間歇日記

世界Aの始末書


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97年5月上旬

【5月10日(土)】
▼SFオンラインの連載のため、一日中SFマガジンを熟読。今月は小説が10本もある。それにしても、猫が飼いたくなってくる号だよなあ。おれは犬より猫のほうが好きだが、いまの環境ではとても猫は飼えない。どこかにおれを飼ってくれる猫がおれば、もっと仕事量が増やせるのだが。

【5月9日(金)】
▼ザバダック・オフィスに注文していた『zabadak Music Score vol.1』が届く。昨年秋に出た楽譜集で、買おう買おうと思いつつ、なかなか腰が上がらなかったのだ。こう書くと、まるでおれが楽譜が読めるかのようであるが、あんな精液の顕微鏡写真みたいなものを見たとて、いっこうに音楽など聞こえてこない。ひと通りの文法は学校で習っているから、理屈で考えてゆけばわからんわけではないのだが、指折り数えたりしながらのろのろと解読するのがおれには精一杯である。要するに、おれはドイツ語が読める程度にしか楽譜が読めない(第三者にはさっぱりわからない喩えだけど)。だからおれは、暗符してしまわないとなにも楽器が演奏できないのだ。音痴じゃないから、歌は歌えるけども。
 それはともかく、眺めているだけでもけっこう楽しめる本だ。楽譜のいくつかは吉良知彦の手書きスコアをスキャンしたもので、なかなか味があるし、彼のエッセイも載っている。もちろん、上野洋子様のお写真もあるのである。これで3000円ならお得かも。通販のみの本なので、欲しい人は biosphere のホームページをご覧ください。

【5月8日(木)】
グレッグ・ベア『火星転移(上・下)』(ハヤカワ文庫SF)を買う。「レイ・ブラッドベリに」って献辞がいい。自信のほどが窺われる。でも、まだ読めそうにないなあ。
▼傘を畳んだときにふと考えた。『スター・ウォーズ』を最初に観たとき、誰でもあの光線剣、ライトセーバー(おれとしては、ライトサーベルと訳してほしかったのだけども)が欲しいと思ったことだろう。あれがどういう仕組みになっているのか知らないが、刀身が光線なのだからして、当然ほとんど重さがないはずだ。にもかかわらず、ジェダイの騎士はあいつをあたかも日本刀であるかのように使う。ここにおれは難癖をつけたい。日本刀を使う剣法は、あの重い刀身の慣性を最大限に利用すべく組み立てられているはずであって、おそらくそのために剣の極意は円にあったりするのだろうと想像する。
 およそ戦法なるものが武器の特性を所与の前提として出てくるものなのだとすれば、ライトセーバーにはライトセーバーの剣法があって然るべきであろう。では、刀身の慣性がないに等しいライトセーバーにふさわしい剣法とはなにか? おれは傘を振り回しながら考え、ついに結論を得た。ジェダイの騎士は“直角斬り”を練習すべきである。そう、『おれは直角』の直角斬りだ。日本刀であんなことをしたら、手首や肘を脱臼するにちがいないとおれは小学生のころから思っていたが、ライトセーバーであれば難なく直角斬りができる。直角斬りの強みは、刀身の過去の軌跡から任意の時間後に於ける刀身の位置と速度を予測することがきわめて困難な点にあるのだからして、いったん振りに入れば刀身がほぼ楕円軌跡を描く通常の日本刀剣法よりも強いと思うのだが。
 ここまで考えたはよかったが、ダース・ヴェーダーがヘルメットを外し、両腕を頭のうしろで交差させて“直角フェース”を懸命に練習している姿がうっかり浮かんでしまったため、駅で爆笑しそうになり必死でこらえた。通勤途上に妙なことを考えるのも程度問題である。

【5月7日(水)】
Terry England Rewind (AvoNova)を読了。サンタ・フェの地方紙記者で、科学記事で賞をもらったりもしている人だそうだが、おれは全然知らない。うーん、前半はすごくよかったんだけどなあ。スキャナーネタにどうかと思っていたけど、こりゃだめだ。風呂敷を畳めなくなることを怖れるあまりに、風呂敷の広げかたが足りなかったという作品である。おれはどちらかといえば、小説になってないSFよりもSFになってない小説のほうを評価するほうではあるが、どちらも中途半端というのがいちばん面白くない。ケツのまくりかたが足りないわけね。この人の小説、まるで新聞記事だもの。普段文章を書く仕事を選んでしまった人が小説を書こうとすると、ここらに落とし穴があるのかもしれない。文体が職業に汚染されちゃうんだろうか。

【5月6日(火)】
▼頭の中真っ白。京都はやたら暑い。自律神経が狂ってるため、おれは暑いのか寒いのか他人によく訊く。主観的体感温度が世間相場と著しくちがうのだ。数字の上では暑いということになっているし、どうやらほんとうに暑いらしい。なのになにやら寒気のようなものも感じる。風邪の引きはじめでないといいのだが。

【5月5日(月)】
▼ホテルをチェックアウト、なぜかラーメン屋でトーストのモーニングセットを食う。手持ちの現金がちょっと心許なくなってきたので、ATMを捜すも、しまった、今日は祝日だった。こりゃ銀行を捜すよりデパートに入ったほうが早い。東武の中にシティバンクがあり、VISAカードでキャッシング。これくらいのことが日本の銀行になぜできんかね。帰りの新幹線を予約して、午後の飲茶会の待ち合わせ場所に向かう。遊んでばかりだが、ゴールデン・ウィークくらいいいじゃないか。
 おれが待ち合わせ場所をかんちがいしていて十五分ほど遅刻してしまい、参加メンバーにご迷惑をかける。OCHIKA/LUNAさん、迎えに来てくれてありがとう。当然中華料理にはうるさい秋津透夫妻ご用達のお店で、FSFの常連の方々と舌鼓を打つ。おれがカエルグッズを集めているように、秋津夫人はブタグッズを集めてらっしゃるので、おみやげにブタのぬいぐるみをプレゼントする。人形使いの特技を持つ神代創さんが、さっそくブタぬいを操って女の子を喜ばせていた。今日は初対面の若い人が多く、おれはなかなか名前が憶えられない。途中でまた知らない美女が加わってこられた。おれが先手を打ってハンドルで自己紹介すると、神月摩由璃さんだった。ハンドルを言っても通じるわけがなく(ペンネームも通じないだろうけれども)、寝不足のせいか今日はとんちんかんなことばかりしている。秋津透さんにご紹介いただいて名刺交換する。それにしても、かっこいい人だなあ。
 食後、またもやカラオケ。当然アニソン大会になる。帰りは駅まで見送っていただいた。みなさま、楽しい会をありがとうございました。
 いやあ、この三日間楽しかったが、新幹線の中で疲れがどっと出た。計算してみると、平均睡眠時間は三時間強、そりゃ疲れるわな。足を引きずるようにして深夜に京都に帰りつき、チャットして(するなよ)、ネットサーフィンして(するなってば)寝る。さて、SFオンラインの仕事をせねば。

【5月4日(日)】
▼SFセミナー合宿企画の続き。「クローン問題を考える部屋」と「ここ10年の日本SFを考える部屋」が裏番組同士になってしまい、迷った末、後者に参加。激論が闘わされ、いろいろ勉強にはなったけれども、驚天動地の認識を得るには到らず。みんな同じようなことを考えてはいるのである。さすがに寝ておかないとしんどいので、話は続いていたが朝六時ころ退出して七時半まで寝る(笑)。
 大広間で堺三保さん、いろもの物理学者さんと、“どこでもドア”の利用法について話す。山岸真さんとSFオンラインのおれの連載について話す。そうこうしているうちにエンディング。意外とあっさりしていた。
 いろもの物理学者さん、木戸英判さん、わたぼこりさんらと朝食を食って、神保町で書店めぐりをする。いろものさんは、あいかわらずトンデモ本の探索に余念がない。The Best of Interzone(Voyager)があったので、大阪でも売ってるだろうなと思いつつも買う。経済力が許すかぎり、本は見つけたときに買うのが鉄則である。それに、アンソロジーはとりあえず買っておいても、決して損はない。ただ、英語でSFが読みたいという初心者には、あまりお薦めしない。外国語で書かれた、しかも先鋭的なSFの場合、短篇を読むほうが難しいからだ。ふつうの小説であれば、登場人物は目がふたつ、鼻がひとつ、口がひとつなんてことは書いてなくてもそうに決まっているが、SFはすべてが読解にかかっているため、慣れない人が短篇を読むとストーリーを追うどころか状況設定すら掴めないまま終わってしまう。「長篇を読み通す自信はないし、短篇はなにがなんだかわからない」という人におれがお薦めするのは、いまさらのようだがブラッドベリの『火星年代記』 The Martian Chronicles なのである。じつはおれは『火星年代記』を日本語で読んだことがない。大学に入ってからようやく読んだというけしからんやつである。多少なりともSFの読書歴がある人には、それくらいあの原書は読みやすい。設定は簡単だし、詩的な雰囲気がいったん掴めてしまえば、どのエピソードも同じ雰囲気で読んでゆけるからだ。しかも、小説としてのリーダビリティーは非常に高い。
 昼食後、いろものさんは飛行機の時間があるのでお別れ。木戸さん、わたぼこりさんと喫茶。おれは池袋のホテルにチェックインする。今夜は、FSFのメンバーが池袋で迎撃オフ会(地方から出てきた人を迎えるオフ会を伝統的にFSFではこう称する)を催してくれるのだ。ひと風呂浴びてからオフ会へ。
 東京近郊のFSFメンバーと会うのはひさしぶりである。なぜか関西に住んでいる人とも東京で会うことが多いのだが。槇夢民さんは、あいかわらず破綻した言語体系で熱烈歓迎してくださる。SFオンラインの坂口哲也さんからはカエルのネクタイピンを、めるへんめーかーさんからはカエルのマスコットをいただく。オフがあるとカエルグッズが増えるのであった。ありがたいことである。FSF1・シスオペの神北恵太さん、坂口哲也さんらとクズSF問題の話をちょっとする。FSFのオフでSFの話をするとは、異例のことだ(笑)。二次会はカラオケへ。二次会には秋津透さんが参加、チャットでは聞いていたが往来ではとても歌えない替え歌を生で披露していただき大笑い。大騒ぎのうちに夜も更ける。幹事のマイクロフトさん、歓迎してくださったみなさま、ありがとうございました。

【5月3日(土)】
▼始発の新幹線で東京へ。ちょっと迷うも、無事10時5分前にSFセミナー会場の全逓会館に到着。クロネコヤマトのようだ。
「J・G・バラード再考」(パネリスト/山野浩一・巽孝之・柳下毅一郎、司会/牧眞司)「空想科学文学史」(出演/横田順彌、聞き手/藤元直樹)「スティーヴン・バクスター来日インタビュウ」(出演/スティーヴン・バクスター、聞き手/菊池誠・前野昌弘)「SFとミステリーはリンクするか?」(対談/綾辻行人×宮部みゆき、司会/大森望)と、充実した企画が目白押し――って、おれがコピー書いてどうする。
 とくに面白かったのは、横田順彌氏の明治SFのお話であった。なにしろ明治時代というのは、今日のような文藝ジャンルが成立する前の時代のことであるから、古典SFを追ってゆくうち当時のあらゆる文藝との繋がりが見えてきて、日本文学正史に書き換えを迫るような発見も多々あるのだという。おれが思うに、藝術の歴史というのはあくまで傑作(結果)の歴史であって駄作(過程)の歴史ではない。だが、結果の研究がスカラー量の研究であるのに対し、過程の研究はベクトル量の研究であり、後者は対象が過去のものであっても考現学や未来学にも通じる要素を孕む。本来、歴史研究というものは過程の研究にほかならないはずだが、“実際に起こったと信じられている事象”のパワーには圧倒的なものがあって、結局、歴史の持つストーリーの暴力(だから、history と呼び、Geschichte と呼ぶのだ)の前に、われわれの思考はしばしば停止させられてしまうのだ。とりあえずの正史に基かないと、われわれはものが考えられないからである。そこに突っ込んでゆくことは、まさに冥府魔道を行くに等しく、キム・スタンリー・ロビンスンが Icehenge で描いたような世界が待ち受けているにちがいないのだ。過去に起こったことなのだから、調べればたったひとつの真実に到達するはずという信仰に近い前提は、疑ってかかったほうがよいと思う。ひょっとすると、遠い未来には量子歴史学(?)なんてものが登場したりして。それはともかく、おそらく横田氏も日々の研究を通じて、ロビンスン的史観を抱いておられるのやもしれない――なんてことを考えさせられた。
「スティーヴン・バクスター来日インタビュウ」の簡単なレポートは、SFオンラインに書く予定だから省略する。ひさびさに菊池誠さんや前野・いろもの物理学者・昌弘さんにお会いした。とくに、いろものさんとは沖縄へ転居なさって以来お会いしていなかったが、しょっちゅうチャットしてるので、そんなに会っていないという気もしない。通信の威力にはすごいものがある。堅気の衆(笑)は、パソ通遠距離恋愛で結婚した人の話などが信じられないらしいのだが、人間の親近感というのは、会ってりゃ醸成されるという単純なものではないのだ。おっと、べつにおれはいろもの物理学者さんと遠距離恋愛しているわけではないから、とんでもない誤解をして、妖しい同人誌など作ったりしないように。いいですね、明院鼎さん。
 夜になり、合宿企画がはじまる。森下一仁さんや森山和道さんにご挨拶できた。森下さんは何度もお写真を見ているし、昨年の京都SFフェスティバルでも講演なさっていたので風貌は存じていたが、間近でお話したのは初めてだ。やっぱり実物もいつもにこにこしている少年のような方である。森山和道さんには驚いた。NHKで教養番組を作っているというから、銀行員みたいなタイプを想像していたのだが、意に反してすげーワイルドな風貌の方であった。まるで、SFファンみたいだ(って、SFファンだってば)。
 いろいろな企画に参加しているうちに、結局、バクスター氏のサインをもらい忘れる。まあいいや。どうもおれは、ものごとの“記念”という感覚が欠落しているらしく、写真などもすぐ撮り忘れるし写り忘れる。ここ十数年のあいだにおれが写っている写真の枚数の少なさたるやすさまじいものがあって、いま死んだら遺影に困るだろうなといつも思うのだが、指名手配犯みたいな社員証の写真があるから、まあいいだろう。
「こんなの読んだぞ(SFスキャナー・ライブ)」改め「最近こんなの読んだぞ」に参加。東京創元社の小浜徹也さんの企画だが、事務局のつけた「SFスキャナー・ライブ」がおこがましいということで、おとなしいタイトルにしたいとのことであった。東茅子さんにはびっくり。大学院生だということだし文体も硬派だから、縁なし眼鏡でもかけたキャリア・ウーマン・タイプを想像していたのだが、清楚な女子高生みたいな人である。事実は書評よりも奇なり。独特の“間”をお持ちで、真面目に喋れば喋るほどそこはかとなく場が和み、おれはファンになってしまった。SFスキャナー界の西村知美とも言うべき貴重な存在であろう。司会を除いては概してもの静かな人々(笑)が未訳海外SFを紹介するという地味な企画であるにも関わらず、ずいぶん多くの人がいらした。おれは持ちネタが少なく心配していたのだが、人数が多かったため一応お役は果たせたようで、ひと安心。5月4日に続く――

【5月2日(金)】
▼明日からSFセミナーに参加する。もっと稼いでれば今日あたりから上京しておけば楽なのだが、ボンビーなため明日の始発で行く予定。SFオンライン用のセミナーレポートを引き受けてしまったので、「スティーヴン・バクスター来日インタビュウ」は真面目にメモでも取りながら聴かねばならない。NIFTY-ServeのFSF3の特設会議室でバクスター氏に訊きたいことを募集していたが、数式だらけのめちゃめちゃハードな会議室になっている。これはやはり、菊池誠氏と前野・いろもの物理学者・昌弘氏のお二人の司会でなくては、質問の意味がわからないだろう。質問はできても回答の内容がわからない(笑)。
 合宿企画では、「こんなの読んだぞ(SFスキャナー・ライブ)」というのに参加する。メンバーを見ると、小浜徹也氏(東京創元社)・山岸真氏・中野善夫氏・中藤龍一郎氏・川口晃太郎氏・尾之上俊彦氏・塩澤快浩SFマガジン編集長という、すごく濃そうな方々である。ライブって語感がすごいな。この面々が舞台狭しと歌い踊る絵が思わず浮かびそうになるが、お会いしたことのない方もあり、説得力のある想像図になるのは小浜さんだけだ。それはともかく、持ちネタが少ないおれが出ていってもあまりお役に立てないかもしれない。まあ、コンベンション出不精なやつだから、顔見世のつもりで参加しよう。
 というわけで、そろそろ旅支度をしなくては。東京に三日間滞在するので、この日記の次回更新は6日の予定です。では、行ってきます。

【5月1日(木)】
▼女子高生がお婆さんを襲って金を奪ったというニュースを、亀和田武(おや、なんか懐かしい)のやってる昼下がりの番組で報じていた。世も末じゃ。思うに、彼女らには、姿形のちがう人間は同じ種の生物だとは見えていないのではないか。ちがう生きものなのだから、相手にも意識があるなどとは夢にも思わず、蚊でも潰すような感覚でこういうことをするのであろう。彼女らには、老婆は歳を取った人間の女性であるという知識を身に付ける機会もなかったのだろうし、姿形も行動も大勢に合わせなければ大人にも仲間にもいじめられる環境で育ってきたのだろうから、こういう精神構造になったとて驚くには当たらない。なんという国際性のある国になったものか。ニッポン、万歳!
 こういう子供を矯正する施設というのを考えてみた。まず、アルバイトの留学生を大勢雇う。金髪碧眼の白人でなければならないことにする。で、隔離した施設に悪ガキを放りこみ、ガイジンたちと一緒に生活させる。留学生たちには、悪ガキどもをできるだけ汚いものとして接するように教育し、黄色い猿だの臭い豚だのチビだの短足だのデブだの耳ざわりで原始的な言葉を喋るやつだの、差別用語なんでもありでいたぶってもらう。もちろん、差別用語は日本語で憶えてもらおう。少々、物理的な脅威を与えてやってもよい。悪ガキどもがたまらず「南無阿弥陀仏」とでも唱えようものなら、口の中に聖餅を押し込んでひと晩十字架にかける。ひと月ほどこういう目に合わせて、最後の数日はなにごともなかったかのように平等に扱ってやるのだ。いかがであろうか。
 冗談はさておき(半分本気だったりするが)、生徒の目の色で学級を分断し、順番に理不尽な依怙贔屓をして被差別者体験をさせるという実験教育がアメリカにあったが、日本でも適当な基準でやってみたらどうか。同じような顔をしてる人間ばかりだから、日本でこそこういう教育が必要だろう。父親の職業とか母親の血液型とか、なんなら出席簿の番号で分けてもいい。あ、偏差値ってのは、べつにやらなくてもいいよ。


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