神の子で、処女から生まれたアテーナイの英雄。リビアのメドゥーサとフェニキアのヤム(バールの化身である海ヘビ)を殺したと言われる。ギリシア人の主張によると、彼はフェニキアの女王アンドロメダー(「男を支配する者」)を救い出し、彼女と結婚して、フェニキアに、古代ギリシアの政権を創設したと言う。ペルセウスは神となり、天界へ昇った。しかし彼の星座は、悪い影響を及ぼすと言われた。占星術師は、ペルセウス座を、kakodaivmwn(悪いデーモン)と呼んだ。星座の中に、「デーモンの星」アルゴルが含まれるからで、アルゴルは、神秘的に光度を変え、見えたり隠れたりする食連星であった[1]。
Barbara G. Walker : The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets (Harper & Row, 1983)