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京都の蕎麦屋さん |
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煙草大嫌い! |
最近kei.が気になってる事がメインのつもりなんですが、日記って言うか、雑記って言うか、そんなことなんかを、要するに他のカテゴリーに入らないことをテキトーに書いていこうと思ってます。
蕎麦が好きです。
関西はうどんが主流だと思われてるようですが、kei.は蕎麦が好きです。京都はおいしい蕎麦屋さんが多いと思います。
毎日蕎麦でもいいぐらいです、でも蕎麦でお腹いっぱい食べると高くつくので毎日は食べられません。 でも、どっかに出かけた時の御昼はたいてい蕎麦を食べます。出掛ける先がある程度決まってるので、よく行く蕎麦屋さんがいくつか決まってますが、それ以外も時間が取れれば行きたいと思ってます。
現在紹介している蕎麦屋さんはいわゆる老舗が中心です。
kei.はべつに老舗信者ではないですが、100年200年続いているお店にはそれなりの理由があるはずです。どんなにいいものでも時代の変化によって人の好みは変わって行きます、それに対応できない時、その店は見捨てられてしまいます。老舗はその変化を生き抜いてきた、古い伝統を基盤にして常に新しい状態を維持している店だと思っています。
ちなみにこれは京都人全般に言えるかもしれません。何しろ京都人は新物好きです。
京都でkei.がよく行く蕎麦屋さんや、おいしかった蕎麦屋さんをいくつか紹介します。
なお、kei.のお薦め度、の点数は:
特に明示しない場合、つゆの味の評価はつけづゆ(冷たい蕎麦用)の味です。
kei.の独断的主観に基づいた評価なのであくまで参考です、鵜呑みにしないように。
それから、お薦めのメニューのほとんどが「天ざる」だったりしますが、これもkei.の個人的な好みですので皆さんご自由に。
ただ、蕎麦の味を味わえて、更にお店のポリシーがよくわかって、しかも美味しいのが「天ざる」だと思います。
kei.のお薦め度:5
寛正6年(1465)創業の老舗。江戸時代には御蕎麦司として、御所の御用も勤めたそうです。
そういう歴史は抜きにして、おいしい蕎麦屋です。
蕎麦は堅過ぎず柔らか過ぎず香りも穏やか、つゆは濃過ぎず薄過ぎず辛過ぎず甘過ぎず、kei.はここの味が好きなので、ここが他の蕎麦屋さんの味を、相対評価で表わす場合の基準になっています。
奇を衒わない、飽きのこない味ですから、本当に毎日でも食べられます。
オリジナルメニューの「宝来そば」が有名ですが、冷たい蕎麦なら「天せいろ」(2・3年前から「天ざる」から「天せいろ」に変わりました。器が変わり、もみ海苔がのらなくなりました。)温かい蕎麦なら揚げ麩*1(揚げた生麩をたいて*2味付けしたもの)と蒲鉾の入った「利休そば」がkei.のお薦めです。
季節ごとに、春の筍など旬のものを使った季節メニューもお勧め。
本店:二条車屋町下ル
四条店:寺町四条東入ル南側地下
本店と支店がある場合、支店は不味い店がありますが、ここは両方ともおいしいです。
*1この麩に関して、以前は別の名称で表示していたが、大徳寺御用達 大徳寺一久さんより、その名称は登録商標で、尾張屋さんで使ってられるものは大徳寺一久さんのものではないとのご指摘のメールを頂いた。大徳寺一久さんは当サイトでの表示名は閲覧者の誤解を招く可能性があるので削除して欲しいとの事だった。何度かのメールのやり取りをし、kei.としても大徳寺一久さんの希望に沿うことにした。
尚、大徳寺一久さんとのメールにおいて、旧表示名をDEL要素を用いて削除したいと申し入れたが、パソコン初心者はDEL要素の意味は解からないのでと言う趣旨の御回答を頂き、完全削除を希望された。確かにこれが現実であろう、従って上記のように大徳寺一久さんの希望に沿うこととしたが、この事は如何に正しいHTMLが認知されていないかを示していると思う。詳しくはINSとDELの話を参照のこと。
*2京都(関西)では煮ることを「煮る」とは言わないで「たく」と言う。「小芋のたいたん」のように「○○のたいたん」のように使う。
kei.のお薦め度:5
創業は明治元年(1868)。
蕎麦はやや細めですが、しっかっりしていて香りも強いです、つゆは尾張屋よりやや濃い目でやや甘めに感じます。
普通の蕎麦のほかに、一番粉だけを使った蕎麦で作ったざるそばと小さい海老のてんぷらが付いた「みそぎそば」があり、香りは普通の蕎麦より弱いですが、蕎麦自体のさっぱりとした風味、舌触り、喉越しは最高です、ただし、あまり多く作らないらしいので、遅いと売り切れてしまいます。
その他には「ざるそば」か、海苔と小海老とホタテの酒蒸しののった「田毎そば」(温かい方/冷たい方)、がお薦め。
河原町三条西入ル
kei.のお薦め度:5
創業は安政元年(1854)。
水は麦飯石で濾過している。(らしい)
蕎麦はやや細めやや堅めで蕎麦の味が強い。つけづゆは濃い目で、甘味が少ない。
お薦めはやはり「天ざる」蕎麦の味が一番よく味わえると思います。
堺町四条東入ル南側地下
kei.のお薦め度:5
創業は大正5年(1916)。
店に入ると水車式の石臼がある。なんとこの石臼は飾りではなくて実際に動いていて、この臼で挽いた蕎麦粉で蕎麦を打っている。(らしい)
そのせいか、ここの蕎麦はやや太めで少し腰があります、やはり「天ざる」や「なめこ蕎麦」がお勧め、温かいそばでは「天ぷら蕎麦」、「花巻」がお勧め。
また、「季節のお品書き」として、2・3ヶ月ごとに1・2品の季節メニューがあり、これもお勧め。「京野菜天ざる」、「鴨なんばん」もその一つ、また冬の辛味大根を薬味に使った「おろし蕎麦」は逸品。
木屋町蛸薬師西入ル(河原町通の丸善の上(北の事)の通を東へ)
京都の地名の事
よく言われるように、京都は縦横に通りが碁盤の目のように通っています。そこで京都では場所を示すために、この通り名を使って座標表記します。
たとえば、京都の繁華街、四条河原町とは、南北の通り河原町通と、東西の通り四条通の交差点を意味します。そして、そこより東なら「東入ル」、西なら「西入ル」、北なら「上ル」、南なら「下ル」、と言います。
入ル、上ル、下ルの、「ル」は普通カタカナ表記します、また、通りの名前は河原町通などですが、座標表記に用いる場合は「通」を省略するのが一般的です。
一般的な住所もあるのですが、郵便の宛名以外、個人の住宅でもこの住所を利用する事はほとんどありません、普通の京都人であれば、この住所を言われても、その場所にたどり着くことはまず不可能でしょう。
入ル、上ル、下ルの読み方ですが、地方の人で「はいる」「のぼる」「くだる」と読む人がいたので正しい読みを書いておく必要を感じました。正しくは「いる」「あがる」「さがる」と読みます。
kei.のお薦め度:5
平成14年(2002)12月中旬にオープンした店。
ここのご主人は、関東の蕎麦処を廻り、ある運命の蕎麦屋さんに出会って、そこで蕎麦打ちを勉強されたそうです。
kei.は今、このお店にかなり注目しています。ご主人はかなり研究熱心のですし、更に成長していく店だと思います。
詳しくはいしたにさんのwebサイトを見てください。
今(2004-02-19現在)、いしたにの蕎麦は3種類あります。以前は花巻とかに細いのを使ったりしてましたが今は以下の通りで落ち着いています。
ここの蕎麦は2種類あり、それぞれを使い分けています。1つはやや細めで色の濃い、歯切れのいい蕎麦。もう1つは極細めで色の薄い、少し歯ごたえのある蕎麦。前者は温かい蕎麦に使われ、後者はざると花巻に使われます。つゆはかなり辛めで、ほとんど甘味を含みません。
kei.は今までこれほど辛めのつゆを知らなかったので、初めはちょっと驚きました。これまでは尾張屋さんのつゆを基準にしてましたし、ゑびやさんのつゆ辺りがもっとも辛めだと思っていましたが、ここのつゆは比べ物にならない位辛めです。
けれど、何度か行くうち、kei.にとって癖になる味になってきました。現在、尾張屋系の味といしたに系の味の、2系統が蕎麦屋のつゆの味の基準になっています。
具材、その他のサイドメニューや、お酒にもかなりのこだわりがあります。
蕎麦・つゆの味から、「ざる」や「花巻」がお勧め。
いしたにさんから2004-02-19現在のメニューを頂きました。ご主人のコメントも含めて以下に紹介します。
冷たいおそば 当店の蕎麦は全て信州産の玄蕎麦を石臼で挽いた蕎麦粉を使用しております。 生粉(きこ)打ち蕎麦は、黒い殻を取り除いた粒(丸抜き)から挽いた蕎麦粉に、つなぎを一切入れずに蕎麦粉と水だけで手打ちした十割そばです。
- 生粉(きこ)打ち ざるそば・・・800円
- ざる追加一枚・・・500円
- 生粉打ち おろしそば・・900円 (信州、伊那産の辛味大根を使ったぶっかけそば)
- 生粉打ち 天ざる・・・・1300円 (ざるに天然海老二本と野菜の天ぷらが付きます)
温かいおそば
- かけそば・・・・700円
- 天ぷらそば・・・1000円
- かやくごはん(土日祝のみ)・・300円
- そば茶のアイスクリーム・・・300円
お酒
- エビスビール(小瓶)・・・500円
- 地酒、酒肴 取り揃えております。
営業時間
- 昼 11時30分 ~ 2時30分
- 夜 5時30分 ~ 8時入店
- 定休日 : 月曜日(祝日の場合はその翌日)
これからもお客様に満足していただけるよう、多少の変化も加えながら日々まい進し ていくつもりですので、よろしくお願いいたします。
蕎麦処いしたに
右京区嵯峨折戸町(近日中に地図作成予定)
kei.のお薦め度:3
元禄年間(1688~1703)の創業。
「蕎麦ほうる」で有名な「総本家河道屋」の生蕎麦部門。
蕎麦は太めでかなり腰が強い、つけづゆは濃い目で甘味が少なめ。
蕎麦がしっかりしているので「しっぽく」や「あなごそば」などの温かいそばがおすすめ。
麩屋町姉小路下ル
kei.のお薦め度:3
創業は文久元年(1861)。
「松葉」と言えば「にしんそば」、「にしんそば」と言えば「松葉」、にしんそばを発案したのがここ「松葉」。
蕎麦は普通の太さでほんの少し腰がある、吸いづゆはあっさりとうす味。
とにかく「にしんそば」がお薦め。
四条大橋東詰(南座西隣)
kei.のお勧め度:4
純手打ちのかなり細めの蕎麦。つゆはやや濃い目でやや甘味が少ない。
お店の中、レジの横では蕎麦打ちの教則ビデオが流れていて、蕎麦打ちの道具も売っている。
「有喜そば」というのがあって、紫竹納豆(大粒らしい)と卵をホイップ状になるまで混ぜたものがのってるらしいが、kei.は納豆が食べられないので、食べたことは無い。kei.のお勧めはやはり「天ざる」、海老、ししとう、大葉、海苔のてんぷらに、はじかみとスダチ(たぶん)が添えられている。
先斗町三条下ル (先斗町の歌舞練場 北)
kei.のお勧め度:4
明治時代に晦庵河道屋から暖簾分けされた店。
ここのお勧めは「生粉打ち」の蕎麦。これは更級粉を使って打った蕎麦で、ざる、天ざる、山かけ、などがあります。この蕎麦は作り置きができないらしくて、そこで、注文してから蕎麦を打ち始めます。そう、自分のために蕎麦を打ってくれる、と言うとっても贅沢な蕎麦なのです。しかも美味しい!だしはかなり辛め、とにかく蕎麦の風味が味わえます。
なお、花街の真中にあるので、夕方から深夜まで営業しています。
木屋町蛸薬師東入ル(大黒屋からさらに東へ、木屋町を渡って細い通りに入る)
kei.のお薦め度:4
錦 (京の台所「錦市場」のことを京都ではただ単に「錦」と言う)の西端にあり、新鮮な材料に事欠かない。
蕎麦の太さ、堅さ、共に普通、香りはやや少なめ。つゆはほんの少し甘味が少ない。吸いづゆはほんの少し濃い目。
お薦めは「天ぷらそば」吸いづゆの上でジュージューと音を立てる、揚げたての天ぷらと、油の混ざったつゆの味が最高。
堺町通錦東入ル
kei.のお薦め度:4
前述の山茂登同様、錦にあり、新鮮な材料に事欠かない。
蕎麦の太さ、堅さ、共に普通、香りも普通。つゆは甘味が少ないが、それほど濃くはない。
お薦めは「天ざる」や「天ぷらそば」。また、このお店はちょっとした料亭みたいな雰囲気で、街中にあるにもかかわらずゆったりできる点もお勧め。家族で行くのにBest。
麩屋町錦下ル
kei.のお勧め度:4
にしん蕎麦が有名。にしん蕎麦と言えば「松葉」ですが、ここのにしんは自家製で、柔らかくてとてもおいしいです。また、天ざるもおいしいです。
京大病院の帰りに Good!
東大路通春日上通西入ル(京大病院南)
kei.のお勧め度:2(暫定評価)
創業明治33年。
蕎麦はごく普通、つけづゆはややあっさりと薄め。場所が場所(祇園のど真ん中)だけに、ちょっと値段が高い。
四条通大和大路西入 南座前
kei.のお勧め度:3
滋賀県大津市坂本にある創業300年の蕎麦屋さん。主屋は築110余年(平成9年登録文化財指定)だそうです。
ここの蕎麦はやや色が濃い目で手打ちとしてはちょっと太め。つけづゆはほんの少し甘味が少なめ。吸いづゆは普通。
ここの「天ざる」には天つゆが付くので、薬味は、つけづゆには葱とわさび、天つゆには大根おろしを入れます。
京阪 坂本駅から西一筋目を南へ
kei.のお勧め度:3
上記の京都駅前の支店。1つだけ難を言えば、本店と違ってここでは、わさびが「練り」だと言う事です。ぜひ改善をお願いしたいです。
プラッツ(京都近鉄百貨店)8F
kei.のお勧め度:4
奈良の猿沢池の近くにある蕎麦屋さん。
天ざるを食べました。蕎麦は手打ちで、香り太さ共に普通、つけづゆのだしの濃さは普通、醤油の濃さも普通、甘味は少なめ、薬味は葱と山葵。てんぷらのために塩が付きます。
これと言って特筆するものはないですが、かなりおいしかったです。奈良へは奈良博によく行くのでその時の食事には適しています。ただ、ちょっと道が細いし、入り込んだ所でわかり難いので、下に挙げた、Yahooの地図をプリントアウトして持って行った方がいいかもしれません。それと、15:00までなので、あまり遅いと閉まってしまいます。
奈良県奈良市今御門町26-10
kei.のお勧め度:2
山梨県甲府市にある創業寛文年間(1661~1673 約330年前)の蕎麦屋さん。
甲府に用事ができたので、事前に調べておいて行ってみました。
蕎麦は手打ちで細め、香りは強め、わずかに黒い粒を含む。つけづゆはかなり甘味が少なめ、生醤油の味がしっかりとしている。kei.としてはだしの味が弱く感じる。
山梨県甲府市中央4-8-16
kei.のお勧め度:3
学問の神様、受験生御用達の「天神さん」(北野天満宮)の前にあるうどん屋さん。
ここの名物は太さ約1cm角で1本の「たわらやうどん」です。
「たわらやうどん」はあっさりとした熱いつゆにもちもちとした太いうどんが入っていて、おろし生姜が小皿で添えられています。普通のうどんや、讃岐うどんのしこしこした食感とはまったく異なり、麺のもちもち感が独特の世界を作っています、つゆもだしが良くとれており、あっさりしておいしいです。ぜひ一度食べてみる価値はあります。ただ、ちょっと量が少ないです。丼などのメニューも豊富なので、足りないようなら追加で注文するといいでしょう。
「釜揚げうどん」は麺にしっかりとした腰があり、喉越しのいいうどんでつけつゆもだしとかえしの味のバランスが良い美味しいものでした。
京都市北区御前今出川下ル
kei.のお勧め度:3
嵯峨美術大学(旧美短)の前にあるうどん屋さん。
腰の強いうどんが美味しい。釜揚げ、おろしぶっかけ、がお勧め。
京都市右京区嵯峨五島町 嵯峨美術大学前
次回更新に続く。
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以下をお読みくださる方は、どうかお願いですから、いいわけもお読みください。
はじめに言っておきますが、kei.はインターネットや、HTML、などに関して専門家ではありません、ただ、趣味でHTMLを書いてきた上で、これまで学んできたことなどを、少し書いてみたいと思います。
kei.がHTMLを書き始めたのは1995年の終わり頃からでした、この頃の解説書はHTMLのヴァージョンなんかは全然問題にしてなくて、ただ、HTML2.0とMozilla拡張のエレメントだけが、載ってるものでした。その後、某インターネット雑誌の記事などを見て新しいエレメント(ブラウザ拡張やドラフトの)を覚えたり、たまにタグ(???)レファランスといった本を買って見たりしてましたが、この頃はまだHTMLのヴァージョンどころかW3CやRFCなんかも全く知りませんでした。
転換期は1998年にやって来ました、ちょうど、サーバ(プロバイダ)の引越しをきっかけに、完全にリニューアルしようと思ってた矢先でした。この頃までに、たまにインターネットな話題のサイトで、HTMLについては多少考えさせられることを経験していましたが、それほど深く意識してはいません、あるとき、本屋さんで、今や結構有名な色々物議を醸してる、某、村(直訳、笑)センターのレファランス本を見つけ「はじめに」を読んで、即買いました。この時は「目からウロコ」なショックを受けたことをはっきりと記憶しています。「この本はすごい」そう信じて疑いませんでした。この本にHTMLチェッカのAnother HTML-lintのことが載っていたので、この本を参考に書いた新しいHTMLをチェックしてみると、まずまずの点を得ました、「やっぱりこの本はよかった」と思ってたのですが、このAnother HTML-lintのサイトを見てると、この本に対する評価が出ていて、しかもかなり問題があるらしいことが書かれています、すでにこの本によって「目からウロコ」が落ちていたので、「目から角膜」状態になって何を信じていいのか解らなくなりました。
それから、W3CのHTML4.0SpecificationやRFC1866などの仕様書から色々なHTMLに関するサイトなどを見て勉強しました。別にHTMLの専門家になろうという訳ぢゃありません。ただ、せっかくweb siteを公開するのに、あたりまえのルールを守れないのは公開する資格が無いと思ったからです。
今でもHTMLのことに関して解らないことばっかりです、でも、いくらかはHTMLに対して自分なりのスタンスをとっているつもりです。例の本「正しいHTML4.0リファランス・・・・・」(以下、例の本とする)に対しても、幾らかは正しい評価ができるようになったと思います。ただ、良くも悪くも、この本がkei.がきちんとHTMLを勉強しようと思うきっかけを作ってくれた事には感謝しています。ありがとう、「村センターHTML & SGML研究チーム」。
エレメントとタグの区別がついていないマニュアル本が多いらしい、普通はエレメントもタグと呼んでしまうのが一般的だが、例の本は逆にタグもエレメントと呼んでいる、本当は、「なんとかエレメント」の開始タグは<なんとか>で終了タグは</なんとか>となる、エレメントによっては開始タグも終了タグも省略できるもの、終了タグが省略できるもの、終了タグを書いてはいけないものがある。
XHTMLはXMLベースなので、タグの省略はできない、空要素(empty element)の場合でも終了タグをつけるか開始タグを閉じるときに/(スラッシュ)を入れる。e.g. <img src="hogehoge" alt="hogehoge" title="hogehoge" width="n" height="n" />
一般的に行われている、自分とこの全てのwebページ群をまとめて「ホームページ」って言うのは大間違い。これはWeb siteと呼ぼう。そして、Web site を構成している1つずつのページをWeb pageと呼ぶ。
kei.はWeb siteの一番初めに現れるweb ページをHome Pageと呼んでいる。Web siteのHome positionという意味。
ホームページのもともとの意味は、ブラウザで各ユーザーがブラウザを立ち上げたときにまず表示されるようにしている resources の事。web page である必要は無い、画像 ファイルなどでもかまわないし、ローカルファイルでもかまわない、実際、kei.の MSIE や Mozilla はローカルディレクトリにあるTop page のHTML ファイルをブラウザのホームページに設定している。ちなみに、リソースとは資産・資源・必要な物資というような意味だけど、コンピューター関連では、要求された動作の実行に必要なデータ処理システムの要素。CPU・記憶装置・ファイルなど
、と言う意味(「広辞苑 第5版」より)。
本当はWeb siteの一番初めに現れるweb ページをWeb siteのHome positionという意味でHome Pageと呼んでかまわない。しかし、あまりにも巷に誤用が氾濫しすぎている、TV、広告、印刷媒体、・・・・・・・・・・もう我慢できない。と言う訳で、当分の間(巷からこの種の誤用が無くなるまで)Home Page という用語は使わない事にする。巷で、Web SiteとHome Pageの区別がきちんとされるようになったら元に戻すが、さて何時の事になるやら・・・・・・・
これについてはブラウザについてをご覧ください。
HTMLは論理マークアップ言語だから見栄えは指定できせん。定義された意味に対して、どういう表示をするかはユーザーが(ユーザーが使うブラウザが)決めることです。でも、当サイトをMSIE4.0以上で見るとそれなりに視覚的表現がされています、これを実現するのがCSS2(Cascading Style Sheets Level 2)を代表とするスタイルシートです。
HTMLは論理マークアップ言語なのですから、全てのエレメントは文書に対して論理的意味を与えるものしかありません(筈だけど、HTML4.01 Transitionalにはfontエレメントがあるし、Strictには b と iがまだ残ってます)、したがって、2大ブラウザの拡張エレメントや<font>
なんてのは絶対に使ってはいけません。
エレメントの意味付けを文字だけで表現しなくてはならない場合があったと考えてみてください(実際、Lynxでは<ins>
や<del>
エレメントは[INS:.......:INS]のように意味が文字によって表現されます)。先の段落を例に取ります。まず最初にここで使っているタグをエレメントの意味付けに従って日本語で書き、スタイルシートの定義を補足します、次にこれを<font>
とインラインのスタイルシートを使った場合と比べてみましょう。
<段落開始>
HTMLは論理マークアップ言語なのですから、全てのエレメントは文書に対して論理的意味を与えるものしかありません(筈だけど、HTML4.01 Transitionalにはfontエレメントがあるし、Strictには b と iがまだ残ってます)、したがって、<強調開始>2大ブラウザの拡張エレメント<強調終了>や<強調開始><font>
<強調終了>なんてのは<より強い強調開始(警告レベル2)>絶対に使ってはいけません。<より強い強調終了>
<段落終了>
(スタイルシート定義.段落:1文字分インデント;強調:文字を黄色にし斜体にしてアンダーライン;より強い強調(警告レベル2):文字を赤にバックを白にしてアンダーライン)
<段落開始>HTMLは論理マークアップ言語なのですから、全てのエレメントは文書に対して論理的意味を与えるものしかありません(筈だけど、HTML4.01 Transitionalにはfontエレメントがあるし、Strictには b と iがまだ残ってます)、したがって、<フォント開始 スタイル 黄色 斜体 下線>2大ブラウザの拡張エレメント<フォント終了>や<フォント開始スタイル 黄色 斜体 下線><font>
<フォント終了>なんてのは<フォント開始 スタイル 赤 バック白 下線>絶対に使ってはいけません。<フォント終了>
<段落終了>
どうでしょう、前者の方なら別にスタイルシートの定義部分が無くても、意味が通じます。これを誰かに見せて、ワープロで打って下さい、と頼めば、その人の表現方法で適切な強調表現をしてくれるでしょう、カラーで表現できなくても何の問題も無いはずです。では後者はどうでしょう?Windows等の環境下で、カラー表現ができれば同じように色や文字修飾を表すことは可能ですが、そういったことができない環境ではどうしようもありません、何のために色や文字修飾がされているのかが解らないので、環境に応じた適切な表現ができません。
第一、フォント開始って何なんだ!いいかげんにしろ!タグ付けされていない部分はフォント表示じゃないのか?タグ付けするという事はそう言っているのと同じです、開始タグ<font>
と終了タグ</font>
に囲まれた部分がfontエレメント、fontという意味付けをされた部分なのです。
このように、HTMLでは文書に意味を与えるだけにしてください、classの定義もスタイルシートを呼び出すためのものだと思わないでください、これはより細分化された意味付けのために使われるべきものです、今は何もスタイルを定義していなくても、明らかのある意味を持っている部分にclassを定義しておき、後で表現を変えることができます、もちろん何も見栄えを指定しなくてもかまいません、そこにはそういう意味がある、事をきちんと定義していればいいのです。
ぢつは、これだけえらそうなことを言っていながら、kei.のclass名の付け方はあまり正しくありません、決して真似しないで、悪いお手本として見てください。
ところで、「月刊アスキー」1999年11月号 別巻「Windows98困った時に開く本」p.63に Cimmunicator5.0はCSSサポートがIE5.0を上回る。と書いてありました。本当でしょうか?Mozilla4.6では中途半端なサポートで「Mozillaではスタイルシートを無効にしてください」とお願いしなければならないような状態なのに・・・・・
すでにご覧になった通り、Top Pageでレイアウトのためにtableを使ってしまってます。 このサイトの引越しと大改装の歴史的経緯からTop Pageのデザインを始めた頃はまだ、HTMLの正しい書き方なんて全く考えていませんでした、むしろ、イメージや、スクリプトを多用したデザイン重視の考え方をしていたぐらいです。
引越し・大改装とほぼ同時期に「例の本」に出会い、考え方を改めました。以後、正しいHTMLを目指しました。
ただ、Top Pageのデザインに関しては、諦めがつきませんでした。自分としてはすごく気に入ってるデザインで、イメージの作成にもかなりの時間をかけました。
未練があるんです。すごく………
CSSでレイアウトしようとしたんですが、もぢらの抵抗に遭ってしまいました。 もぢらがCSSをきちんと実装するか、未練ときっぱり決別できるまで、もう少し大目に見てやってください。
願わくば、早くもぢらがCSSを実装してくれますように………それよりも、さっさと未練を捨てられますように………
<BR>
の話
IBM 社製のProTALKER 97と言うクリップボード読み上げソフトのサイトを見ていたら、文中に<br>
があるとそこで1拍おいて読んでしまうらしい事を見つけた、そこを句読点と同じように文の区切りとみなすらしい。ただ、設定を変更すれば、句読点だけを文の区切りと見るようにできる。
だけど、句読点など文の区切りでもない所に<br>
を入れることに問題があると思う。たとえば文の意味上、特に1文を目立たせるために、段落中の文の句点「。」の後に入れるのはまだいいが、読点「、」の後には入れるべきではない、読点は連続する文を適宜読みやすくするために入れるもので、文の区切りではない。
次回更新に続く。
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<DEL>と<INS>
の話 - そして論理的マークアップの薦め -この章はあるメールを頂き、その方とのやり取りの中で感じた事を元に急遽作成しました。従って、当サイトの他のコンテンツと重複、矛盾が生じている可能性があります。矛盾に関してはできるだけ速やかに修正するつもりです。ご了承下さい。
内容が古くなったため(obsolete)、あるいは内容を完全に破棄したため(expire)に、DELによって削除した事を明示する、また、内容を変更したため(change)に削除箇所をDELにより明示して、追加箇所をINSによって明示する。こう言った明示性はHTMLが論理的なマークアップ言語である事の大きなメリットである。
それなのに論理的なHTMLの要素が認知されていないために、こう言ったマーク付けができない、功を奏さないのが現状である。何故だろう?パソコン初心者はDEL要素の意味は解からないのでと言う意見が尤もである、と言うこの状況は何が原因であろうか?
もちろん、昨日今日にパソコンをはじめて、webサイトを見るのも初めて、と言うような人にいきなりHTMLの要素の意味を正しく理解せよ、と言っているわけではない。もしそんな事を主張すればそれは言葉の暴力と言える。しかし、HTMLを正しく理解していないのは初心者だけだろうか?某有名ホームページ作成入門サイトの作者はそのサイトのHTMLリファレンスにおいて正しく要素の意味を解説しているにも拘わらず、そのサイトのソースにおいて、正しくHTMLの要素が使えていない(それどころかDOCTYPEすら宣言していない。しかもその重要性を説いているのに)。こう言った状況になった原因は那辺にあるのだろう?
ぢつはこれはwebが爆発的に普及し始めた時期にまで遡る、多くのwebサイト作成者がHTMLの要素を、単なる表示系の指定のために使った事に起因するのである。その為、更に多くのwebサイト作成者と閲覧者は、HTMLは表示を指定する道具と考えた。またこれらに更に拍車をかけた原因として多くのいいかげんな「ホームページ入門本」の類い、及び更にいいかげんなHTMLオーサリングツールの類いである。(のけぞる本!、いくつかの書籍のあらさがし、いくつかのHTMLエディタについて参照。)
そのため、webサイト作成者は自分が考える意味に応じて、本来のHTMLの要素の意味は完全に無視してブラウザに表示させたい見栄え、デザインの類いを指定するようになった。その結果、HTMLの要素は実は論理的な意味を持っていて、それを明示するためにブラウザは表示を変えていると言う事を考えない(理解しない)事があたりまえになってしまったのである。
最もひどい例としては、blockquote要素は多くのブラウザがインデント表示をする。一般の紙媒体の文書においても、ブロックレベルの引用箇所はインデント表記するのが一般的である。ブラウザはそれに準じたまでであった。ところが予期せぬ事態が発生した。blockquote要素をただのインデント表示させるための道具として使うものが現れたのだ。しかも非常に多くのサイトにおいて………。
しかしもう一度ブラウザでの表示を見ながらよく考えて欲しい、多くの視覚系ブラウザではDEL要素の内容は打ち消し線を伴なって表示される。普通、文字が打ち消し線を伴なっていれば、それは何らかの理由で削除されたものと捉えるのが普通ではないだろうか?これは明らかに視覚的に理解できるのではないか?けっして、打ち消し線で文字列を打ち消したいからDEL要素を使うのではなく、文字列を打ち消したいからDEL要素を使った結果、打ち消し線が引かれる。と言う、HTMLの要素とブラウザの表示結果との関係は、DEL要素で最も明確に表されていると思われる。
ただ、DELの打ち消し線や、EMの太字は誰でも、知識が無くても概ね意味する所が理解できると思うが、他の要素、たとえばINSのアンダーラインなどは知識無くしてそれが「追加された部分」である事を理解する事は不可能であろう。
しかし、表示に変化が加えられる以上それが何かを意味している事は自明である。先に示したようなHTMLの要素を間違って使っている人達にしても、マーク付けによって表示に変化を与えたいのはそこに何らかの意味を持たせたかったはずである。だから、表示の変化はそこに何かを意味付けたいとの判断に基づいて、閲覧者はHTMLを学習し、当然リソースの提供者は、正しくマーク付けした上でCSS等によって要素の意味を明示的にするべきなのだと思う。
初めに書いたように論理的マーク付けが功を奏さない直接の原因は、閲覧者がHTMLを良く知らない事だが、そもそもその発端はHTMLがどう言うものかもよく知らずにその入門書や、入門・解説サイト等を作成し、広めた人達にも問題があった。
しかし、本来HTMLの文法はwebと言う社会におけるルールである、従ってその社会にいる限りはそのルールを知り、それに基づいて行動されなければならない。あえて言うならば法律と同じである、日本国内においては、たとえその刑法を知らなくても、刑法に違反すれば犯罪であるのと同じように、webの社会ではHTMLの文法に従ってwebページは記述され、HTMLの文法に従ってwebページは読まれなくてはならない。
今までは広く一般にHTMLのルールが認知されるための猶予期間であったと思う、しかしここまでインターネットへの接続環境が整い、webの利用者が増えてきた以上、そろそろ猶予期間は終わるべきである。そこで今必要なのは、一般のwebサイト閲覧者の人達に対して正しいHTMLの啓蒙を行う事だ。一旦は悪貨に駆逐された良貨の復権のため、少しはHTMLを理解できている者達がその努力をする事である。kei.も微力ながら努力を惜しまないつもりである。
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阪急電車では2003年6/10より7/10まで「スマイル&クリーンキャンペーン」とやらで、「携帯電話の終日電源オフ車両」の試験導入を行っていた。そしてその終了後、なし崩し的に「携帯電話の終日電源オフ車両」を継続している。
非常に結構な事である。kei.はこれまでも「携帯電話電源オフ車両」の導入を行うべき、との考えをもっていた。ペースメーカーなど、電磁波の影響により異常動作を起こしてしまうような携帯型・埋め込み型医療機器を使用している人にとって、電車やバスなどの公共交通機関での携帯電話は凶器になりかねないからである。
そこでせめて電車だけでも「携帯電話電源オフ車両」の導入を行えば、多くのペースメーカー利用者にとって、朗報ではないかと考えていたのである。
そして、それは多くの携帯電話利用者にとっても非常に喜ばしい事であると考えていた。何故なら、この「携帯電話電源オフ車両」によって、携帯電話によって被害を被る人と、電車内での携帯電話の利用を望む人とがお互い住み分けられる事によって共存できるようになるからである。
ところが阪急電車はとんでもない事を言い出した、車内アナウンスによって、「携帯電話の終日電源オフ車両」での携帯電話の電源オフを求めると共に、従来通り、一般車両においても携帯電話での通話、メール交換を行わないように求めるアナウンスを行っているのである。
また、阪急が公開しているニュースリリースの当該文書(注:PDFファイル)にも次のようにある。
※「携帯電話の終日電源オフ車両」以外の車両については、車内における通話はご遠慮いただくようご案内してまいります。
敢えて言おう、アホですか?何の為の「携帯電話の終日電源オフ車両」ですか?と。
もうわけが分からない。せっかく住み分けができて、バリアフリーな環境がまた一つ増える筈なのに、何故わざわざそれを潰しにかかるのか?前述の当該文書(注:PDFファイル)には次のようにある。
阪急電鉄、能勢電鉄では、6月10日(火)より7月10日(木)まで、お客様に快適な移動空間をご提供し、更なるお客様満足の向上を図るため、「きれいな駅と笑顔」でお客様をお迎えする「スマイル&クリーンキャンペーン」を駅および車内にて実施いたします。
その一環として、6月10日(火)より、全列車に「携帯電話の終日電源オフ車両」を試験導入いたします。これは、これまで車内における携帯電話の使用はご遠慮いただくとともに、車内混雑時には電源をお切りいただくようご案内しておりましたが、多くのお客様より車内での終日電源オフを望むご意見を頂戴していることや、この施策が「やさしい車内環境づくり」の一つとなることなどを考慮して、実施するものです。
「更なるお客様満足の向上を図るため
」、「やさしい車内環境づくり」
と言っておきながら、携帯利用希望者に対して「満足できない」移動空間の提供を行い、「やさしくない車内環境づくり」の一つを増やしている事に気付いていない。
「やさしい」の対象を何故、ペースメーカー等利用者(以下、PM利用者)等の携帯電話忌避者(以下、携帯忌避者とする)のみに絞ってしまうのか?携帯利用希望者(以下、携帯利用者とする)はどうでもいいのか?
彼らは、バリアフリーというものの意味を履き違えているのではないか?バリアフリーというのは、いろいろな人がお互いの間に障壁を感じさせない事を言うのではないのか。携帯忌避者の権利が、携帯利用者の一方的犠牲の上に成り立つのは、決してバリアフリーとは言わないのではないのか。
弱者の権利を守るために、他の者が可能な犠牲を払う以外に手段が無いのなら、その犠牲は意味を持っているし払われなければならないであろう。しかし、簡単な住み分けを行うことで、お互いの権利が守られるなら、当然その住み分けを行うべきで無いのか。
この場合、数両の車両を連結している列車であるから、その列車毎に住み分けが行われれば、それでよいことである。そして「携帯電話の終日電源オフ車両」とはまさにそれを実現しているではないか。これが、バスや、1両で運行されている電車などであれば、従来通り、「車内混雑時の携帯電源オフ」を行うべきである。
もっとも、車内における「携帯電話での通話、メール交換の禁止」を言うとき、ペースメーカ利用者などの携帯忌避者に対する配慮ではない、別の主張があることは知っている。つまり「車内における携帯電話での通話、メール交換自体が周囲に迷惑である」という意見である。
「車内における携帯電話での通話、メール交換自体が周囲に迷惑である」という主張について少し考えたみたい。
この主張は携帯が普及し始めた頃に盛んに行われていたように記憶している。携帯を持つ人が増えてきたが、まだまだ持っていない人の方が多い。その頃に始まった主張だったと思う。
その頃の携帯はまだ電話機も高く、基本料金なども高額だったので、持っている人は少し優越感を持っていたと思う、だから電話がかかってくると、殊更に大きな声で喋ったり、ちょっと態度が大きかったりしたものである。kei.も、飲食店などで食事中にこれをやられると不快に思ったことがある。
しかし今はどうだろう、総務省の情報通信白書平成15年版の資料(注:PDFファイル)にある資料1-3-7 都道府県別情報化指標を見てみると、携帯電話・PHS契約数人口比は全国平均で64.1%にも及ぶ。こうなると、通勤時間帯などの電車では、乗客の大半が携帯を持っていることになる、今や携帯は持っててあたりまえの時代であり、大声で話しても恥ずかしいだけで自慢にも何にもならない。実際、今時電車の中において大声で携帯で話している人の方が少ないのではないか。
ようするに、昔、携帯が迷惑といわれ始めた頃は携帯を持っている者は自慢げに周囲の迷惑を顧みず大声で通話し、携帯を持っていないものは多少のひがみ根性も含んで乗車中の通話を迷惑だと主張した、と言う事ではないのか。
本当に迷惑なのは、電車やバスの中に限らず、どこであっても公共の場所において、大声で通話したり、大きなキー操作音でメールを打っていることであり、これは公共の場所において、必要以上の大声で会話したりすることや、喫煙することと何ら変わりない事である。したがって、周囲に十分配慮した上で通話したりメールを打つことが、迷惑行為に当たるとはとても思えない。
現在、車内での携帯による通話を本当に迷惑行為だと感じている人が、一体どれだけいるのだろう?車内での通話を迷惑だと主張している人の中には、それがマナーであると、思い込んでいる人がいるのではないだろうか。昔の主張をそのまま現在に引きずっているだけで、自分自身の実感としては、迷惑だと本当は感じていないのではないか。
もちろん、本当に迷惑だと感じている人もいるだろう、だからこそ、それぞれが住み分けることによって、誰もが満足できる環境を作ることができるのではないか。
はじめの話に戻るが、だからこそ「携帯電話電源オフ車両」では携帯の電源を切る、「携帯電話電源オフ車両」以外では過度に大声でも無い限り通話しても良い。とするべきではないのか。
いくらか譲って、「携帯電話電源オフ車両」以外でも通話は迷惑だから通話を禁止する、というのであれば、「携帯電話電源オフ車両」と同じだけの両数の「携帯電話利用可車両」を用意するべきである。でなければ明らかに携帯利用者の権利が侵害されているではないか。
前述のように、kei.は「車内における携帯電話での通話、メール交換自体が周囲に迷惑である」と言のは最早通用しないし、それを禁止するマナーは一部の人たちによって作られ、維持されている偏ったマナーである。と考える。
今本当に求められるのは「車内における携帯電話での通話、メール交換」がなんとなく不愉快であると言うような主張に基づいたマナーではなく、
の権利を守り、また同時に携帯利用者の権利も守るため、その住み分けを徹底する事であり、そのためには「携帯電話の終日電源オフ車両」での携帯電話の電源オフはマナーではなく、ルールであるとすることだ。当然ルール違反には罰則が与えられるべきである。
最後にこれまで述べてきたkei.の主張をまとめて終わりにしたい。
と、このようにkei.は考えている。とにかく住み分けが重要だと思う、そうしてお互いが障壁のない環境を持つこと、それがバリアフリーの理想形の筈である。
阪急電鉄は携帯電源OFF車両のご案内のよくあるご質問で次のような見解を示している。
2.「携帯電話の終日電源オフ車両」以外の車両では通話してもよいのですか。
「携帯電話の終日電源オフ車両」以外の車両でも携帯電話による通話はご遠慮ください。ステッカーや車内放送で「通話はご遠慮ください」とご案内しております。また、携帯電話はマナーモードにお切り換えください。
4.「通話可能車両」は設定しないのですか。
多くのお客さまからから「携帯電話の使用が迷惑」という旨のご意見いただいております。これを考慮し、「通話可能車両」を導入する予定はございません。
2について、何故「通話はご遠慮ください」なのか、理由の説明がまったくない。
また4について、何故「携帯電話の使用が迷惑」という旨の意見のみを採用し、「通話可能車両を導入してほしい」という旨の意見は採用しないのか理由がわからない。
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待ちに待った国立国会図書館 関西館が、2002-10-7.遂に開館しました。
アジア情報室を備え、アジア関係資料を重点的に整備しています。もうkei.にとって願ってもない限りです。
そして2002-10-9. 国立国会図書館 関西館に行って来ました!
京都から近鉄京都線で新祝園(急行停車)まで乗って、バスで国立国会図書館まで、バスの乗り継ぎ時間を入れて約1時間。バスはいかにも田舎、と言った田んぼや畑の傍を通り、やがてわざとらしいと思えるほど大きな通りを進むと見えてくる近代建築。関西文化学術研究都市の中に国立国会図書館 関西館は有ります。
「祝園」と書いて「ほうその」と読みます。ちょっと読めないですが、これは多分「はふり」の訛音に拠るのではないでしょうか。
- はふり【祝】
- 神に仕えるのを職とする者。普通には禰宜ねぎの次位で祭祀などに従った人。はふりこ。はふりと。神代紀上「熱田の―の掌りまつる神」
広辞苑第5版 東京、岩波書店、1998.
バス停は国立国会図書館 関西館の本当に前に止まりました。もうこの段階で期待でいっぱいです。
いよいよ中へ、B1で館内利用カードの発行を受け、ロッカーに荷物を預けて閲覧室へ。
閲覧室へは財布(お金)を持って入るようにしましょう。複写をする場合、その時にはお金は要りませんが、退館する時に精算します。もしロッカーに財布を入れていた場合、一時退館の形を採ってロッカーに財布を取りに行かないといけません。
広い!入ってすぐに総合案内があり、その向こうにNDL-OPAC(資料検索システム)が稼動している端末が並んでいます。右側の奥に、貸付・返却カウンターと複写カウンターがあり、全体の3/4位が総合資料の開架書架が並んでいます。
その反対側、左の奥にアジアカウンターがあり、アジア情報室資料開架書架とアジア言語OPACの端末があります。(webの国立国会図書館アジア言語OPACへ)
とりあえずNDL-OPACの端末で検索開始。ここのNDL-OPAC端末ではデフォルトで検索対象が関西館になっているので、自宅等でwebのNDL-OPACを利用して検索していた資料が東京館の所蔵であった場合はヒットしないので注意!
次回更新に続く。
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公共の場所で喫煙するな!を御覧下さい。
kei.はほとんど毎日電車に乗っている。最近ではほとんどの駅でホームに点字ブロックが張ってある。ところが困った事にこの点字ブロックの上に、ズーッと立ちはだかる人達があまりにも多い。
偉そうな事を言ったが、ぢつはkei.もこの間、迂闊にも点字ブロック(以下、このコーナー内に限っては単に、ブロックと呼ぶ)の上に立ってしまったのだ。大バカ者である。この時に視覚障害者の人がホームに入って来られた。
状況はこうだ。この駅は地下の駅で、階段を下りてホームに入る、階段を下り切った所に、それを示すブロックがあり、そこからホームに向かって誘導のためのブロックが敷かれている。kei.は階段から2メートルほど進んだ所のブロックの上に立って、電車を待っていたのだ。視覚障害者の人は杖でブロックを確認しながら階段を下りた、そこで、杖の音に気付けばよかったのだが、そこは大バカ者のkei.である、全然気付いていない。視覚障害者の人はブロックの誘導に従ってホームに向かって進み始めた。
「あっ!」
杖の先が足に当たり、ハッとする視覚障害者の人とその足の持ち主。しかし幸い(と言うか………)にもその足はkei.の足ではなかった。
そう、kei.と階段の間にもうひとり、人(ちょっと綺麗な女の人(学生?))が立っていたのだ。慌ててその女の人はその場を離れて行ったが、kei.も慌てて邪魔にならない所に移動したのは言うまでもない。
全く情けない話である。自分が直接邪魔したんじゃないから良い、と言う事はない。その不注意、無神経さに問題があると思う。
kei.は別に普段から障害者に人のためにボランティアをしてるとか、何か福祉関係に特に係っているとか、そう言った事は全くない。でも、時々、視覚障害者の人が歩いているのを見ると、「不便やろな」と思っていたので、ブロックにはちょっと興味があった。
最近とくに物忘れがひどいんです。今、思いついたことが一瞬のうちに彼岸に行ってしまう、もう2度と思い出せない。
そんな事がしょっちゅうあります、だからすぐにメモしないとダメなんです、でも、メモしようとしてる間に飛んでいってしまった思い付きもいっぱいあります、彼等は何処に行ったんでしょうか?今ごろどうしてるんでしょうか?もうkei.のとこには帰って来てくれないんでしょうか?
勘違いがひどいんです。 すぐには思い出せないけどいっぱいあります。
思い出したら書きます。
「しんこくげき」と言う劇団がある。
「新国劇」が本当だが、中学ぐらいまで、「深刻劇」不条理劇みたいなものの事だと勘違いしてました。
中学ぐらいまで汚職事件を御食事券と勘違いしてました。
政治家とかが高級飲食店なんかの御食事券をもらって、見返りにくれた人の言うことを聞いてあげたりするんだと思ってました。
これはkei.が小学生ぐらいまでの話である。
「月極」を「つきぎめ」などと誰が読むであろうか?当然これは「げつぎょく」である。
「げつぎょくガレージ」そう書かれたガレージが至る所にある。うちの近所だけではない、旅行でいった遠いところにもある。そう、日本中いたるところにあるのだ。
おそるべし、「げつぎょくガレージチェーン」
そう、kei.はこれらをみんな日本全国で展開しているガレージのフランチャイズチェーン店だと思っていたのである。
こう思っていた人は結構いるはずだ。同好の士がいらっしゃれば、ぜひ御一報いただ きたい。
また、事業家の方で、本当に「げつぎょくガレージチェーン」を始められる方が居ら れれば、それはスバラシイことである。 なにしろ、kei.は先見の明があったわけだ。(笑)
当然、「台風一過」である。
が、kei.が御幼少のみぎりに、テレビの天気予報などで「たいふういっか」 と言っているのである。
「台風**号が通過し・・・・・・「たいふういっか」の・・・・・・・・・・・・・」
テレビの画面を見ると、熱低になった台風**号が日本海あたりにあって、沖縄の辺には別の台風**2号が居る。更にフィリピンの辺りには台風になるであろう熱低どもがいくつも居るのである。
kei.は思った。
こいつらが、「一家」か。
そう、「台風一家」と思っていたのである。
kei.の名誉のために言っておくが、これは本当に幼少のみぎりの話であって、決して いいかげんな歳になるまでそう思っていたわけではない。
いい年をしてこんな事を思っていたら、それこそアホである。