Bauddha
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この仏教語辞典はUntitled #1996- , Goto Kei's web site.-Bauddha-仏教入門、以下の各webページから参照される用語集であり、簡単な仏教語辞典としても利用できるだろう。元々は私家版、仏教語データベースから参照される用語集として作成したものである。
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「真理を悟った人」の意味。「覚者」(目覚めた人)とも訳す、初め「浮図」「浮屠」と音写し、後に「仏陀」とも音写される。元来は、インドにおいて全ての真理を悟った聖者を意味していた。ジャイナ教でも、教祖マハーヴィーラや聖者達をブッダと呼んでいる。
仏教においては通常、釈尊を指すが、教理的には全ての修行者が仏になれる可能性を持つはずである。しかし、南伝仏教では一般の修行者が完全に悟っても阿羅漢が最高で、無上正等覚である仏陀にはなれないとし、また法相宗は五性各別により、声聞定性・独覚定性・菩薩定性・不定性・無種性の内、菩薩定性・不定性のみが成仏できる可能性があるとする。
『諸行無常・諸法無我・涅槃寂静』あるいは『諸行無常・諸法無我・一切皆苦』の3句を言う。
過去七仏が共通して説いたとされる教えの偈頌。
出典
パーリ文
sabbap[-/a]passa akara[n/.]a[m/.]
kusalassa upasampad[-/a]
sacittapariyodapana[m/.] eta[m/.]
buddh[-/a]na s[-/a]sana[m/.]
一般に知られる漢訳文は次の通りである。
諸々の悪をなすなかれ
多くの善をうやうやしく行い
自らその心を浄くせよ
これが諸々の仏の教えである
* : 一般的には「衆善奉行」とされるが、出典である「法句経」を含め、「諸善奉行」(諸々の善をうやうやしく行い)と訳される事も多い。それぞれいくつか例を挙げると次のようになる。
この結果から、蓮池(2004)にも言及される通り、衆善奉行は中国撰述の物に集中している事が判る。また、ibid. によれば、Stein文献No.510木簡(カローシュティー文献)の第6偈が「七仏通戒偈」に相当し、パーリ文献と漢訳文献の中間的存在であるとの事である。
釈尊がまだ太子であった14歳ごろ、ある日カピラヴァスツの東の城門から出ると老人に会い、次の日南の城門から出ると病人に会い、次の日西の城門から出ると死者(葬列)に会い、4日目北の城門から出ると出家修行者に会った。その出家者の清らかなる様を見て、釈尊は出家を決意した。
出典:「過去現在因果経」巻2、「普曜経」四出観品、「仏本行集経」巻14-15など