若者が取り組む都市環境デザイン
 

都市環境デザインセミナー 99年第6回記録

若者が取り組む都市環境デザイン

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 現在、都市環境デザインに取り組んでいる若手、またこれから挑もうとする学生諸君とともに、これからのデザインについて語り合いました。
 第1部では、30歳前後のプランナー達が日頃の挑戦を報告し、第2部では、小さな分科会で、彼らが盛り上げ役となり、参加者たちを巻き込んで意見交換しました。
 本記録には第1部と、第2部のまとめ、そして当日参加者の投稿を掲載しています。

◇第1部 報告
  1 「再開発とまちづくり」 脇田泰史(名古屋市建築局民間再開発課)
  2 「人・つなぐ・ミュージアムづくり」 永田宏和(環境開発研究所)
  3 「ランドスケープデザイン」 忽那裕樹(鳳コンサルタント環境デザイン研究所)
    司会 三宅正弘(三宅正弘環境デザイン研究所)

      ホームページでは報告者の都合により「ランドスケープデザイン」の一部は割愛しております。

◇第2部
  分科会 当日の参加者の質問や意見にもとづいていくつかのグループで意見交換をしました。
◇日  時:7月17日(土) 午後2時〜5時
◇場  所:中央電気倶楽部(大正3年創設の近代建築)

目 次

 

第1部 報告

 
 

三角印はじめに

三角印報告1 都市環境デザインへの行政の関与 (名古屋市建築局民間再開発課) 脇田泰史

三角印報告2 ひと・つなぐ・ミュージアムづくり (環境開発研究所) 永田宏和 三角印報告3 ランドスケープデザイン (鳳コンサルタント環境デザイン研究所) 忽那裕樹
 

分科会の報告

 
 

 

セミナーの後で寄せられた感想

 
 


この記録はYU_YU編集工房の前田祐子さん、京・まち・ねっとの石本智子さんによるテープ起こしを、講演者の皆さんが推敲されたものです。


カバー 本セミナーをはじめ、97年より続けてきた若者向けのセミナーがきっかけとなって、「都市環境デザインの仕事」という本をつくりました。

 誰でも、自分が見ている風景を、誰かに見せたい、誰かと一緒に見たいと思うことがあるはずだ。隣にその人がいれば、とっさにそれを指差して見ることをうながしたり、そばにいなければ、言葉で説明することもあれば、絵に描き、写真に撮り、あるいは図面を引いて伝えようとするだろう。面白いのは、それが「伝わった」と感じる瞬間、もう一つの異なる風景が生まれることだ。それは共有された風景とでも呼ぶことができるものである。
 本書も、いわば、そういう試みの一つとして生まれたものだ。つまり、都市環境デザインに関心をもつ人たちに、都市環境デザインの世界を伝え、それを共有したいという表現の、三十六人の試みである。
 現実の仕事としての都市環境デザインは、専門分野は勿論、働くうえで所属する仕事場、あるいは立場などによって、関わり方は多様である。そのうえ、分野をまたいだ協働の関係を築くことが欠かせない。
 本書に示した都市環境デザインの「仕事」の世界が、都市の維持や形成に携わろうとする「君たち」に共有されることによって、もう一つの新たな可能性をもった世界として開花することを期待している。
『都市環境デザインの仕事』編集委員会


  • 目次等詳細情報
  • 鳴海邦碩+都市環境デザイン会議関西ブロック編
  • A5判・192頁・1900円+税
  • 2001/11/20
  • ISBN4-7615-1176-1


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