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「文化人類学事典」東京、弘文堂、1987.
錚錚たる執筆者を擁して編纂された事典。
用語から民族名・言語名など多くの見出し語がある。また、索引も非常に充実していて、検索に困らない。必携の一冊。
現在は縮刷版が入手可能。
「音声学入門」東京、大学書林、1996.
とにかく解りやすい、きちんとした理論の解説がされた上で、誰でも解るような発生の例を挙げてそれぞれの音の説明があり、図もたくさんあるので、その音がどういう音かよく理解できます。当然、日本人向けにかかれているので、日本語に無い音声を理解しやすいようになっています。音声学の本は Schubiger の本もいいですが、やはりこちらのほうが一番のお勧めです。
別売のカセットもあります。(kei.は買ってません。)
「新版 音声学入門」東京、大修館書店、1989.(1973.)
(Einführung in die Phonetik, Walter de Gruyter & Co. 1970.)
発音器官の説明から、IPA(国際音声学協会)の精密記号の各音に対する発音の解説まで、音声学の基本をすべてカバーしている優れた文献。
ただ、訳注によって多少解説されているものの、当然日本語の音声の例が少ないし、Φ「フ」のように、日本語の例が現れるときも、その単語の例が Fujiyama, とか harakiri, だったりするとこがさすがにヨーロッパ人、という感じです。
次回更新に続く。
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