このセミナーはJUDI関西のセミナーの通算100回目になります。
今回の内容は、 1999年第1回セミナー「新アテネ憲章1998」、 2000年第2回セミナー「21世紀の都市計画の課題」で私が紹介した「一つの可能性のヒントとして:イギリスのアーバンデザイン・ガイドについて」と、 2001年第1回セミナー「商店街活性化と反スプロール運動」に続くもので、 互いに関連性があります
前者はマンチェスターの再開発計画で検討された内容を踏まえており、 近代的な都市再開発手法を批判的に扱っています。 後者はアメリカの歴史保存ナショナルトラストの姿勢と運動を紹介したもので、 賢い成長の必要性を論じています。 これも大規模開発を批判的にみています。
両者にはアメリカのニューアーバニズムの考え方が関連しています。 今回の話題にもこれがからまってきます。
著者のロバータ・グラッツ女史はNY Postに長く勤めたジャーナリスト。 歴史的建築物の保存運動にかかわったことを切っ掛けに、 アメリカ各地の地域再生を取材するようになりました。
共著者のノーマン・ミンツはダウンタウンの再生において、 25年以上もリーダー的な役割を果たしてきたコンサルタントです。
セミナーでは両者による最近の著作『“Cities” Back From The Edge : New Life For Downtown』を鳴海が詳しく紹介したが、 著作権上の制約に配慮し、 記録ではその概要を紹介した後、 質疑応答を掲載します。
はじめに
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