M氏:
公共の予算、公共事業の予算はどうなっているのですか。
室田:
社会都市は国と州と自治体の1/3ずつの負担です。
ただ社会都市の予算は、地区による違いが大きいですが、比較的小規模で一ヶ所あたり数千万円から1億円程度です。ソフトやハードの整備にも使われますが、この予算だけでは限られています。
そこで、さまざまなお金をその地区に集約させるのが、コミュニティ・マネージャーや自治体の課題です。
なかには社会都市に指定された地区を対象とした雇用促進や福祉関係等々の連邦の予算もあります。もちろん連邦にも州にも、社会都市になったところが優先される訳ではないけれども、雇用や環境改善に使えるお金があります。
それをいかに取ってくるか、ですし、教会や企業など民間の資金も掘り起こさねばなりません。
公共の予算の取り方は
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