今日はいよいよ帰国の日。帰国便は夕方4時ということで、兵庫県と大阪府の分団のみ、
午前中の空き時間を利用して、万里の長城見で2時間足らずの距離で、目の前に広がる
長城に生徒たちは大喜び。大阪分団全体で長城を背景にして記念写真をとりました。
気温は氷点下で、風が冷たくて手袋をしないと手がかじかんで、カメラのシャッターを
押すこともできなくなるほ どの寒さでした。
1時間半ほどの自由時間に生徒たちは足早に長城にのぼりはじめましたが、その急な
傾斜に驚きの声をあげていました。
昼食の後、北京国際空港へ向かい、チェックインをして出国審査などの手続きを終えた
時、空港の片隅からクリスマスソングのコーラスが聞こえてきました。
エアラインのスタッフが旅客サービスのため20人ほどでコーラスをやっているところで
した。部員の数人が「私たちも一緒に歌おう!」と言って、そのコーラスの隊列に入り
、手を組んで歌い始めると、ピアノ奏者が「四季の歌」や「ほたるの光」など私たち
も知っている歌を伴奏し始め、日中友好コーラス大会となりました。
部員の中には、中国の人たちと一緒にコーラスができたことに感激して涙を流す者もい
て、エアーラインスタッフの女性が涙をぬぐってくれ、やさしく励ます光景も見られ
、飛行機を待つ間が感動的な時間となりました。
飛行機は、一生忘れられないこの7日間の充実した思い出をそれぞれ胸に秘めた部員
たちを乗せて、予定通り午後4:30に北京国際空港を飛び立ち、夜7:50に関西
空港に無事着陸し、今回の日中友好の旅は幕を降ろしました。
空港での解散式で和太鼓部部長が大阪府内参加生徒を代表して挨拶し、「日中友好開会
館スタッフの皆様、引率の先生方、私たち44名の高校生に今回このような素晴らしい
体験をさせて下さった事に心から感謝します。私たち一人一人がこの旅行で大きく変わ
り、成長したと思います。今回の経験は各自の人生に必ず活きることと思います。」と
感謝の言葉を述べました。