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  2009年8月23日(日)〜8月28日(金) 文化庁「国際文化交流派遣」参加報告
 
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2009年8月25日(火) シンガポール派遣 3日目 


 今日も7時起床で、9:00に市内視察に出かけました。今日はチャイナタウンで自由行動をしました。 部員たちはヒンドゥー教寺院を横目で見て、一部の部員はチャイナタウン中心部の市場に行きました。 魚や野菜売り場に混じって、蛙も売っている店があり、部員たちはそこに釘付けになっていました。市 場には道教寺院もあり、今日は旧暦のお盆で、線香を供えて参拝する人たちの姿も見られました。 その後、国立博物館に行き、シンガポールの歴史と文化の展示を見ました。日本語で解説を聞くことが できる機器を借りて詳しい説明を聞きながら、順路を進んでいきました。 第2次大戦中は日本軍がシンガポールを支配し、中国人に迫害を加えたことやイギリスの政策で中国人 がアヘンに溺れさせられたことなどをも学ぶことができました。
 昼食後は中国の古箏クラブと交流するため、National Junior College へ向かいました。 NJCは高級住宅街にあり、1500人ほどの生徒が在籍している男女共学の国立短大です。日本をはじめ世 界各国の大学に留学生を送り、クラブ活動も盛んな学校です。古箏クラブは今年の全国大会で「金賞」 を受賞しました。
 今回の国際文化交流の目的はこのNJCの古箏クラブと本校の和太鼓部が力を合わせて日本とシンガポー ルの伝統をふまえたコラボ曲を作り上げることです。和太鼓部員は良いものを作ろうと意気込んでNJC を訪問しました。
 交流はお互いのメンバーの自己紹介から始まり、まず、NJC側が今回のコラボのテーマ曲の「笑傲江湖 (しょうごうこうこ)」をはじめ3曲を演奏しました。日本の琴は13弦ですが、中国古箏は21弦あり、 15〜16歳の学生たちがそれを両手で自由自在に操り、繊細な曲を見事に弾いていきました。 続いて和太鼓部が日本の琴と篠笛の合奏曲を含め、3曲を演奏しました。その後、和太鼓部員がシンガ ポール生徒に和太鼓の演奏法を教え、NJCの生徒が部員たちに古箏の奏法を教えました。 交流は盛り上がり、両校の生徒たちはすっかり、仲良しになってワークショップを楽しんでいました。 その間に、別室では両校の校長先生や文化庁の方々が挨拶し、今回の訪問の目的や歓迎の言葉が交わさ れました。NJCの校長先生もワークショップ会場まで来られ、部員たちはさらにもう1曲演奏を披露しました。
 ワークショップ終了後、市内へ移動し、ウエルカムパーティが催されました。両国生徒たちは一緒に食 事しながらテーブルごとに盛り上がりました。パーティは和太鼓部員が花笠音頭と阿波踊りを披露し、 NJCはバイオリンの演奏の披露がありました。阿波踊りで部員が「みなさんも、一緒に踊りましょう!」 と呼びかけ、最初は恥ずかしがっていたNJCの生徒も演奏がテンポを速め、盛り上がってくると一緒に踊 り始めました。会場のレストランの従業員やお客さんも駆けつけ、一緒に盛り上がりました。パーティの 最後は2年生の男子部員が「明日からのコラボ曲作りに頑張りましょう!」と発声し、会場から大きな歓 声と拍手が湧き上がりました。