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都市環境デザインセミナー 97年第3回記録

女性が取り組む
都市環境デザインの世界

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貴方は人目(97.08.26〜)の訪問者です。

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 近年とみに、 大学で都市環境デザインに関連する分野への女性の進学が増加している。 都市環境デザインに関して、 女性の取り組み方、 男性の取り組み方という区別があるわけではないが、 仕事社会一般には、 就職の難しさ、 仕事環境の男性優位が現実として存在している。 しかし一方で、 女性ならばこその役割もある。

 今回は女性が取り組むという視点に焦点をあてて、 その役割、 課題について論じていきたい。

 就職を控えた女子学生の参加も大いに歓迎する。

97.4 セミナー委員長 鳴海邦碩

 

パネリスト
 大矢京子(造園/都市環境計画研究所)
 三谷八寿子(都市計画/都市環境研究所)
 横山あおい(環境デザイン/エイライン)
 ○○○○(建築/○○事務所【ご本人のご都合により記録削除】)
司会
 宮前保子(造園/スペースビジョン研究所)
 

 1997.5.24
 於:大阪ドーンセンター・セミナー室
 


本記録はYu-Yu編集工房の前田祐子さんと大阪大学大学院の柴田祐さんがテープ起ししたものに、 講演者、 討論者が加筆、 修正くださったものです。 会場からの発言については原則としてセミナー委員会の責任で再構成しました。

 

私の仕事史


後輩へのアドバイス


質疑応答


カバー 本セミナーをはじめ、97年より続けてきた若者向けのセミナーがきっかけとなって、「都市環境デザインの仕事」という本をつくりました。

 誰でも、自分が見ている風景を、誰かに見せたい、誰かと一緒に見たいと思うことがあるはずだ。隣にその人がいれば、とっさにそれを指差して見ることをうながしたり、そばにいなければ、言葉で説明することもあれば、絵に描き、写真に撮り、あるいは図面を引いて伝えようとするだろう。面白いのは、それが「伝わった」と感じる瞬間、もう一つの異なる風景が生まれることだ。それは共有された風景とでも呼ぶことができるものである。
 本書も、いわば、そういう試みの一つとして生まれたものだ。つまり、都市環境デザインに関心をもつ人たちに、都市環境デザインの世界を伝え、それを共有したいという表現の、三十六人の試みである。
 現実の仕事としての都市環境デザインは、専門分野は勿論、働くうえで所属する仕事場、あるいは立場などによって、関わり方は多様である。そのうえ、分野をまたいだ協働の関係を築くことが欠かせない。
 本書に示した都市環境デザインの「仕事」の世界が、都市の維持や形成に携わろうとする「君たち」に共有されることによって、もう一つの新たな可能性をもった世界として開花することを期待している。
『都市環境デザインの仕事』編集委員会


  • 目次等詳細情報
  • 鳴海邦碩+都市環境デザイン会議関西ブロック編
  • A5判・192頁・1800円+税
  • 2001/11/20
  • ISBN4-7615-1176-1



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