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三宮地区の復興まちづくり構想 |
住宅と異なり、 業務活動を停止できない企業にとっては、 震災後の業務活動の維持のため、 大阪等への移転により業務再開が進められた。 このため、 震災後、 三宮でオフィスビルを再建しても、 一度流出したテナントが戻るかどうか不透明で、 テナント需要が読めず、 再建が必ずしも急速に進んでいる状況ではない。
商業地区、 旧居留地など、 都心を構成する各地区ごとに、 復興への取り組みは進められている。 商業地区では、 南京町のように、 1つのまとまりのあるところは、 地区としてのまちづくりが可能であるが、 三宮北側の飲食店が密集する地区では、 再建できない敷地条件のところや、 権利関係が輻輳しているものなど、 多様な再建課題が混在している。 また業種の入れ替わりも見られる。
都心の再生は、 都市経済にとって重要な課題であり、 都市型災害の特徴的課題である。
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