新作落語:駄犬・ハチ公の一夜 作:鴨野東闇
近頃は大層なペットブームとかで、血統書付きのご立派な犬や猫をお連れしている方々が、あちらこちらに見受けられますが、中には犬にブーツをはかしチョッキのようなものを着せてお散歩されてる、まるで着せ替え人形ごっこ、のような感じでお連れしている方などもお見受けされますが、このように可愛がっていただいている内は宜しいのですが、大きくなって、そりゃあ小さい頃の犬猫の可愛さといえば、人様の子供よりも可愛かったりいたしますが、大人になり可愛気がなくなったり、よく噛み付いたり、またやはりいろいろお金もかかりますので、どこか遠くに捨ててしまうような人達もいるわけで、時にははぐれて行方不明の犬が何年かたってから、我が家にたどりついたというような感動物語などもございますが、大方は捨て犬や捨て猫でございまして、それが野良犬や野良猫となり、自由奔放でございますから、繁殖もしほうだいでございまして、増え続け、悪さもいたしますから、結局は捕らえられて、なんと今では年間四十万匹に近い犬猫がガス室送りにされているそうでございます。まったく人間様のエゴの犠牲になっている訳でございますが、犬猫ばかりでなく、最近はワニ、トカゲ、イグアナ、ヘビ、まあこの連中と一緒に布団で抱き合って寝たなどと言う御仁のお話などは伺ったことはございませんので、ペットと呼べるかどうかわかりませんが、そのような爬虫類まで捨てる者がおるそうでございます。もちろん逃げ出したケースも多々あるわけですが、アライグマなんかも時々町中で見受けられるそうでございます。
「よ、アライグマじゃねえか、だれでいこんなもん捨てたのは?」
アライグマの方も、飼われておりましたもんで、人様をそれほど恐れたりはいたしませんで、「ちょいと、あたしでは駄目かえ」などと横目でちらりと見たりいたしますが、そこはアライグマ、「バカヤロー、顔洗って出直せ」などと言われまして、洗っていたリンゴを放り投げて叢に逃げ出した、といったようなお話も、お伺いしたことはなく、初めてお話させていただいた訳でございます。
お話はまた犬と猫に戻りますが、英語でcat and dogと申しますと、大変仲の悪い喩えで、日本では犬猿の仲などと申しまして、猿が犬の相手でございますが、あちらでは猫が犬の相手になっておりまして、この犬猫が複数形となり、it rains cats and dogsと申しますと、土砂降りと訳すそうでして、何匹もの犬と猫が大げんかして、あばれまくっている様子をご想像していただきますと、なんとなくこの英語が理解出来そうに思われる訳でございます。
さてこれからのお話は、犬と猫が結構仲良く遊んでいる、そのようなお話でございますが、色々なお名前の犬猫が出てまいりますが、悪意もなく、悪口でもなんでもございませんで、あくまでも落語の中のお話でございます。お気を悪くなさらずに、そのへんを充分ご理解いただき、お話をお聞き願いたく存じます。
ハチ公と呼ばれる雄の秋田犬がある家に住んでおりますが、こいつはと申しますと、とんでもねえ野郎でして、かの渋谷駅に銅像となり今も讃えられる忠犬ハチ公様とは、名前は同じでございますが、月とスッポン、天と地ほどの違いがございまして、朝の散歩から帰りますてえと、大飯を喰らい、食い終わったらごろんと横になり、泥棒が来てもチラッと見るだけで、まったく吠えんような奴でございます。まったくの役立たずでございますが、こいつはまた喧嘩と酒と女が大好きでございまして、夕方の散歩の後、軽く飯を食って暫くするてえと、ぞろ飲みに出かけたりする訳でございます。
ワー良く寝た、よし今日は久しぶりに三毛がやってるスナック・タマにでも行ってみるか。(子犬のワルツかかる)
「よーおるけえ」
「いらっしゃーい、あーら、はっちゃん、お久しぶり、お元気?」
「よー、元気であたりめえよ。ところでママおめーはどうなんでえ」
「あたしゃ暫く休んでいたのよ。よかったわ、少し前なら休業だわさ」
「えー、ママおめえ去年も産休で休んだんじゃなかったかい。今年は病気でもしたのかい」
「いえねー、今年も産休」
「なんだって、また産休だと。おめえ去年はキジ男の子どもが産まれたと言っていたが、今年もキジ男の子どもかい」
「それがさー、キジ男が浮気性でね、子供が産まれるというのに、あっちふらふら、こっちふらふらで、嫌気がさして別れたの」
「えー、それじゃあ今度の子供は誰の子でえ。おめえの方こそ浮気性じゃねえか」
「うふん、今度の子は三丁目のと ら す け」
「なにい、三丁目のトラスケ。あの悪がきかあ。しかし結構な年下じゃなかったかい。いやあまいったなあ」
「そうなのさ、トラスケがね店で飲んでてね、自分のせいで友達もなく孤独なんだ寂しいよ、とか言うもんでね、慰めてるうちに出来ちまったんだよ」
「まったくしようがねえな。どうするんだよ、これから。大丈夫かい」
「ううん、大丈夫じゃないの。キジにしろトラにしろ、あとはほったらかし。小さな子供かかえて大変よ。助けてちょうだいね、はっちゃん。トラもやっぱりいいかげんな男だったのさ。別れたわよ」
「まったく仕方ねえな。時々店に来るぐらいだぜ、犬の俺に出来ることは。結構うちの親父もうるさいからな」
「それはそうとさ、政権も替わって、そうそう子供手当がでるという噂だけれど、本当かい」
「そうさなあ、中学生以下と聞いているがなあ。俺も詳しいことは知らねえ」
「私の子供にも出るかしら?まだ一歳と三ヶ月だけど、六匹もいるからねえ。出れば随分楽になるのだけどねえ」
「えー、六匹もいるのか?なんだって、三つ子、三つ子だってえ。そうさなあおめえたちも多産系だからなあ。一度役所に行ってみなよ。役所で聞くのが一番よ」
「いいこと聞いたわ。いっぺん行ってみるわ」
「しかしなあママよ、間違っても保健所に行くのじゃねえぞ。あんなところに行ったひにゃ帰ってこれねえぞ」
「わかっているわよ」
「そうだ保健所で思い出したがよ、俺の近所の雑種の熊よ、この間ひどい目にあったらしいぜ。ほら一丁目の神社の裏の小山に四五匹の野良がおるの知ってるかい」
「ああ噂に聞いているよ」
「あそこに抜け出して遊びにいったらしいぜ。そうしたらよ、ちょうどおめえ、犬狩りにあってしまって保健所につれこまれたっていうじゃねえか。熊知りませんか、熊知りませんかと、なあ飼い主が必死に捜してよ、やっと保健所に連れ込まれた、と聞いた時はもう時間切れ寸前よ。あわてて迎えに行ったらよ、間一髪でよ、もう頭に白い三角巾が着けられていたと言うじゃねえかい。私とこの犬です、返してください、とやっとの思いで連れ帰ったらしいぜ。熊もそれからは随分おとなしくなったらしいがな。でもさあ他の連中は可哀想だがお陀仏よ」
「可哀想だねえ」
「そうよな、別に嬉しくて野良なんぞしてねえわさ。食いもん探すのも大変らしいからな。ていげいが痩せ細って病気がちよ」
「それに較べたら、はっちゃんはお気楽ねえ」
「ほっといてくれ。まあな朝晩ちゃんと飯も出るしよ、時々風呂まで入れてくれるしよ、贅沢はいわねえ」
「よく言うよ。そんな贅沢ありゃしないよ。いい飼い主ねえ」
「そうさな、親父や家族が帰ってきた時にゃ、しっぽ振ってお迎えに出りゃ敵は大喜びさ。単純なもんよ。おーよしよし、おやつでもやろう、なんてね、うめえささみジャーキーの二三本もぽんとくれたりするからな。扱い易い家族よ」
「いいわねえ、まあ私だって一応スナックの経営者だからね。自由を謳歌しているわよ。それはそうとね、近所に私と同じ三毛が何匹かいたのだけれど、いつの間にかいなくなったという噂よ。誘拐でもされたのかしらねえ」
「おいママ、それって猫狩りじゃねえか。なんでも三毛の皮は三味線に一番と聞いているからな。ママも気をつけろよ。やられっちまうぜ。三味線の皮じゃ浮かばれねえぜ」
「怖い世の中になったもんだね。人間の世界でも誘拐に猟奇殺人事件、はやっているわねえ」
「そうさな、人間様も偉そうにしている割には、あまりおつむが良くねえな。欲得に目がくらんでやらあ。俺たちの世界にゃ、時々女や飯の取り合いで酷い喧嘩はあっても、あんな恐ろしい話はねえもんな」
「そうだねえ」
「それと最近は麻薬で捕まる人間が沢山いるじゃねえかい。今じゃ中学生までやっているらしいが、酷い国になったもんだなあ」
「そうねえ、私たちは麻薬なんか、どうだろうね、マタタビの匂いに恍惚となるけど、あれって麻薬かい」
「どうだろうな、麻薬に似たもんかもしれねえな。しかし習慣というか、中毒にはならねえだろう」
「そうねえ、一時的なものかもね」
「それにしてもおめえ達は、けったいな草にやられちまってるじゃねえかい」
「ほっといておくれさ、犬の世界は何にも無しかえ」
「そうだな、汚ねえ話だが、糞を身体に擦り付ける習慣があるなあ」
「いやだあ、本当に汚いわねえ」
「俺も一度やってしまってよ、親父にどやされるは、シャンプー振りかけられてタワシでごしごしよ。二度とやるんじゃねえぞ、今度やったら木刀でぶっ叩くぞ、なんて木刀見せられてからなあ、怖くてそれからはやってねえけど、ついつい鼻面を落ちている糞に近づけてしまうわ」
「変な習慣があるもんだねえ。私たちもマーキングはするけど、はっちゃんたちもするでしょう」
「そうよ、これが大事なのさ、弱そうなやつのマーキングの上にバッと小便をかけてやるとよ、次からはそいつがビビってしまうだろうよ。俺の縄張りに来るんじゃねえぞ、という印だわ」
「なんだか野蛮じゃない」
「いいじゃねえかい、男らしいじゃないかい。おーもうこんな時間か。そろそろけえるわ。ママつけといてくれるかい」
「いいわよ。じゃここにサインしてちょうだい。はっちゃんの足大きいわね。伝票からはみ出そう。喧嘩強いはずだわ」
「わっはは、そりゃそうよ、黄金の右足さ。じゃあよいしょっと、これでいいかい」
「ありがとう、また来てねー」
「じゃあばよ、元気で頑張れよ」
えーい、ついでや、もう一軒行くか。つぎは少々高いが、クラブ黒猫に行ってみよう。
「よー久しぶり」
「いらっしゃーい、あーらはっちゃんおひさ」
「どうでい景気は」
「だめねえ、うちとこなんか社用族でもってたでしょう。それがほとんどゼロに近いから大変よー。そうそう二丁目の高級クラブのシャム、知ってる?」
「おう知ってるさ。行ったことねえけどさ。何でも外人クラブで随分高いらしいとは聞いているがな」
「それがねえ、赤字かかえて、ママが飛び降り自殺はかったらしいのよ」
「本当けえ、可哀想じゃねえか」
「でもねえ、3階のマンションのベランダから飛び降りたらしんだけど、ほら猫でしょう、前足のちょっとした骨折で助かったらしいのよ」
「おめえ達は自殺もできねえのかい」
「そうなのさ、どうすればいいんだろうね」
「大変な世の中になってしもうたなあ。ママところも結構女の子置いているからなあ」
「アメショウ、ペルシャなんか結構給料とるからねえ」
「まあ毛並みの良さだから仕方ねえだろうよ。そこらのミケでは店の格も下がるというもんよ」
「はっちゃんみたいに解ってくれる人はいいけどさ。味噌糞も同じ連中も多いから。なんでこんなに高いのや、て文句いうのがおるからさ。言ってやるよ、ドラ猫の店に行きなって」
「たいへんじゃのう、この商売も。しかし久しぶりに若いホステスに囲まれるのも悪くはねえな。やっぱりクラブは猫の店だぜ。俺たちの連中の店では雰囲気悪いからな。駅前のよう、ブルとかいう店あるだろう、あそこなんかブルドッグのママにパグ、ペキニーズ、チャウチャウのホステスでよう、ブスの見本市みてえな店で、いっぺん行ったら二度と行く気にならんで」
「あらはっちゃん、ブルってゲイバーじゃなかった?」
「えー、あそこゲイバーかい。わからんかったなあ、所詮この程度の女か、って思っていたからなあ」
「馬鹿ねえ、声だってがらがら声じゃなかった」
「そういわれてみりゃ、かわいらしい声じゃなかったなあ」
「それとね、整形している、ってみんな話しているわよ」
「なんだって整形って、整形してあれかい、嘘だろう。うー、思い出したらさぶイボ出るわ。プードルがママで、シュナウザアーがホステスの店も知ってるが、何か気取っている割には、色気というか、妖艶さに欠けるわな。足の短けえ連中の店もあるけど、パットしねえな。やっぱり小顔で大きい目をした、黒いコートなどが似合うスラットしたママのような女がええな」
「ありがとうね、チュッ!」
「うほっ、うれしいね、ママにちゅーしてもらうなんて、初めてじゃなかったかい」
「何飲む」
「ネコヤナギカクテルにつまみは鰹節にするか」
「面白いもの飲むのね、私たちも頂いていいかしら」
「おお、飲め飲め」
ありがとう、ありがとう、乾杯、乾杯。
「ハチ公さん、横についていいかしら」
「はっちゃん、この子最近入ってきたの、シマ子ちゃんです」
「シマ子です、よろしくね」
「おお来い来い。おめえかアメショウのシマ子ていうのは」
「そうです、よろしくね」
「しかしもう少しましな名前付けれねえかい。シマ子じゃそのまんまじゃねえか。宝塚歌劇に出てくるような洒落た名前を付けたらどうでい。アメリカ生れだから、どうでい”よねくにりょうこ”なんてえのは」
「それじゃあ、米倉涼子がなまっただけのようじゃない」
「そうか、駄目かい、それにしても中々かっこいいじゃねえか。縞模様の本当にしゃれた服きているなあ」
「ありがとう。そんなに褒めていただくともっと飲みたくなる。いただいていいかしら。いい、ママ、レミーを入れてくださるって」
「ああら、はっちゃんありがとうね。チーフ、レミー持ってきてちょうだい」
「おいおい高いんじゃねえだろうな。はっきり入れろとは言ってねえぜ、シマ子が勝手に入れるて、まあいいけどさ」
「そうよ男はそうこなくっちゃ。しみったれは嫌いよ」
「都合のいい話のようじゃがのう。それはそうと向こうで賑やかにやってる奴らは誰だい」
「はっちゃん、知っているかしら。コリーの英太郎とラブラドールの金次郎さ」
「おお、あのイギリスに一年留学していた奴らかい」
「そうそう、知っている?」
「時々見かけたじゃねえか。蝶ネクタイなんぞしくさってキザな野郎どもさ。あわんな、あんな連中とは」
「そうねえ、はっちゃんとは正反対ね。生れも育ちもいいし、体の割にはおとなしいし、頭もいいからねえ」
「ママどういう意味やねん。俺が暴れ者で馬鹿野郎という意味かい。そりゃ俺の耳は喧嘩でやられ先が無いし、眉間の傷あとも毛が生えねえしなあ。秋田の田舎者、いや秋田県出身だしなあ。しかし美人はおおいぜ」
「そこまでは馬鹿にしてないけど、よく解ってるじゃないの」
「ふん、面白くねえの。俺だって生まれたばかりの時は結構可愛くてよ、飼い主もよ、どんな立派な犬になるんだろう、と期待してたらしいぜ。しかし今は暴れん坊よ、これもDNAとか言うやつかい」
「どうなんだろうね、生活環境のせいだろうか。それはそうと英ちゃんや金ちゃんの親戚、偉いらしいわよ。なんでも英ちゃんのお母さんの妹の子ども、ラッシーというらしいわよ」
「よよ、名犬ラッシーかい」
「そこまで知らないけどさ」
「俺だって同じ名前のハチ公様は映画になっているじゃねえか」
「ぜんぜん血がつながってないじゃないのさ」
「それもそうだなあ」
「金ちゃんのさあ、下の弟は立派な盲導犬らしいわよ。テレビとかによく出ているらしいよ」
「ほう、大したもんだな。そう言われると、ママよ、俺たちの仲間は結構優秀な連中が多くはねえかい。その羊犬に盲導犬、他にも狩猟犬に警察犬、麻薬の取り締まりや地震とかの災害時の救助犬なんかもいるぜ。立派な連中ではねえかい。それに較べりゃ猫族は役立たずが多くはねえかい」
「なに偉そうなこと言ってるのよ。私たちはね、店の玄関の座布団で丸くなっていれば、それで喜ばれるのさ。招き猫で縁起がいいのよ。お金や人を呼ぶの、あんたたちは番犬でお客を追い返すのよ」
「そう言われるとそうだなあ、人が来りゃ、結構吠えるもんな。俺は知らん顔だけど」
「そうでしょう、それに最近は駅長もいるよ、駅長いっても発車オーライなんてやらないでさ、座布団の上に帽子かぶって座っているだけで、わんさか人が訪ねてくるのさ。人間様も結構単純ねえ。それにさ、私たちは、あんたたちのような肉体労働には向いてないの。優雅なの、私たちは。顔だってしょっちゅう洗って奇麗にしているでしょう。あんたたちはほったらかしじゃない。それに私たちは器用だからねえ。犬の手を借りたいなんて、誰も言わないじゃない。屋根の上にだってほいほいなのよ。あんた達で屋根に登ったものはいないじゃないの。震えて落ちて骨折よ」
「畜生、面白くねえな。話替わるけどよう、それでやつらは英語はぺらぺらかい。
「一年くらいじゃねえ。大したことないみたい。そうねえ、ワンとキャンくらいじゃないの。しゃべれる言葉は」
「なんでえ、それくらいなら俺だってしゃべれるわ。ばあろう」
「でも聞き取りは得意のようよ」
「ふん、ああ面白くねえ。カラオケじゃ。黒猫のタンゴでも歌おうか」(黒猫のタンゴかかる)
犬と猫がわいわいがやがや騒いでおりますが、そろそろカンバンのお時間となりまして、
「はっちゃん、お勘定、お願いね」
「よ、つけでは無理かい」
「無理よ、うちの店現金払いて知ってるでしょう」
「でもなあ、今日は持ち合わせがねえんだが。レミーも入ったしな」
「駄目よ、だれかに一緒に行かすから払ってちょうだい」
「で、いくらでえ」
「結構飲んだわよ、全部で一両半よ」
「え、一両半、飲んだなあ、でもよう、猫に小判ていうじゃねえか、金なんかいらねえだろ」
「ニャンだってー」
お後がよろしいようで・・・・・・・・・
一歳四ヶ月頃のミューちゃんです。吾輩も馬鹿な秋田犬よりは少しはましではなかろうか?