阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク
英語へ
左三角
前に 上三角目次へ 三角印次へ

15 都心再生


〈事例141516)〉

画像s056
三宮地区の復興まちづくり構想
 神戸市にとって、 都心三宮地区の復興は、 単に失った建物を再建するという量的な問題だけではなく、 業務機能の復興、 都心にふさわしいまちなみの創造など、 長期的都心整備につながる創造的復興が課題である。

 住宅と異なり、 業務活動を停止できない企業にとっては、 震災後の業務活動の維持のため、 大阪等への移転により業務再開が進められた。 このため、 震災後、 三宮でオフィスビルを再建しても、 一度流出したテナントが戻るかどうか不透明で、 テナント需要が読めず、 再建が必ずしも急速に進んでいる状況ではない。

 商業地区、 旧居留地など、 都心を構成する各地区ごとに、 復興への取り組みは進められている。 商業地区では、 南京町のように、 1つのまとまりのあるところは、 地区としてのまちづくりが可能であるが、 三宮北側の飲食店が密集する地区では、 再建できない敷地条件のところや、 権利関係が輻輳しているものなど、 多様な再建課題が混在している。 また業種の入れ替わりも見られる。

 都心の再生は、 都市経済にとって重要な課題であり、 都市型災害の特徴的課題である。

英語へ
左三角
前に 上三角目次へ 三角印次へ


このページへのご意見は阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク

(C) by 阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク

阪神大震災復興市民まちづくりへ
学芸出版社ホームページへ