三月書房HOME販売速報総目次三月書房販売速報[092]


e-mail 版 三月書房販売速報(仮題)
旧号合冊 第10冊[91〜100号]
通巻091号 2007.01.23発行 通巻096号 2007.12.14発行
通巻092号 2007.04.10発行 通巻097号  2008.02.13発行
通巻093号 2007.06.05発行 通巻098号 2008.04.16発行
通巻094号 2007.08.14発行    
通巻095号 2007.10.18発行    
※各号の最終版を一部修正して掲載しました
  ※非営利目的の転送は歓迎します
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三月書房販売速報[092]
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2007/04/10[09-02-92]  (c)SISIDO,Tatuo      

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 092号
     
      ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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[#01] 最近売れてるような気がする本(順不同)

 ◆「思想のアンソロジー」吉本隆明 筑摩書房
 ◆「季報 唯物論研究 99号:特集『吉本隆明』」※売り切れ
 ◆「京都夢幻記」杉本秀太郎 新潮社
 ◆「(歌集)バグダット燃ゆ」岡野弘彦 砂子屋書房 
 ◆「間章クロニクル」愛育社
 ◆「私家版魚類図譜」諸星大二郎 講談社
 ◆「アメリカ 非道の大陸」多和田葉子 青土社
   ちかごろうちばかりでなく他店でも多和田葉子の本が売れ出してる
   ようで、新刊のほか品切れ本の重版や新装版や文庫版が続いていま
   す。うちでは5冊超程度と、さほど多く売れているわけではありま
   せんが、綿矢リサも三浦しをんも村上春樹も1冊か2冊位しか売れな
   い店なので、文芸書としてはよいほうです。
 ◆「秋山清 著作集 全11巻別巻1」ぱる出版
   ほぼ遅滞なく毎月1冊刊行され、1年少々で無事完結しました。うち
   では全巻予約が6名あり、バラ売りも合わせるとトータル100冊弱売
   れてます。全集類がさっぱり売れなくなったこの時代に、まことに
   珍しいことです。
 
    
[#02] これから売れそうな気がする本(順不同)

 ◆「ミクロコスモス(1)(2)」中沢新一 四季社※入荷済み
 ◆「(詩集)歳月」茨木のり子 花神社※入荷済み
 ◆「京都の平熱 哲学者の都市案内」鷲田清一※入荷済み
 ◆「鎌倉スーベニイル手帖」沼田元氣 白夜書房※入荷済み
 ◆「吉本隆明に関する12章」齋藤愼爾・編 洋泉社
 ◆「資料・米沢時代の吉本隆明について その8」編集・発行 齋藤清一


[#03] 2006年にたいへんよく売れた本(TOP7)

  [1]「Yaso#03 耽美」ペヨトル工房        89冊
  [2]「家族のゆくえ」吉本隆明 光文社      70冊
  [3]「アナキズム08号」アナキズム誌編集委員会  69冊
  [4]「叔父の思想:吉本隆明論」太田修 修羅出版 63冊
  [5]「老いの超え方」吉本隆明 朝日新聞社    58冊
  [6]「旅する少女憩い」沼田元氣 京都書院    52冊
  [7]「(歌集)曳舟」吉川宏志 短歌研究社     46冊

   「Yaso#03」は順当な売れ行きです。版元品切れにさえならなけれ
   ば、まだまだ売れること確実。〈吉本〉本はあいかわらずよく売れ
   ています。「アナキズム」誌は通常号なら10冊がせいぜいですが、
   この号には、吉本氏の大昔の未発表講演が載っていたので、60冊ほ
   ど余計に売れました。「旅する少女」はここ5年間で300冊ほど売れ
   てます。短歌本の売上げについては次号にデータをまとめる予定。
   

[#04] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その54)

  ○河原町四条の北東角に阪急が建設中のビルに、「ブックファースト」
   が入居することが正式に公表されました。オープンは10月の予定。
   地上9階地下1階のビルの3階から6階という中途半端な空中店舗
   です。500坪弱あるようですが、階段とかエスカレーターとかにとら
   れるので、正味の売場面積は400坪位でしょうか?京宝ビルのときよ
   りもやや広くなるようですが、路面店ではないので当時の売上げよ
   りは落ちるのではないでしょうか?全館を書店にすれば、京都一に
   なれますが、やはり飲食や衣料のテナントを入れる方が効率よく儲
   かるのでしょう。ブログに工事風景写真を貼ってあります。
      
  ○近鉄百貨店京都店は予定通り2月末に閉店し、「旭屋書店」も消え
   ましたが、いまのところ市内中心部に代替出店するといううわさは
   ないようです。現在、南区と伏見区と久御山町のスーパーに出店し
   ているようですが、どこも行ったことがないので知りません。近鉄
   百貨店跡地を買ったヨドバシカメラは、全館解体して新たに新ビル
   を建築すると発表しました。開業時期など具体的なことはまだ何も
   わかりませんが、完工は数年先のことになるでしょう。それにして
   も大型電器店業界は、今現在一刻を惜しむ大バトルの真っ最中のは
   ずなのに、なぜこんなに悠々としているのでしょう。2年先のこと
   など、書店業界よりももっとわからないような気がしますから、今
   すぐにでも百貨店ビルをそのまま利用して開業する方がよさそうに
   思うのですが、土地転がしかビル転がしでも考えているのでしょう
   か?
   
  ○京都駅前では「旭屋書店」が消えたので、「ふたば書房京都タワー
   店」がちょっと張り切って改装したということですが、まだ見に行っ
   てないのでどう変わったかはわかりません。しかし天井の低いこと
   や下りエスカレーターがないことや、入り口がわかりづらいことな
   どは改造のしようがないので、せいぜい雰囲気を明るくした程度の
   ことではないでしょうか?

  ○京都駅八条口のアヴァンティから西へ徒歩10分ほどのところに、M
   ID都市開発(元・松下興産)が、京都府内最大級の大型商業施設
   を建設中です。物販関連の売り場面積は4.5万uで2008年3月の開業
   を予定していて、複合映画館や物販・飲食スペースを設置するそう
   です。核テナントは置かず、「ワールド」「ユナイテッドアローズ」
   のほか、書籍と食品スーパーなど4店を売り場面積1000u超の中核
   店として配置し、有力専門店を150店前後誘致するとのことです。
   それにしてもいまどきわずか300坪級の書店が中核になりうるので
   しょうか。この書店がどこなのかはまだ聞いてませんが、ぼちぼち
   決まるころでしょう。この場所は駅前とはいえ、地下鉄やJRの改
   札口からはかなり遠いので、クルマでの来店客が中心になるのでは
   と思います。ようするに書店としては、同規模のアヴァンティBCに
   は勝てないのではないでしょうか。おそらくここに一番食われるの
   は、大垣書店が出店している西大路五条西の郊外型ショッピングセ
   ンター「ダイヤモンドシティ・ハナ」でしょう。
   
  ○「論座」の2007年4月号の第2特集は“それでも本屋が好き”でした。
   そのなかの“全国150店珠玉の「町の本屋さん」!”という、永江朗
   さんと青田恵一さんの対談記事に、うちの店の名前もチラと出てき
   ます。よくはわかりませんが、いまだに1万7千軒あるらしい書店の
   中の150店ですから、率としてはなかなかのものです。京都関係では
   他に「ガケ書房」、「ふたば書房アンジェ河原町店」、「葵書房洛
   西店」、「恵文社一乗寺店」、「恵文社バンビオ店」、「大垣書店
   烏丸三条店」、「MEDIA SHOP」、「リンドバーグ京都店」の9店でし
   た。「リンドバーグ」というのはぜんぜん知りませんでしたが、車
   とバイクの本の専門書店だそうです。
   

[#05] 雑、雑、雑、…

  ○新風舎文庫の浅井輝久著「ABC青山ブックセンターの再生」をナナ
   メ読みしましたが、個人的には再生についてのけっこうなお話より
   も、倒産の背景についての部分がなかなか興味深かったです。
   第3章の“倒産の背景”は下記の5節に分けられています。、
    1 ABCは土地バブルを利用して拡大し、その犠牲になった
    2 ABCは出版バブルを利用して拡大し、その犠牲になった
    3 なぜ書店のバブルは起きたのか
    4 なぜ出版のバブルは起きたのか
    5 なぜ取次のバブルは起きたのか
   業界関係者なら各節のタイトルを見ただけで内容はほぼ予想がつく
   でしょう。しかし、「開店口座」と「リースシステム」の麻薬性と
   か、「取次金融システム」がバブルの元凶であるとかを、一般読者
   向けの本にやや詳しく書いてあるのは珍しいように思います。少な
   くとも「誰が『本』を殺すのか」の文庫版索引にはこれらの単語は
   見あたりません。洋販経営の新ABCがそのあたりをどう避けるつもり
   なのかは残念ながら書いてないようでした。
   ところで、ちかごろジュンク堂の出店攻勢が目立ちますが、これは
   〈麻薬中毒〉症状のあらわれでしょうか?もしそうなら末期とはい
   かずとも中期くらいのような気がしますが。


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  ※この本についてはブログ「三月記(仮題)」を見てください
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※くわしいことはブログ「三月記(仮題)」をごらんください
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をおよそ1ヶ月後にHPに掲載します。

   ◆1998/11/27 創刊準備号(通巻01号)発刊
   ◆「バックナンバー(01〜91号)」はHPにて公開中です。
     
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