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  2008年12月18日(木)〜12月24日(水) 日中高校生友好訪問団参加報告
 
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2008年12月19日(金)   
日中友好交流 訪問2日目
 

 朝7:00に国際飯店の28階展望レストランで各自朝食をとった部員たちは今回の訪中団のG分団 として編成された青森県・岩手県・兵庫県の高校生たち150名とともに6台のバスを連ね、オリン ピックのメイン会場であった"鳥の巣"に向かいました。バスは渋滞の中をパトカーの先導でスイス イと進み、30分ほどで"鳥の巣"に到着しました。世界で一番多くの鋼鉄を使用したという"鳥の巣"は 巨大なもので、9万人を収容できる施設です。

 朝の気温はー2度で、競技場周辺の池には分厚い氷が張り詰め、フィールドに立って夏夏の暑いオリ ンピックを想像することは難しかったのですが、場内の巨大ディスプレイに開会式を始め、オリンピ ックのさまざまな感動シーンが映し出され、しばし、当時の熱狂的な雰囲気に思いを馳せました。 昼食後、北京市立京源学校(幼稚園〜高等部まで設置)を訪問しました。校門前での記念写真撮影の 後、校内に入りました。京源学校の生徒たちは日本語で「こんにちは!」と訪問団の生徒たちに挨拶 し、部員たちは「ニーハオー!」と手を振って挨拶を返していました。

 最初に講堂で日中生徒交流会が開かれ、京源学校校長先生の「今回の交流を通じて、日中の青少年が 理解と友情を深め、東アジアの安定と繁栄のために貢献して欲しい。」と歓迎のあいさつがありまし た。そして、中国と日本の高校生たちがパフォーマンスを披露し合いました。交流会の最後の出し物 は本校和太鼓部の「花笠音頭」と「阿波よしこの」の民謡演奏でした。鮮やかなハッピの部員たちが 楽しそうに歌ったり、賑やかな演奏をして華やかな雰囲気になり、大きな拍手が会場を包みました。 京源学校の共産党書記の先生は「生徒たちは舞台に立つと緊張で顔がこわばりがちですが、この高校 生たちは笑顔で演技をして、とても良かったです。」と顧問に感想を述べられました。

 交流会の後、20名ほどの班に分かれて、京源学校高等部の授業に参加しました。和太鼓部の生徒た ちの半数は生物の光合成の実験授業でした。担当の先生は光合成の原理が解き明かされた歴史を振り 返りながら、植物の光合成によって、確かにデンプンを作ることを確かめるのはどのような実験をす ればよいか生徒たちに質問し、中国生徒たちはすかさず、その質問に答えて授業が進みます。部員た ちはその、先生と生徒のテンポの速いやりとりに圧倒された様子でした。説明を聞いた後、いよいよ 実験になり、中国生徒と一緒に熱心に、植物からデンプンを抽出する実験をしました。

 授業が終わると生徒たちに別れをつげて、岩手県の郷土芸能「さんさ」を披露する盛岡中央高校の生 徒と一緒に、閉幕式典の2回目のリハーサルのため、航空航天大学の体育館に向かいました。 今日のリハーサルは本番前日とあって、司会を担当する中国中央電子台のキャスターや若手スターも 何人も参加して歌や踊りのリハーサルが進みました。当日は中央電子台が中国全土に生中継をするた め、太鼓を30秒でセッティングしなければならず、航空航天大学のスタッフにも手伝ってもらうこ とになり、控室で何度もその8人の大学生たちを特訓しました。中国大学生たちも「もっと格好良く やろう!」と自発的に練習を繰り返してくれました。
 リハーサルでの演奏は本番さながらの雰囲気でビシッと決まり、演奏が終わって部員たちが「シェ、 シェ、ニー」と客席に向かって手を振ると、リハーサルを見ていた中国側関係者から口笛が鳴り響き 、大きな拍手が湧き上がりました。担当ディレクターは「ヘンハオ!(とてもいいです。)」と顧問 に握手をしてくれました。その後、大学内の食堂で遅い夕食を取り、ホテルに帰ってきたのは、 11:00過ぎになってしまいました。
 帰りのバスの中で一年生の男子部員は「毎日、中身が濃くて、昨日来たばかりなのに、もう一週間 も北京にいるような感じです。」と言っていました。