Allergy
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成分など、詳しい情報は次の文献を参照しました。
監修;高久史麿・鴨下重彦:「治療薬マニュアル2000」東京、医学書院、2000.
塩野義製薬株式会社医療関係者様向ホームページ
その他の参考文献はアレルギーと共通です。
一見、なんて事のないただの錠剤ですが、よく見ると粟粒ぐらいの小さい粒がいくつも混ざっています。こんな錠剤は他に見た事がありません。
このテオドールと、下のスピロペントは1日1回(通常の服用回数は1日2回)は必ず忘れずに飲まないと呼吸が苦しくなってしまいます。
テオフィリンはその血中濃度の有効域と中毒域が近接し(次表参照)、また有効域には個人差があるので、その使用には血中濃度のモニタリングが必要です。
テオフィリン血中濃度 (μg/ml) | 主な作用または中毒症状 |
---|---|
5未満 | 非有効域 |
5~20 |
多くの患者の有効域
|
20~25 | 一部の患者の有効域。中毒症状として、消化器症状・頭痛・不眠・心拍増加 |
25~40 | 多くの患者の中毒域。120/min 以上の心拍増加・呼吸頻拍・稀に不整脈または痙攣 |
40~60 | 全ての患者の中毒域。中枢神経症状・不整脈・痙攣 |
60~ | 痙攣または死亡 |
の各表参照、一部改変。
すごくひどいアトピー(ホントにひどい人はこんなもんじゃないらしい。でもkei.的にはすごくひどいアトピーだ。)になった時(チウラム(ゴム加硫促進剤)アレルギーが発覚するきっかけのとき。)、ステロイドや、保湿剤(白色ワセリン)による効果ももちろん大きいが、このジルテックは本当によく効いた。今でも痒くなったらこの薬ですぐに痒みがおさまる。
2002-12 頃から蕁麻疹が出るようになってきて、2003-04 になってもなかなか治らない。そこでジルテックに替えて、2002-09にあたらしく承認されたはこのクラリチンの処方を受けた。
人によっては非常によく効くらしいが、kei.には効かなかった。
喘息の発作を鎮める薬。たいていの発作はこれでとりあえずおさまる。
この薬は1999年11月に、約8年に及ぶ臨床試験を経て発売された新薬です。ステロイドとは全く異なるアトピー性皮膚炎(以下ADとする)の治療薬で、この薬にはステロイド特有の局所的副作用である、「皮膚が萎縮して薄くなり、その結果として血管が浮き上がって赤く見えるようになる。」と言うことがなく、ステロイドを顔面に使用したときの「酒さ様皮膚炎」(赤ら顔)を起こすことがありません、そのため顔面に起こるADには非常に有効な治療薬であると考えられます。
実際、kei.はこのプロトピックを顔にだけ使用しています。
しかし、多くの治療薬が様々な副作用を持つのと同様に、このプロトピックにもいくつかの副作用があります。貼付文書がわざわざ付けられたりする事や、『アトピービジネス』の関係者らによって、殊更に『怖い薬』のイメージが作られる危険性があるようです。
kei.はステロイド及びプロトピックを、専門医の指示に従い正しく使い、また使い分けることを前提に、その使用を肯定的に考えています。したがって、このドキュメントに於いて、「ステロイド・プロトピック使用肯定派」寄りの見解が散見されると思いますが、できるだけ中立を心がけます。
使うか、使わないか、判断は各個人がする事なのは当然です。とにかく、どんな薬か、kei.が素人なりに調べたことを書いています。最終的な判断は各個人の責任において下してください。
この薬をもらう時には必ず、「患者のみなさまへ」と言う注意書が付いてきます。以下に全文引用します。
「患者のみなさまへ」
この軟膏はこれまでのステロイド外用剤と異なる新しいタイプのお薬で、使用経験はまだ多くありません。できるだけ副作用の発現を避け、安全にご使用いただくために、以下の注意を必ずお守り下さい。
よくお読みいただき、処方されたご本人のみに正しくお使いください。
次の場所については塗らないこと。
- ひっかき傷、皮膚がジュクジュクしている部分
- おできやにきび
- 皮膚以外の部分(口や鼻の中の粘膜など)や外陰部
この軟膏は1日に1~2回、適量を患部に塗りますが、1回に塗る量は5g(チューブ1本までにして下さい。)
妊娠または妊娠している可能性のある方は塗ってはいけません。
この軟膏を使用中の方は授乳を避けて下さい。
この軟膏を塗る前によく手を洗い、清潔にしてからお使い下さい。また、塗り終わったあとは、塗った指をきれいに拭いて下さい。
この軟膏を塗った直後しばらくの間、かゆみがでたり、ほてり感やヒリヒリ感などの刺激感がよく起こります。また、入浴時にこの刺激感が増強することがあります。これらの刺激感は、この薬が効いて、皮膚の状態がよくなるにつれて、普通1週間くらいでおさまりますが、刺激感がひどい場合や刺激感がなくならない場合、また塗った患部がはれてきたような場合などは医師・薬剤師にご相談下さい。
この軟膏を2週間塗り続けても、症状がよくならない場合は、塗るのをやめて、医師・薬剤師にご相談下さい。
眼のまわりに塗る場合には眼に入らないように気をつけて下さい。万一、眼に入った場合は、直ちに洗眼して下さい。
この軟膏を塗っている間は塗った患部を長時間、日光にさらさないように注意して下さい。また日焼けランプや紫外線ランプも、使用を避けて下さい。
また、「治療薬マニュアル2000」にも、「警告」として。
1) 糜爛・潰瘍面(掻破痕を含む)に使用した場合、血中濃度が高くなり、腎傷害等の副作用が発現する可能性があるので糜爛・潰瘍面(掻破痕を含む)を有する患者では、あらかじめステロイド外用剤等で治療する等の処置を講じ、糜爛・潰瘍面(掻破痕を含む)の改善を確認した後、本剤の使用を開始すること。
とあり、一見すると、なにやら怖そうな感じのする薬に思えます。
主成分のFK506は、分子量822.05のマクロライド系抗生物質の一種で、1984年に発見されました。この分子量が皮膚からの吸収には大きすぎるため、製剤には吸収促進剤が配合されています。ところがこの事が後述する皮膚刺激症状を引き起こす原因となりました。
主要参考文献:中川秀己 2000.
原則として顔にはプロトピックを使いますが、痒い所に傷がある時は使えません。しかし、顔の傷の多くは掻破痕(掻き傷)なので、顔にはプロトピック以外使わない、とすると、痒いのに薬を付けないために、いつまで経っても痒く、従っていつまで経っても傷があり………と、悪循環を繰り返します。
そこで、傷が治るまでの間、顔に使うためにもっらているのが、ミディアムに分類されるステロイドのアルメタです。この程度のステロイドであれば、3日程度なら同じ所に連続して使用しても「酒さ様皮膚炎」等の副作用の心配はないそうです。