2008年12月22日(火)
日中友好交流 訪問5日目
9:00前になると、ホームステイした生徒たちは中国生徒に肩を抱かれながら一人ずつ笑顔で
、天津職業学院に帰ってきました。昨日の不安そうな顔はすっかり消え、みんな笑顔で中国生徒
と何かを話しながら帰ってきます。
中華全国青年連合会の人によると、昨日は宿泊家庭に100組以上が一斉にタクシーで向かうため、
タクシーが拾えず、ついに救急車やパトーカーに電話して送ってもらった人たちもいたというこ
とです。今朝、学院に戻って来るときもなかなかタクシーが拾えず、氷点下の中を1時間も外で
タクシーを探したペアーもあったようです。中には1台目のタクシーがエンストし、やっと捕ま
えた2台目もつるつるタイヤが積雪のため滑って前へ進まず、やむなく3台目に乗り換えて、2
時間半もかけて学院にたどり着いたという部員もいました。しかし、どの生徒もみんな生き生き
とした表情で帰ってきていました。
全員が戻ってきたのは予定より大きく遅れて10:30を過ぎていたため、予定されていた展覧
館や図書館の見学は中止になり、バスの中から旧租借地のイギリスやイタリア、日本などの建物
が保存されている地区を見学し、天津での2つ目の学校訪問先である天津外国語学院を訪れまし
た。
生徒たちは教室ごとに15〜20人の班を作り、3〜4人の日本語を勉強している大学生た
ちと懇談をしました。和太鼓部員の中で篠笛を吹ける生徒が演奏を披露すると隣の教室で交流し
ていた別の部員も笛を借りに来て、隣でも演奏していました。生徒たちは日本のアニメの話をし
たり、歌や人気ドラマについて話したりして、盛り上がっていました。
中国大学生は日本のテレビ番組もよく見ており、生徒たちと共通する話も多く、日本語で話がで
きるため、みんな活発に交流しました。帰る時も和太鼓部員はバスの出発を待たせるほど名残を
惜しんでいました。
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