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言 語・歴史・文芸出版

最終更新日2024年8月30日

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シリーズ 関西の 人・まち 長谷さちあ
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『母の切り抜き』岩永 啓子

『割れた鏡面 ー裏側にNの署名を持つ七つの短編ー』秋津 伶

kindle版(電子書籍)

  時々雑録  飯沼万里子

新刊予告

詩集『しだれて・・・桜』
エッセイ集『終わりのない出立』

内藤惠子  

   小・さ・な・出・窓

2024年8月30日
「庭 や菜園で植物や虫の声に耳を傾ける時間が多くなった」と語る独立研究者森田真生氏はまた「自分を取り巻く生命の多様性に目覚め、その一つひとつの発見と交 流を楽しんでいます」と言っています。私は西に歩いて20分ほどで出会う南北に長い標高200mほどの山を時々歩きます。また夜道を歩きながら黒々とした 山蔭を見る と、尾を右左に揺らしながら草の中にあわてて逃げ込む蛇、踏み潰されないようにと道の真ん中で立ち往生する蟻、枝にネバネバした糸を張った蜘蛛、花から花 へ忙しそうに飛び回って いる蜂、水の中で呑気に泡を出して休んでいるサワガニ、土をひっくり返してその存在を誇示するイノシシを思い浮かべ、危険な人間たちのいない静かな山で一 体彼らは何をしているのだろうと想像しています。いえ、台風が近づき、水かさの増した谷あいからうまく逃げられただろうか。と心配までしています。                         そのような動物たちの姿を生き生きと描いたのが宮沢賢治。作品の中でも何と言っても愉快なのは『洞熊 学校を卒業した三人』。熊の先生も卒業生の、赤い手の長い蜘蛛も銀いろのなめくぢも顔を洗ったことのない狸も私たちによく似ています。

「小さな出窓」過去の更新 2019/5/9〜2024/8/15

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