都市環境デザイン会議関西ブロック
第18回 都市環境デザインフォーラム関西記録
都市環境デザインの仕事の展開
JUDI関西会員の仕事を振り返って
JUDI関西ブロック
フォーラム趣旨
「JUDI設立20周年を迎えるにあたって、JUDI関西では、関西ブロック全会員のこれまでの仕事の成果を考察することを通じ、都市環境デザインの仕事の全体像を明らかにするとともに、その将来を展望することを行なうことにしました。
具体的には、JUDI関西がつくる『都市環境デザインの仕事の展開とその将来』の作成です。
この第一段階として、2009年には、会員が行った仕事事例の募集を行いました。今回のフォーラムは、これを整理・考察した成果を報告し、最終取りまとめの方針について意見交換を行いました。
JUDI関西フォーラム委員長 鳴海邦碩
フォーラムプログラム(当日配布資料掲載)
- 14:15〜14:25 「フォーラムの趣旨」 (鳴海邦碩)
- 14:25〜14:50 「JUDI関西と震災復興」(難波健)
1995年1月に起きた阪神淡路大震災の復興には多くのJUDI関西のメンバーが、様々な活動に関わり、その過程で都市に関する認識を新たにする機会となった。活動の根底にあったことの一つとして、平たく言えばメンバーの日頃のつきあいが非常時に生きたということが言える。このJUDI関西において培われた人間関係に視点をあてて、震災への関わりを改めて追ってみたい。
- 当日資料 事例一覧 当日の議論
- 14:50〜15:15 「都市の開発と再生」(千葉桂司)
大規模な新都市開発が目白押しの時代は過ぎ、高容積を誇る都市再開発の時代も去り、いよいよ縮小に向かう都市の時代を迎えると言われる。これまで獲得してきた都市の計画とデザインの技法は、これからその力を発揮する場を、どこに見出すことができるだろうか。
- 当日資料 事例一覧 当日の議論
- 15:15〜15:40 「景観づくり」(藤本英子)
景観分野はこの20年間で、大きく認識され育って来た分野である。様々な分野の専門性を持つJUDI関西のメンバーが関わって来た仕事を追いながら、建築、土木、景観行政、景観マテリアル、夜間景観などテーマ別の視点と、総合的視点から語る。
- 当日資料 事例一覧 当日の議論
- 15:40〜16:05 「公共空間の魅力づくり」(宮前保子)
公共空間を、不特定多数の人々が自由に利用できる空間であって、公開空地、里山、ため池などの共有空間も含めた概念と位置付け、活動の場、憩いの場、集う場としての公共空間の魅力づくりに対して、専門家の役割を展望する。
- 当日資料 事例一覧 当日の議論
- 16:05〜16:30 「育てるまちづくり」(堀口浩司)
都市計画コンサルタントやプランナーの仕事が、10年ほど前から大きく様変りしてきた。会員の仕事もハードな整備事業や都市マスの策定が減り、まち育てのお手伝いにが増えてきている。しかし、まだビジネス未満という段階のものが多い。この先に展望があるのかどうかを検討する。
- 当日資料 事例一覧 当日の議論
- 16:30〜17:30 意見交換「JUDI関西がつくる将来展望」
鳴海邦碩
1944年青森県生まれ。大阪大学名誉教授。京都大学大学院修士課程修了。兵庫県技師、京都大学助手、大阪大学講師、助教授、教授を経る。工学博士。都市計画、都市環境デザインが専門。日本都市計画学会元会長。阪神・淡路大震災からの復興について10年間にわたって定点調査を行ない、復興まちづくりを検証した。インドネシアをはじめアジア諸国の都市環境調査も行ってきた。サントリー学芸賞、故奥井復太郎日本都市学会会長記念都市研究奨励賞等、不動産協会賞等を受賞。
難波健
1974年から兵庫県職員。新都市計画への関わりからJUDIに入会、1995年1月17日の阪神淡路大震災時は新都市建設課、同4月から震災復興市街地整備に携わる。2009年退職。1948年大阪府生まれ。東北大学工学部建築学科卒、博士(工学)大阪大学、1級建築士。現在、兵庫県都市計画課に建築調整専門員として席を置く。
千葉桂司
鰍tRサポート特任参与。1945年釜山市生まれ。1971年広島大学大学院修士課程修了。同年日本住宅公団(現在の(独)都市再生機構)に入社後、都市再開発や市街地整備事業に従事。2003年退職。博士(工学)
藤本英子
京都市立芸術大学美術学部デザイン科、大学院美術研究科准教授。1982年同大学卒業、株式会社東芝を経て独立。平成元年頃より景観アドバイザー等、関西を中心に多くの自治体の景観行政に携わる。デザインの専門的視点を活かし、景観まちづくりを中心とした現場での活動を重視している。2001年より現職。博士(芸術)。
宮前保子
株式会社スペースビジョン研究所 取締役所長。1951年大阪府生まれ。京都大学農学部農林経済学科卒業、同大学院農学研究科博士課程修了。農学博士現在は、自然環境保全再生計画づくり、景観計画づくり、歴史的環境を活かしたまちづくりなどに取り組む。
堀口浩司
地域計画建築研究所(アルパック)取締役東京事務所長。1955年和歌山県生まれ。1978年京都大学工学部建築学科卒業、1981年同大学院修士課程修了。設計事務所を経て1983年入所。景観計画など建築物の誘導、既成市街地の整備計画やアーバンデザインなどに取り組む。
主 催
都市環境デザイン会議関西ブロック
フォーラム日時/場所
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貴方は 人目(10.04〜)の訪問者です。
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