリング大ブーム(オイラだけ)!来年はボウラーがモテる!「ストライク取って〜!」フッフッフ、1-3ポケットがいい?それともブルックリンかい?
 という事でボウリングに行った。ひとりで
 じつは最近、ボウリング場主催のいくつかの公式戦に参加したんやが、2レーン交互に使って投げるせいか、周りが巧い人ばっかりせいか、早い話が自分が下手なせいやが、試合で全然いい成績が残せないでいるのだ。だからちょっとでも練習しておこうと。
 ついでにフリータイムのコンペが開催されていたので参加しておく。なんかええもん当たればいいが。
 という訳で黙々と投げていた。1G目は180ちょっと。ええ感じや。オイラの今の公式戦アベレージは170ちょっとしかないし、180出ればまぁオッケー。よし、次行こか。
 と、ボウルを拭き拭き(マルチ)していると、後方から複数のナオンの声が聞こえてきた。
 「…、え〜あんた言いなよぉ!」「けどぉ!」
む!もしかしてわしに話し掛けてきますか? そうなんですか?! 来たか来たかとうとう来たか!やっとフラグが立ったか!! いつかこういうイベントが発生するんじゃねーかと妄想しとったよ(恥)!
 「あの〜すいません、ボウリング教えてくれませんか?」
来たぁ!
 頭ん中では「ボウリング終わってカラオケ行ってその後はやっぱしちょっと飲むか?いやそれよりカラオケで飲んで、んでから、あ!携帯の番号交換せんとな!」などと、もう万全の準備が整っていたが、さも驚いた表情をして振りかえるオイラ。しかしそこにいた4人のナオン達を見て本気で驚いた。おいおい、セーラー服にルーズソックス!
「自分ら…、もしかして中学生?」
「そうですぅ〜」(声を揃えて)
力が抜けた。
 わしぁガキは嫌いなんじゃあ! 帰りくされ! とも言えない。子供相手に怒るのもなぁ(言い訳) あ〜、ほな、フロントに言うて隣のレーンに来なさい(保護者口調) 「は〜い」
 その後、フォームやボウルの持ち方などを指導。2,3本倒れただけで「きゃー!!」と大歓声。そんなに嬉しいもんなん?「私、ガーターしか出したことないんやもん〜」あ〜そうですかそうですか。
 しかしそれにしてもフォームが様になってない。部活とかなんかスポーツは?「え〜体育の授業だけ〜」……そんなんがボウリングに来るな!(差別)
 オイラも投球に入る。2本残った。「うわ!ごっつい!(=凄い)」全然ごっつうないやろが!
 かなり疲れた。本気で受け答えしてたらはっきりいって脳みそが持たん。ジェネレーションギャップが大き過ぎるのだ。やっと気づいた。しかし女子中学生達はそんなオイラに気づく様子もなく、LDジュークのモニタに映ったモーニング娘。に大声で「あ!モーニング娘。!」「私、この曲、好き〜!」などと大騒ぎだ。
 いいねぇ君達は毎日がエブリディで。
 少し距離を置いて眺めてみると、なんとなく彼女らが可愛く思えてきた。会話も少しづつ進む。学校はどこ?「**!」おいおいわしのモロ後輩やんけ…。で、何年生?「3年!」ほな、歳はわしのちょうど半分やんけ…。ロリ好き男なら「萌え萌え」っちうとこかもしれんが、最近は松下由樹(1968年生)がお気に入りで、しかもおっぱい星人のオイラとしてはもう萎え萎えじゃよー。
 ゲームも終わり(オイラはあと4Gは投げるつもりだったが)、即席ボウリング教室もやっとお開き。「ほな、ありがとうございました〜」「ました〜」はいはい、御疲れさん。
 あ、ちょっと待ったぁ!「なに〜?」君ら、お姉さんいる?
 「え〜いないよ〜」「いる?」「うちもいない〜」「妹だったらいるけどぉ〜」
帰れ!とっとと帰れ!!


12月9日(木)
シャーロック・ホームズ

 『詳注版シャーロック・ホームズ全集 別巻シャーロック・ホームズ事典』を、やっとこさ読了。これで全集を注釈も含めて全部読み終わったことになる。ただでさえ読むの遅いのに、全部で11巻は長かった。なんか最初の方の釈注は忘れてる気がする。今すぐまた第一巻から読みなおしても充分楽しめるな、これは。
 しかしそれはなんか勿体無いので中止して、他のホームズ研究物を読んでみようと思い、前から読みたいと思っていた『わが愛しのホームズ』についてWeb検索してみた。
 この本は研究本ではなくてパロディとかパスティーシュってやつになるんかな? 内容は「ホームズとワトスンはホモセクシャルだった」という前提の元に書かれた、いうてみりゃあ「ホームズやおい」な訳で、著者は(もちろん)女性。しかしワトスンは二度結婚してるはずで、とするとワトスンはバイセクシャルとして書かれているのか? そしてどっちが受か? (多分ワトスンに違いないが) などと疑問が色々とあったのでぜひ一度読んでみたかったのであるある。
 しかし検索してみると…うーん、絶版かぁ。入手は難しそうやなぁ。図書館で探してみるかな。
 ふと気になって出版社を調べてみると、白泉社だった。ベタベタやんけ。


どっちの?

 時々、人との会話で「この前、**かね」と言われて「**ってどっちの?」と聞きたくなることがある。例えば「この前レンタルビデオで『シャイニング』借りたんやけど」とか言われると「どっちの?」と聞きたくなる。「会社のDOS/V機(まだこう呼ぶ人いるのか)に PC-UNIX 入れたんやけど」などと言われても「どっちの?」。女の子から「『To Heart』遊んでみたんですよ」などと言われたら焦りながら「どっちの?」だ。いや、この場合はWindows版のわけないか。
 ちょっと面白いのでネタとしてこういう単語を収集中。最近では、G4, MMR などに別の意味に捉える人達がいることが判明した。
 で、今日知ったんやが、『前田愛』も「どっちの?」であるらしい。全然知らんかったよ、矢吹。


12月19日(日)
藤田まこと

 あの(?)小池一夫の名前を冠した小池書院道草文庫には面白いエッセイ本が多いので、最近は長距離移動前には必ず駅前の本屋で購入して読んでいる。で、先週、買ったはいいがバスん中で寝てしもて読んでなかったのが、藤田まことの『年をとるのも悪くない』。
 今週末は風邪で寝こんでいたのでちょうどええわ、っちうことでこれを数ページ読んでは寝て読んでは寝てとダルダルと過ごしていた。で、前々から「藤田まことは人気もあるのに、TVのバラエティだとか特番の司会(NHKとか)に何故出演せんのか?」と思う事があったのだが、これを読んで、謎が解けた。
 どうやら俳優としての仕事でしか、TVに出る気がないらしいのだ。年末にはディナーショウなどもやっているらしいが(さらに、若い頃はキャバレー回りなどもやってたらしいが)、これは絶対に妥協できない俳優としてのプライドであるらしい。共感できるかどうかは別として、こういうこだわりを持って仕事してるあたりが、さすが一線で働いてるプロであることよなぁ、などと思うわし。
 「プロとアマの差とは、単にそれが生活基盤であるかどうかだ」という文章を何かの本で読んだことがあり、その時は「なるほどにゃー」などと思ったが、ショーちゃんは「(アマチュアと比較して)プロなら何か絶対に譲れない誇りを持て」みたいな事を言っていた。藤田まことの場合は「TVでは俳優の仕事しかしない」というのがそれなんであろう。なんかかっこいいなぁ。その点、わしなんぞ全然プロじゃねーと布団の中で反省する事しきり(大嘘)
 日曜の朝。よく寝たんで久々に早起きして朝飯を食いながらTVを見ると、なんと藤田まことが出とる! 西手新九郎!!
 ありゃ、なんかサンタさんの格好してますが…、なんの番組じゃろこれ? 途中から見始めたのでわからん。子供と話してるけど…。おぉ?!キグルミ? っちうかこれは、ロボットか?
 『燃えろ!ロボコン』ですか!
 まさか藤田まことがロボコンとは! なんか違う気がするけど、確かに俳優の仕事ですな:-)


『男ありて』

 監督・丸山誠治、主演・志村喬の『男ありて』をついに観た。快楽亭ブラック師匠が「志村のベストアクト」とまで書いている映画で、邦画には珍しい(?) プロ野球モノだ。オイラにとっての「志村のベストアクト」は、やはり黒澤明監督作品『生きる』であるので(意外性ゼロ)、果たして『男ありて』の志村と『生きる』の志村はどのくらい違うのか、またはどのくらい同じなのか。その辺が知りたくてかなり観たかった映画であるある。
 志村喬は癇癪持ちなプロ野球チーム監督。チームは万年Bクラスで、今シーズンもすでに5位まで落ちており「もしかして最下位では…」と、当の選手達でさえ思い始めているという状態。その中でひとり気をはく監督・志村。このへんが今の阪神タイガースとダブってしまい、タイガースファンなオイラはこの設定だけでもう観るしかねーって感じ。
 そして志村の唯一の理解者はコーチの三船敏郎なのであった。へぇ、三船は渋い役やねぇ。あれ?そういやこれって衛星劇場の三船特集やったね。完全に忘れとったよ!ってなぐらい影の薄い役でした。しかし若い頃の三船ってほんまに格好ええなぁ。
 ところで、オイラが『生きる』の志村喬が好きなのは、「じっと耐える」演技が素晴らしかったからであるある。自分が末期の胃癌であることを知り、最後に何か自分の生きてきた証になるような事が出来ないものか!と、それまでの自分からは考えられないような行動力で、汚いドブ沼を公園にするという事業の為に奔走する。市役所の同僚達の冷ややかな視線にも堪え、胃癌の恐怖にも堪え、そしてヤクザに怒鳴りこまれても堪え。
 ほんでもってあのアップの表情! ヤクザの親分(宮口精二!マジでこえぇ!)に睨まれても「…どうか、ひとつ」と頭を下げ、そして視線を合わせる。睨む宮口精二(こえーよ!) そして志村のアップ。あの表情! 『日本のいちばん長い日』で、怒鳴る阿南陸相(三船)に平然と対峙する鈴木総理役・笠置衆のあの表情も素晴らしかったが、志村のあの表情はさらにその上を行く。一体どういう心持ちになればあんな表情が出来るのか。
 そんな訳で、『男ありて』の癇癪持ちで頑固なプロ野球チーム監督・志村喬は、どうもオイラの好きな役柄の志村喬ではないようだ…。と思い始めた物語後半、試合中の審判への暴行が原因で、数試合の出場停止処分を受けた志村は、結婚して以来初めて妻と外出し、少女歌劇(時代ですなぁ)観劇と食事(お好み焼。当時、東京では珍しかったらしい…?)を楽しむ。そしてその席で出場停止が解けたという知らせを受け夫婦で大喜びする。シーズンはもうあと数試合を残すのみ。現在チームは5位やが、まだ4位も充分狙える(結局はBクラスやが…)。急いで試合の為に九州まで飛ぶ志村。しかし、その翌日に、一緒に喜んでくれた妻が急死してしまうのだ…。
 来たよ来たよ!(不謹慎)
 さては堪えるつもりやね?! 待ってました!

後半へつづく(?)


12月24日(金)
ソングマスター

 先週は風邪で寝込んでいて行けなかったが、今日は(ほぼ)毎週の大阪通いの日だ。
 明石海峡大橋のおかげで実家から大阪まで2時間強で行けるようになったのは便利で良い。しかも船と違ってバスやから本も落ちついて読める。あとはコーヒーサーバーでもありゃあねぇ。
 今日は、去年の秋に買ったはいいが、ずっと読まずに放っておいたオースン・スコット・カードの『ソングマスター』を持っていった。前知識ゼロなんで楽しみじゃよー(いまごろ)。
 しかし、読み進めていくにつれて、何か変な感じがしてきた。
 なんかこれって…やおいっぽくないっすか? もろモーホーな描写がある訳やないけど…。しかし物語が後半に入ると…うわぁ、もろですがな! 金髪の美少年(主人公)と、60数%ホモ(なにそれ)な青年が一線を越えるシーンが! オイラは主人公に感情移入して読むタイプなんで、このへんの心理描写が脳天直撃。思わず他の乗客の目が気になり、周りを見てしまう。いや、オイラはその…モーホーでもヤオイスキーでもねぇっすよ?(差別)
 ハインラインの『異星の客』や『愛に時間を』みたいに、ルールもタブーも無い、「何でもあり」な、SF小説のそういう実験的な側面をオイラは好むが、心構え無しではちょっと辛いもんがあったとですたい。ストーリーは面白かったし、歌で他人の感情を変えたり増幅したり出来るという設定も興味深かったけど。ファンタジーRPGとかに応用されそうな設定ですにゃー。
 オースン・スコット・カードとの比較でハインラインを出す辺りにオイラの引き出しの少なさが露呈してるばってんがくさ、そういやハインラインの作品で老いた主人公(男)が脳移植で若い女性の体を得るという『悪徳なんてこわくない』でも、友人(男)が主人公(元・男/現・女)である自分に色目を使っているのに「悪い気がしない」みたいな描写があったなぁ。そこでつまづいてしもて、結局ハインライン作品ではこれだけは読んでないんじゃよね…。再チャレンジしてみるか。
 『ソングマスター』は友人のヤオイスキーナオンに推薦してみる事に決定。どうよ?(リンクしようと思ったけど中止)


12月27日(月)
(no-title)

 久々に更新。仕事のテスト用に、画像へのHREFが存在するHTMLが欲しかったので(日本語か?)、ついでに更新してみた。ってそれは単なる言い訳ですな。ちょっと煮詰まり中。
 全国でだいたい4名のパラボラマニヤな人はこちらから直接見に行ってください。→なにがでるかな


Boogie!Yana-pon Landへ
yanazawa@mbox.kyoto-inet.or.jp
Sun, 19 Dec, 1999