太平洋戦争は有耶無耶の内に終わった。
疲弊した社会。
時折繰り返される小さな戦争。
在る筈のない「戦前」が残る、
奇妙にずれた二十世紀後半。
そんな世界の片隅で見つかった、誰かの覚え書き。


附記




象ノ足
小銭入レ
裸婦像
雉ノ剥製
模様硝子




作者

柱三郡
家頁