都市環境デザイン会議関西ブロック

 

2011年度第6回都市環境デザインセミナーご案内

近世大坂の釣りと漁業−新発見の絵図を参照して

鳴海邦碩(大阪大学名誉教授)


趣旨

 大坂は中央から派遣される大坂城代等によって支配されていたことと慶応4年(1868)に大阪城が焼失したことに起因し、近世大坂の地域的な様相に関する体系的な史料が地元大坂にあまり残されていない。空間の実態を表現する地図にしても同様である。
 このようななかで、篠山市において、大坂城代に任にあたった旧青山藩主所蔵の古地図が発見された。手書きのもので、近世初期の大坂の水系および海岸部が詳細に描かれている。
 この図を主たる参照図としながら、近世大坂の臨海部の環境について、釣りおよび漁業という人の営みと関連付けて、論じることとする。
 なお、この報告は、サントリー文化財団の助成による研究成果に基づいている。
鳴海 邦碩

日時・場所

・2011年11月29日(火曜日)
・6時15分開場  6時分開演  8時30分頃まで
 CITE(大阪市都市工学情報センター)会議室


記 録

三角印近世大坂の釣りと漁業 〜新発見の絵図を参照して〜  大阪大学名誉教授 鳴海邦碩 三角印質疑応答

講師略歴

 鳴海邦碩 1944年青森県生まれ。大阪大学名誉教授。京都大学大学院修士課程修了。兵庫県技師、京都大学助手、大阪大学講師、助教授、教授を経る。工学博士。都市計画、都市環境デザインが専門。日本都市計画学会元会長。阪神・淡路大震災からの復興について10年間にわたって定点調査を行ない、復興まちづくりを検証した。インドネシアをはじめアジア諸国の都市環境調査も行ってきた。サントリー学芸賞、故奥井復太郎日本都市学会会長記念都市研究奨励賞等を受賞。
主な著書:『都市の自由空間』(学芸出版社)、『アーバン・クライマクス−現象としての生活空間学』(筑摩書房)、『景観からのまちづくり』(学芸出版社、共著)、『都市デザインの手法・改訂版』(学芸出版社、共著)、『都市・集まって住む形』(朝日新聞社、共著)、『都市のリ・デザイン』(学芸出版社、編著)、『都市の魅力アップ』(学芸出版社、編著)。

主  催

  都市環境デザイン会議関西ブロック

参 加 費

  都市環境デザイン会議会員500円/会員外1000円/学生500円
  定員30名/申し込み先着順
  終了後懇親会準備中・当日実費精算


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