Tibet
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《藏文辞典》 (brda dag ming tshig gsal ba bzhugs so.) 北京,民族出版社,1957.(1949.)
是非手元に置きたい辞書ですが入手できるかどうか難しいと思います。
入手したいなら、中国書籍の専門店で発注をかけてもらうと入るかもしれません。
あとは、大学の図書館とかで探してみてください。
English-Tibetan Dictionary of Moden Tibetan. Berkeley, University of California Press, 1984.
数少ない英-蔵辞書。
現代語のもので、独特の発音記号でを用いて音声表記されています。正書法は手書きのチベット文字で書かれています。入手は簡単だと思います。
The New Tibetan-English Dictionary of Moden Tibetan. Berkeley, University of California Press, 2001.
前出の英-蔵辞書同様、独特の発音表記が用いられた、現代語の蔵-英辞書。
2001.の刊行で、当然入手は容易。
「エクスプレス チベット語」東京、白水社、1991.
現代ラサ方言の会話のためのテキスト。
発音の解説が充実していて、後は例文にしたがって文法が解説されています。
カセットも別売されているので、便利です。
A Tibetan-English Dictionary, With Special Reference to the Prevailing Dialects, To Which is Added an English-Tibetan Vocabulary. London, Routledge & Kegan Paul, 1985. (1881.)
Tibetan Grammar, Sunil Gupta´s Corrected Edition. Delhi, Sri Satguru Publications, 1989. (1883.)
この2冊は是非手元に置くことをお勧めします、100年以上も経っている文献ですが今も古さを感じさせません、特に辞書の方は語彙の選択のバランスもよく、たいていの場合に役立ちます。
2冊とも何度もリプリントされ入手は簡単です。
辞書はLondon,とNew Delhi,でリプリントされていますがNew Delhi,版のほうが安いです。
「現代チベット語分類辞典」東京、汲古書院、1990.
身体・衣・食・住・対人動作・など28の項目に分類された語彙集。
ラサ出身のチベット人をインフォーマントとして行われた口語の語彙調査がもとになっていて、音韻表記と正書法が併記されています。
チベット動乱以前のラサの貴族が使うチベット語の貴重な記録といえます。
語彙集ですが、敬語・命令語などの類語も載せていたり、かなり使える辞書です。
ただ、単語から意味を引こうとすると、綴字索引から分類番号を引いてそのページを見ないといけないので、手間はかかります。
多分、今でも入手可能だと思います。
日本語のチベット語辞書(Tibetan-Japanese Dictionary)について。
このBibliographyで紹介する日本語のチベット語辞書はこの本だけです。
他にも辞書と名のつく本は出版されていますが、どれも語彙集のようなものですし、比較的古いもので、主に仏教文献を読む時のためのものばかりで、あまり普通に利用できるものではありません。
面倒ですが、英語と中国語の辞書を併用するのがベストです。
是非、良い日本語のチベット語辞書が上梓されることを願ってます。
大体、こう言ったちょっと特殊っぽい言語を勉強するときにはこう言った苦労はつき物です、十数年前なら文法書も日本語のものはほとんど無かったんですから、今はまだマシな方です。
また、できるだけ辞書類は多く利用するべきです、英語やフランス語などの多く利用される辞書と違い、こう言った言語の辞書は偏りがあったり、他と異なる意味を載せていたりするので、いくつかの辞書を見て適切な意味を取捨選択する必要があります。
「現代チベット語会話」 2vols, 東京、世界聖典刊行協会、1992,1995.
(Modrn Tibetan language, 2 vols. Dharamsala, The Library of Tibetan works & Archies, 1980, and 2nd revised edition, 1984,1986.)
東洋文庫でMahavyutpattiのCritical Edition (共著)等を出されている石濱裕美子氏(vol.1,のみ)と、ACIP(Asian Classics Input Project)の日本でのディストリビューターをされているケルサン・タウワ氏が訳をされ、またケルサン・タウワ氏が東京で開いておられるカワチェンのチベット語講座のテキストにも使用されています。
原書はダラムサラのダライラマ亡命政権の外国人向き公式教科書です。
「チベットの言語と文化」東京、冬樹社、1987.
東京外大名誉教授 北村甫先生の退官記念論集で、風土・歴史・言語・宗教・学芸について、多くの研究者が論文を寄せられています。
Worterbuch Tibetisch-Deutsch. 3. Auflage, Leipzig, Verlag Enzyklop dir, 1966.
蔵-独の語彙集、kei.はめったに使いません(だってドイツ語苦手だから)
Tibetan-English Dictionary.(reprinted and conpact edition),京都、Rinsn shoten,(臨川書店)1988. (Calcutta,1902.)
仏教文献を読むなら必携、対応するSanskritが示される。
臨川書店のリプリント版は普通の書店でも取り寄せられるので楽です。(でもちょっと高い)
「改訂版 実践チベット語文法」京都、文栄堂、1989.
その、ほとんどを助辞の解説に費やした文法書。
くせが強い感もありますが、慣れれば結構良い本だと思います。
ただし、活字が読みにくいので、結構疲れます。
「チベット語文語文法」東京、春秋社、1998.
「初心者のための 独習チベット語文法」東京、出帆新社、1999.
今、読んでる途中なのであまり詳しくは言えません。
「初心者のための」のわりには、I (敦煌文書・唐代の碑文やサンスクリットの転写などにのみ用いられる)に言及されていたり、かなり文語文法を意識しているように思います。
別売のカセットがあります。(kei.は買ってません)
それにしても、どうしてこの手の本の別売の音声資料はカセットなんでしょう。
いまどき CD の方がよっぽど良いでしょう、大抵みんな CD プレーヤーぐらい持ってると思う、kei.なんかカセットデッキが壊れても CD だけで十分だからカセットデッキは買ってないぐらいだし。(だから、カセットを聞くときは古いカセットデッキを使います。めんどくさいです)
それにテープは何度も聞いてたら伸びるでしょ、CD なら劣化しないし。
出版社の皆さんへ。
そろそろカセットやめて CD にしませんか? お願いします。
《藏汉拉萨口语词典》北京,民族出版社,1983.
《藏汉大辞典》3vols,北京,民族出版社,1985.
文語から新語まで、また多くの固有名詞も含むちょっとした百科事典的な辞書。
年表や、干支一覧なども載ってるので便利です。
初版の大型本の方は多分入手不可能だと思います。
2・3年前に小型の縮刷本を見かけたように記憶していますので、そっちの方は入手できるかもしれません。
最近、京都の朋友書店で1冊本の縮刷本を見ました。
「吐蕃王国成立史研究」東京、岩波書店、1983.
ヤルルン王家の遠祖からソンツェン・ガンポ時代に至る吐蕃の成立史を、敦煌文書、碑文、埋蔵本(gter ma)、中世以降のチベット史書、漢籍等の文献によって研究された大作。
古代史をやるなら必読。ただし、チベット語の基礎知識が無いとキツイと思います。
「チベット」2vols, 東京、東京大学出版会、1987,1988.
上巻は、古い外国人旅行者による報告とチベット文化、下巻は、歴史と宗教、それぞれ総説とはいえかなり詳しく紹介されています、特に歴史は通史として最もまとまっていて、かつ信頼できる内容です。
NITARTHA SAMBHOTA J2.0 for Windows., 2000.
新しいバージョン、Word2000で問題なく使えます。また、キーマップにWylie式が追加され、コンバータはコンバートと同時にスペルチェックが行われるようになりました。
NITARTHA SAMBHOTA for Windows., 1999 version.
ACIP およびWylie方式のテキストファイルからチベット文字のrtfファイルへの変換プログラムと、MS-Word上でチベット文字の直接入力を可能にするソフト。
この間入れたとこですが、ぢつは今のところ、Word2000でアドインが組み込めません、なぜでしょう?とりあえずコンバータは使えます。
Word98をセットアップし直して試してみたら、アドインが組み込めて使えました。でもすんなりとはいきません、ぢつはkei.の所のマシン環境はHDD2ドライブで、アプリケーションとデータはすべてD: ドライブに置くようにしてるんです、そこでSAMBHOTAも D:\sambhota ディレクトリ以下に入れました、そこでアドインを組み込むと、keymapが無いとメッセージが・・・・・、ヲドロキますがこのアドイン、なんと C:\sambhota を参照してるみたいなんです、ヲイヲイなんでそんなことするの、普通にアドインのあるディレクトリを参照してくれよ!びっくりしました。まあ、問題はそれだけです、フォントもきれいだし、なかなか使えます。
マシンを新しくしました、OSはWindows2000です。Office2000を先にセットアップしたところにWord98をセットアップして、Sambhotaを組み込んでみたら、ちゃんと使えました。ただし、Word98 による問題で、Word2000に修復をかけないと、フォント関係のエラーが出ます。
Global Writer98
マルチリンガルワードプロセッサ。105言語の入力が可能。
のはずなんですが、なぜでしょう、中国語とかを入れるとだめみたいです。IE5でマルチリンガルなのがいけないんでしょうか?わかりませんけど、今はチベット語とサンスクリットしか入れてません。
次回更新に続く。
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