内蔵HDDのSCSI IDの設定
|
公開:2001年3月01日
更新: 年 月 日
|
※ SCSI ID
SCSIタイプの内蔵HDDを取り付ける場合、SCSI IDの設定をおこなう必要があります。
旧PowerMacの場合、同時に7種類の SCSI機器を接続、運用できることになっていますが、その際には機器ごとにそれぞれ異なる SCSI IDを設定する必要があります。
パソコン本体はID=7、CD-ROMドライブはID=3、本体に当初から附属していた内蔵HDDはID=0に設定されていますから、内蔵HDDを増設する場合は、その他のID番号を割り当てる必要があります。 増設だけでなく、内蔵HDDを新しいものに取り替える場合はID=0を交換する新しい内蔵HDDに使用することも可能です 。
内蔵HDDに対するSCSI IDの設定は、HDD上の六本のジャンパーピンに0個から3個までのジャンパープラグを取り付けることによって、その内蔵HDDの電気抵抗を物理的に変化させることによって IDの数値を設定します(写真を準備中です)。
※ターミネータの設定
SCSIタイプの内蔵HDDを取り付ける場合にもうひとつ重要なのは、ターミネータの設定です。外付けのSCSI機器を接続する場合、SCSIケーブルで連結された機器のうち、最末端の機器にターミネータという部品を取り付けていますが、内蔵のSCSI機器の場合は、CD-ROMドライブにターミネータが設定されて本体に取り付けられています。
内蔵HDDを取り付ける場合は「ターミネータの設定がOFF」である必要があります。
内蔵HDDに対するターミネータのON/OFFの設定は、これもSCSI IDを設定する際と同様、ジャンパープラグをつかって行います。
※設定上の注意
ジャンパーピンの位置や配列の向きは製品ごとに異なっていますが、内蔵HDDの本体背面に設定方法を記したシールが添付されていることが多いので、それに従って設定を行えばよいでしょう。また多くのメーカーで、自社製品の設定情報を製品ごとにネット上で公開していますので、そちらから調べることも可能です。
IDやターミネータの設定をきちんと行わないまま内蔵HDDを取り付けた場合には、パソコンが起動しません。私自身には体験はありませんが、データが消えたり、部品が破損するおそれもあるらしいです。
SCSIタイプの内蔵HDDを購入する場合、その製品のIDやターミネータを設定するための情報がどのように入手できるか、事前に確認することが必要です。
- SCSIタイプで増設
- SCSIタイプHDDの容量と価格
- SCSI IDの設定
- IDE(ATA)タイプで増設
- ATAカードで増設(PCIスロットを使用)
- ATA→SCSI変換アダプターで増設(PCIスロットを不使用)
- 内蔵HDDのマウンターについて
|
|