ホーム > 過去のコンサート> 2006

>> 2012
>> 2011

>> 2010
>> 2009
>> 2008
>> 2007
>> 2006
>> 2005
>> 2004
>> 2003

>> 2002
>> 2001
>> 2000
>> 1999
>> 1998
>> 1997
>> 1996
>> 1995
>> 1994
>> 1993
>> 1992
>> 1990





06年12月24日(日)
「第42回全同志社メサイア演奏会」


日時:12月24日(日)
場所:京都コンサートホール
指揮:金洪才
曲目:G.H.ヘンデル / オラトリオ「メサイア」

素敵なクリスマスイヴのひと時はぜひ「同志社メサイア」で。(井幡)

06年12月2日(土)
「京都教育大学市民合唱団演奏会」

日時:12月2日(土) 18:00開演
場所:京都コンサートホール
指揮:山下一史
演奏:京都市交響楽団
ソプラノ:稲森慈恵、アルト:宇野宏美、テナー:越野保宏、バス:片桐直樹
曲目:G.H.ヘンデル / オラトリオ「メサイア」

京響さんのトラで出演させてもらいます。(井幡)

06年11月17日(金)
「早稲田校友会 津田佐代子ミニコンサート」


日時:11月17日(金) 18時〜19時
場所:京都ブライトンホテル地下1階「英の間」
料金:¥1,000

さわやかフルートティストの津田さんの伴奏しま〜す。(井幡)
06年10月19日(木)
リーガロイヤルホテル京都「全東レ60周年記念式典」

プログラム:ヘンデル:トリオソナタ二長調

06年8月24日(木)
京都ブライトンホテル「京都北ロータリークラブ例会」


プログラム:C・P・E バッハ:「ラ・フォリア」12の変奏曲 他

06年7月1日(土)
「京都音楽家クラブ創立50周年 藤堂音楽賞25周年記念演奏会」

日時:7月1日(土)午後6時30分開演
場所:京都コンサートホール(ムラタ)

『京都音楽家クラブのすご〜い演奏家の方々に混ざってなぜか私もバッハの「平均率第一巻より変イ長調」そしてロワイエの「スキタイ人の行進」を弾かせて頂きます。チェンバロ弾いてる役得かな・・・・・・・・?』(井幡)

06年4月23日(日)
「井幡万友美
チェンバロ・リサイタル」

日時:2006年4月23日(日)午後2:30〜(開場は2:00)
場所:府民ホール「アルティ」(地下鉄烏丸線「今出川駅」下車6番出口より南へ5分)

料金:(全席自由)
一般 3.000円(当日3.500円)
学生 2.000円(当日2.500円)
チケット:
エラート音楽事務所 075(751)0617
アルティ 075(441)1414
電子チケットぴあ 0570(02)9990 (Pコード:220-948)
ローソン・チケット 0570(000)777 ( Lコード:55558)

プログラム:
A.スカルラッティ:チェンバロのためのトッカータ イ短調
D.スカルラッティ:ソナタ K162 K163
C.P.E.バッハ:「スペインのフォリア」による変奏曲 H267
J.S.バッハ:イギリス組曲 第5番 ホ短調 BWV810
池上敏:コンセール・ア・トワ(委嘱初演)
J.Ph.ラモー:「コンセールによるクラヴサン曲集」より第4コンセール

バロックヴァイオリン:近藤昌子
ヴィオラ・ダ・ガンバ:上田康雄

後援:同志社女子大学音楽学会《頌啓会》、京都音楽家クラブ

バロックヴァイオリン 近藤昌子
京都市立堀川高校音楽科(現京都市立音楽高校)卒業。京都市立芸術大学音楽学部卒業。'90~'93オランダに留学。デンハーグ王立音楽院バロック科修了。サーティフィケイトを取得。'90~'97東京バッハモーツアルトオーケストラ、バッハコレギウムジャパン等で活躍する。'95~'97大阪府立夕陽丘高校音楽科講師。現在は後進の指導の他ソロ、室内楽、オーケストラ等で積極的に活動している。これまでに橋本寿子、岩淵龍太郎、S.クイケンの各氏に師事。
 
ヴィオラ・ダ・ガンバ 上田康雄
京都生まれ、京都市立芸術大学音楽学部において作曲、チェロを学ぶ。在学中より京都市交響楽団に入団。90年より3年間オランダに留学。王立音楽院およ びアムステルダム古楽アカデミーに学ぶ。鈴木秀美、J.T.リンデンの各氏に師事。東京バッハモーツアルトオーケストラ、バッハコレギウムジャパン等で活動。現在京都フィルハ−モニー室内合奏団メンバー。




 アレッサンドロ・スカルラッティ「チェンバロのためのトッカータ」に続いて、ドメニコ・スカルラッティの「ソナタ」、CPEバッハ《「スペインのフォリア」による変奏曲》に、続いてJSバッハの《イギリス組曲第5番》と、スカルラッティとバッハ父子の曲を配置した。
 一音一音を丹念に積み重ねながら副旋律を繊細に強調する演奏で、それぞれの曲の形式や表情を巧みに引き出す。父子の間で微妙に違う楽曲構成を展開することで、古曲に新鮮な息吹を吹き込む効果を見せた。《フォリア変奏曲》を中に挟む曲の配置も的確である。
 後半はバロック・ヴァイオリンの近藤昌子とヴィオラ・ダ・ガンバの上田康雄が加わり、池上敏の新曲《コンセール・ア・トロワ》(初演)とJ・Ph・ラモーの《コンセールによるクラヴサン曲集》より《第4コンセール》。
 現代曲と古曲特有の音世界とを比較する中から、その共通性や可能性などを描き出す試みで、その意図は聴衆に伝わったようだ。何よりも井幡万友美たちの的確な演奏技量がそれを可能にしたのだろう。

「音楽の友」2006年6月号 嶋田邦雄