e-mail 版
三月書房販売速報(仮題) 旧号合冊 第9冊[81〜90号] |
通巻081号 | 2005.07.20発行 | 通巻086号 | 2006.04.18発行 |
通巻082号 | 2005.09.20発行 | 通巻087号 | 2006.06.22発行 |
通巻083号 | 2005.11.15発行 | 通巻088号 | 2006.08.06発行 |
通巻084号 | 2005.12.31発行 | 通巻089号 | 2006.09.28発行 |
通巻085号 | 2006.02.21発行 | 通巻090号 | 2006.11.28発行 |
※各号の最終版を一部修正して掲載しました ※非営利目的の転送は歓迎します |
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三月書房販売速報[089] &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& 2006/09/28[08-05-89] (c)SISIDO,Tatuo e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 089号 ※いちおう出版業界向けに制作してます※ &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&& [#00] 「EDI」の本、在庫一掃セール中 ブログ「三月記(仮題)http://3gatsu.seesaa.net」の9月7日付けに てお知らせしましたが、版元のEDIさんが突発的な〈某事情〉に より、「サンパン」誌の発行以外の出版活動を当分の間休止される こととなり、在庫の整理処分を急がれることとなりました。この 〈某事情〉につきましては、「サンパン」関係者のブログやメルマ ガ類にはまだ公表されていないようですから、年末に出る予定の 「サンパン13号」に載るであろう公式発表を待ちたいと思います。 しかし、いわゆる売り上げ不振とか、経営不振なんかとはぜんぜん 違う原因であるということだけはお伝えしておきます。 三月書房では数年前から同社の出版物を直接仕入れて販売していま したから、今回の在庫処分に際しては特別のご配慮をいただき、新 本特価セールを実施できることとなりました。「サンパン」誌の刊 行は継続されますから、第3期のバックナンバーはすべて定価販売 となりますが、その他の叢書類や単行本は40%〜50%引きにて販売 しております。当然のことながら在庫に限りがございますから、お 早めにどうぞ。在庫一覧は下記の頁でごらんください。いずれも初 版500部程度(推定)の希少本で、紙の出版物としては二度と発行さ れないであろうと思われる本が大多数です。 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sangatu/edi.htm うちのブログの訪問者数は検索ロボットを除くと、まだ1日200人前 後のようですが、少しは宣伝効果があるようで、EDIのセール本 は販売価格にしてすでに10万円ほどをネット通販で売りました。 版元には80函以上の在庫があったようで、これをできる限り断裁せ ずに処分したいというご希望です。うちが現在までに買い取ったの はまだ7函程度で、ほかの書店もぼちぼちというところのようです。 うちも最終処分の前に少なくともあと数函分は仕入れたいと考えて いますが、断裁してしまうのはあまりにももったいないので、なん とかもうしばらく抱えて置いてくださるようにお願いしているとこ ろです。 しかし、うちの店も、5年前ならとてもこんな商売に参加すること はできなかったはずですが、ペヨトル工房の解散セールと、八木書 店ルートの新本特価のおかげで、かなりのノウハウが蓄積できたた め、今回は最初からある程度の自信がありました。何と言っても 「在庫限りで絶版」かつ「新本特価」というのは、宣伝文句として はかなり強力ですから。 なおEDIのサイトは健在ですが、1年ほど前から更新されてない ようで、住所と電話が以前のままのため、うちのサイトからのリン クは一時的にはずしてあります。 ◎参考ブログ:「早稲田古本村」→「早稲田の文人たち」 http://wasehon.exblog.jp/i3 [#01] 最近売れてるような気がする本(順不同) ◆「(歌集)環状線のモンスター」加藤治郎 ◆「(詩集)老いの充溢」宮城賢 星雲社 ◆「神の裁きと訣別するため(文庫版)」A・アルトー 河出書房新社 ◆「(歌集)木香薔薇」花山多佳子歌集 砂子屋書房 ◆「加藤典洋:創作は進歩するのか」編集グループ<SURE> ◆「神聖喜劇(既刊4冊)」大西巨人・原作/のぞゑのぶひさ他 幻冬舎 ◆「風狂のひと 辻潤;尺八と宇宙の音とダダの海」高野澄 人文書館 [#02] これから売れそうな気がする本(順不同) ◆「樹をみつめて」中井久夫 みすず※入荷済 ◆「アングラの海〜闇の表現者列伝〜」平岡正明 マガジンファイブ ◆「(歌集)けむり水晶」栗木京子 角川書店※入荷済 ◆「日本思想史(仮題)」吉本隆明 筑摩書房 ◆「しぶちん京都」グレゴリ青山 メディア・ファクトリー※入荷済 ◆「女掠屋リキさん伝」水田ふう/向井孝 「黒」発行所 ◆「嵐電」うらたじゅん 北冬書房 [#03] 2005年の「三木成夫」本の売り上げ 今年も紙の「三月書房販売年報(仮題)」がまだ発行できてません。 「ブログ」にも手を出してしまい、ネット関係の作業がますます忙 しいのでもう紙のはとうぶん休刊ということになりそうです。 いまごろ昨年のデータを載せて何ですが、いちおう連続性を保つた めに「三木成夫本」の売上冊数を載せておきます。やや売れ行きが 鈍化しているようですが、それでも10年以上も前の本としては、ほ かに例がまったくない売れ行きを続けています。 「海・呼吸・古代形象(うぶすな書院)」は17冊売れて通算385冊? 「増補版・内臓の働きと子どものこころ(築地書館)」は11冊売れて 元版と併せて通算292冊? 「人間生命の誕生(築地書館)」8冊売れて通算124冊 「ヒトのからだ(うぶすな書院)」は11冊売れて通算250冊 「生命形態学序説(うぶすな書院)」が7冊売れて通算118冊? 「解剖学論集(うぶすな書院)」が2冊売れて通算53冊? 「胎児の世界(中公新書)」が16冊売れて通算390冊? 「モルフォロギア16号:特集 三木成夫」が16冊売れて通算177冊 ※冊数に?がついているのは発行が古くて、やや確実性にかける ためですが、大きなズレはないはずです。 〈三木〉本のリストはこちらでどうぞ。 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sangatu/mikisigeo.htm [#04] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その51) ○何も目新しいニュースはないようです。ブログのほうではページ数 が増えたので、最新ニュースおよび現状編の「別冊」、消えた書店 の「遺跡編」、そして「資料編」と「番外編」に分けました。ある 程度揃ったら総集編を作成してと思っているのですが、写真を撮る のがめんどうなのでまだしばらくかかりそうです。 [#05] 雑、雑、雑、… ○メルマガ「往来堂ももんが通信136号(2006/8/31)」によりますと、 「『ハリー・ポッターと謎の王子』結局現在までに158部売れまし た。同業者の方は、往来堂ってこのくらいの規模の店か、とお分か りになると思います。」とありましたが、うちの店は2冊しか売っ てないので、往来堂さんの80分の1の規模の店ということになるの でしょうか。あちらはたしか30坪弱だったはずですから、売り上げ 規模はせいぜい5倍程度でしょう。ようするに、うちの場合は「お 分かりにな」りませんでしたが、他の書店ならある程度は「おわか りになる」のでしょうか。 静山社の販売代行会社、ブックストラテジーサービスのサイトによ れば、(http://www.book-ss.co.jp/)第6巻は200万部の発行となっ てます。書店数を多めに見て2万店とすれば単純平均で各100部とな りますから、それからみれば往来堂さんの158部というのは、やや 好成績ということになるのでしょうか? なお、先のサイトによれば第1巻は506万部、以下は433万、380万、 350万、290万となっています。もちろんこれは発行部数ですから、 買い切りになった第4巻以降は、平均各1割程度の流通在庫があるは ずです。そして第6巻が最盛期の半分以下しか売れそうにないとい うことは、買い揃えるのを止めてしまった人が200万人程はいると いうことになります。これらの人の多くが古本として処分されつつ あるわけですから、当然ながら古書価は壊滅的となっています。近 所のブックオフでは3巻目までは各50円、Amazonのマーケットプレ イスでは1巻から順に、1円、1円、89円、740円、1500円です。蛇足 ながら3巻目まではメール便で送れる厚さのため、出品者は1円で売っ ても送料の差額分が儲かりますが(※註。Amazonから出品者には送料 一律260円支払われる。購買者は送料として340円徴収される)、4巻 以降はメール便は無理なサイズで、260円では足がでますから、おそ らく400円以下にはならないでしょう。 ○送料といえば「クロネコメール便の料金体系」が10月から大幅にか わります。従来は重量によって5段階でしたが、今回からはサイズ と厚さの組み合わせで4種類になって重量は関係なくなります(※ 註。厚さ2pまでと重さ1sまでという制限は変わらず)。これは おそらく、どこの発送者も次第にあつかましくなって、重量区分を 甘め甘めに申告するようになったからでしょう。大きな声では言え ませんが、うちの自主基準もどんどん甘くなっていました。重量で なくサイズならごまかしにくくなるでしょう。厚さのほうにはあい まいさが残ること確実ですが、郵便局のようにガチガチではなく、 いいかげんさのあるのが、メール便の長所です。今度の料金体系で は、全体として少し安くなることは間違いありません。しかし問題 なのは配達速度が1日以上遅くなるらしいことです。従来通りの速度 を維持するには、あらたに設定された速達料金100円を余分に払う必 要が発生します。ここから先は実際に利用してみないとわかりませ んが、トータルでは同じ程度の費用になりそうな気がします。 ------------------------------------------------------------------ この「販売速報(仮題)」はe-mailの性質上,簡単に改訂することができ ますが、その度に全読者に送信するのは、お互いに煩わしいので、最終版 をおよそ1ヶ月後にHPに掲載します。 ◆1998/11/27 創刊準備号(通巻01号)発刊 ◆「バックナンバー(01〜88号)」はHPにて公開中です。 ※新規購読と解除のお申し込みはメールでどうぞ (c)SISIDO,Tatuo 三月書房 ------------------------------------------------------------------ |
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