間歇日記

世界Aの始末書


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2003年1月上旬

【1月7日(火)】
▼狂気の沙汰の例――「北朝鮮に核再処理工場を作る」 電力供給が不安定で、フランスのラ・アーグ再処理工場での給電停止事故みたいなことがしょっちゅう起きるためスリル満点である。

【1月5日(日)】
▼ひと晩中本を読んで、朝飯を食いながらテレビのチャンネルをあちこち変えていたら、たまたま新番組の『トリビアの泉』(フジテレビ系)ってのをやっていた。新番組といっても、関東のほうでは半年くらい前からやっているらしい。生きてゆくうえでなーんの役にも立たないつまらない知識“トリビア”を愛でるという番組であり、投稿されたトリビアに出演者がどのくらい感銘を受けたかを、出演者は『ためしてガッテン』風のボタンを叩いて表わす。ボタンを叩くと「へぇ」という間の抜けた音が出る。五人の出演者の持ち点は各“20へぇ”、高へぇを獲得したトリビアに賞金が出る――というだけのもんである。
 にしても、第一号ネタ「小便少女もいる」にはのけぞった。ベルギーにそういう像があるんだそうで、なんとも生々しい映像には爆笑である。べつになーんの芸術的価値もない像で、単にレストランが客寄せのため1987年に作ったものなのだという。いやしかし、それにしても……。まあ、ツカミというのは大事だ。ふだん、こんな時間に起きてるとはかぎらないから、来週からは録画して観ることにしよう。

【1月1日(水)】
▼あけましておめでとうございます。なんだか去年はずいぶんと、そう、三か月くらい長かったように感じられるのだが、それはさておき、今年もよろしくお願いいたします。年賀状をくださった方々、どうもありがとうございました。心苦しいことながら、怠慢と多忙に輪をかけてプリンタまで壊れてしまったため、また今年も年賀状に手をつけることができませんでした。非礼を深くお詫び申し上げます。途切れとぎれながらも日記が続いているかぎり生きてはおりますので、本年もよろしくお願いいたします。
 さて、というわけで正月なのだが、今年の正月はじつに寂しい。海老一染之助・染太郎も揃わない。ヤァヤァヤァ高橋圭三もいない。正月番組などどのみち他愛のないものばかりなのだが、テレビっ子のまま大人になったおれには、一時代が終わりを告げたようで、他愛もないからこそ寂しいのである。
 そこで今年は鉄腕アトム生誕の年でもあるから、染太郎ロボットを作ってはどうかと思うのである。どうせなら染之助ロボのほうが面白かろうと思うのは通じゃない。もはや、ロボットが曲芸をやっても「ほう、さよか」と思うだけだ。難しそうなことをやっても感心してもらえないのがロボットの哀しいところである(実際には、染太郎ロボの制御は非常に難しいだろうとは思う。自由度の多い倒立振り子みたいなもんだろう)。染太郎ロボットには、じつは染之助以上に曲芸ができるのだが、そこをあえて見せずに「おめでとーございます!」とひたすら“頭脳労働”のほうを担当するのが、ロボット工学の粋(「すい」じゃなくて「いき」)だと思うのだがどうか。


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