新アテネ憲章
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都市環境デザインセミナー 99年第1回記録

新アテネ憲章

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貴方は人目(99.4.16〜)の訪問者です。

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改行マークル・コルビュジェは世界の建築家に呼びかけ、1928年に近代建築国際会議(CIAM)を組織し、明日の都市のあり方について検討し、その考えを世界に広めることを考えた。このCIAMの第4回会議が1933年、アテネからマルセイユまでの船上で行われ、アテネ憲章が採択された。
改行マークこのアテネ憲章から65年たった昨年1998年の3月、新しいアテネ憲章が採択された。古いアテネ憲章が世界の20世紀の都市づくりへの提言であるとすれば、この新アテネ憲章は21世紀のヨーロッパの都市づくりへの指針であるということができよう。
改行マーク旧アテネ憲章は、建築家によって検討され提言されてきたが、新アテネ憲章は都市計画家によるものである。このことは、この65年の間に、都市計画家という職能がヨーロッパでは確立されたことを物語っている。
改行マーク 旧アテネ憲章は、これまでも様ざまに批判され、それを補うような提言が幾度となく行われてきたが、今、新たに都市づくりの指針が検討され提案されたことは、ヨーロッパ都市が21世紀の都市づくりの課題を深く意識していることを示しているにほかならない。そこから、現在のヨーロッパ都市が抱えている問題とそれに対する厳しい危機感をうかがうことができるとともに、21世紀の都市づくりに対する真摯な決意を感じ取ることができる。
改行マークこの「新アテネ憲章」の日本での公表にあたって、ヨーロッパ都市計画家評議会の会長であるパウロV.D.コヘイヤ博士から、以下のようなメッセージをいただいている。
改行マーク「ECTPは、この憲章の最初のバージョンが日本で公表されることを名誉に思う。このことは、私たちの日本の仲間が、私たちの関心や提案の多くを分かち持っていることを意味していると認識する。わたしたちは、この憲章が、明日のより望ましい都市環境づくりに、ヨーロッパを越えて貢献することを希望する。」

参考資料:鳴海邦碩編著『都市のリ・デザイン』「序章 リ・デザインの構図−1節/ヨーロッパにおける新アテネ憲章の採択」


報告・討論
        鳴海邦碩(大阪大学)
        丸茂弘幸(関西大学)
日時:2月19日(土)  18時00分〜20時00分
場所:大阪府ドーンセンター


目 次

 

新アテネ憲章 大阪大学 鳴海邦碩  

 

コメント 関西大学 丸茂弘幸  

 

討 論  


この記録はYU_YU編集工房の前田祐子さんによるテープ起こしを、講演者の皆さんが推敲されたものです。

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