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本日入荷しました
○『吉本隆明全講演ライブ集:都市論としての福岡、その他』第11巻(通巻13巻)
定価(本体9000円+税450円) 吉本隆明全講演CD化計画・発行
*内容
都市論としての福岡
像としての都市
2講演(CD6枚)・テキスト(64頁付き)
※このシリーズに限り送料は無料サービスです。
※ご予約者には本日発送します
※第1、8、9、10巻、及びビデオ第2巻の在庫もございます。
発行所には全巻あるようですから、その他の巻の取り寄せも可です。
※このシリーズに限り送料は無料サービスです。
○「中上健次『未収録』対論集成」高沢秀次・編
定価7,140円(本体6,800円+税) A5判/553頁 作品社
[日販MARCより]
未だ知られざる中上健次のざわめきたち騒ぐ“声”。
「文学」「定型詩」「同時代」「韓国」「熊野/民俗」「芸能/文化」をめぐる、49人との39の対話。
単行本未収録の対談・座談を一挙集成。
※吉本氏とのは「海燕」1983年11月号に掲載された「文学と現在」です。
2段組で30頁強あります。ただし、単行本未収録ではなくて、
「現代における差異:吉本隆明対談集(福武書店)」及び「吉本隆明全対談集09(青土社)」に収録済みです。
単行本未収録とは〈中上〉本としてはという意味でしょう。
本日入荷しました
○『吉本隆明の東京』 石関善次郎・著
四六版上製/260頁/定価:1800円(税別) 作品社
[目次]
序
第1章 育った二つの家:新佃島西町
第2章 戦争のもたらしたもの:上千葉四一八
第3章 時代の風の中で:駒込・田端・仲御徒町・谷中
第4章 境界に住まう:千駄木・本駒込
第5章 生誕の地と父・順太郎:月島東仲通り四丁目
補注 吉本隆明生活史
あとがき
※作品社がずっと以前に予告していた「全南島論集成」は、ついに同社のサイトの近刊予告から消えました。
当分出そうもありません。
12月28日発売予定
○『吉本隆明全講演ライブ集:都市論』第11巻(通巻13巻)
(本体9000円+税450円) 吉本隆明全講演CD化計画・発行
※このシリーズに限り送料は無料サービスです。
いままでの例ですと、刊行予定は遅れがちですから、年内に出る
かどうかは不明です。
入荷次第ご予約者には発送いたします。
発送前でしたらキャンセルも可能です。
この巻のみのご注文もお受けしております。
お申し込みはお早めにどうぞ
12月10日発売の雑誌「Coyote No.9」を見落としていました。
川崎方面の方からのメールによりますと
「編集発行人の新井敏記氏が吉本家を訪問しインタビューした記事が26ページ(但しその内12ページは写真)
程掲載されています。」とのことです。
発行所のサイトにあった宣伝文
「吉本隆明の自宅を訪ねる所から始まるコヨーテの東京、上野特集。
長い間、この地に居を構える彼から、どんな言葉が飛び出すのか、一問一答のインタビューが始まる。
荒木経惟が写した東京、自転車で走り回って見つけた植物図鑑、作家石川淳の残した上野を辿る冒険、
アメ横の今昔など、自然と人と街が彩る懐かしくて新しい上野が満載。」
発行所:スイッチパブリッシング
定価 :1,000円(税込)
※先ほど至急発注しましたが、入荷するのは早くて今週末でしょう。
お待ちいただける方はご予約ください。送料は160円の予定です。
※『吉本隆明の東京』は本日発売予定でしたが延期になりました。
いまのところ21日発売予定だそうです。
○『吉本隆明の東京』 石関善次郎・著
四六版上製/240頁/予価:1800円(税別) 作品社
[宣伝文]
生まれ育った月島の長屋から現在の本駒込まで11回の転居跡を全て辿り、生活史を通して人間吉本を
描く画期的労作。四畳半の新婚生活、子どもが生まれて二間の間借りなど、住いの変遷はそのまま昭
和の庶民生活史でもある。
※「現代詩手帖12月号」に<吉本>本の予告が2件載っています。
○「詩学叙説」 予価、判型、頁数、は不明。新春刊行予定。
「現代詩手帖2004年2月号」に掲載された分のみでは1冊になる量とは思えませんが、ほかに何かが併録
されるのかどうかは不明です。
詳細は現在問い合わせ中です。
○詩の森文庫「詩とはなにか」 予価980円+税 新春刊行予定
・目次
詩とは何か
現代詩のむつかしさ
詩人論序説2 音韻と韻律
詩人論序説3 喩法論
なぜ書くか
言葉の根源について
詩魂の起源
枕詞の空間
※2004年末に10点出た「詩の森文庫」の第2回配本です。
その他は谷川俊太郎が3点予告されてます
今夕入荷しました。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集51:書物の解体学【上】(初出)」
全110頁 頒価1250円+税 (これ1冊の送料は160円)
目次
書物の解体学【上】
バタイユの不運
バタイユの不運(2)
ブランショにおける〈死〉
ブランショの〈法〉と〈言葉〉
ジャン・ジュネと〈風景〉
ジャン・ジュネと〈煉獄〉
ロートレアモンと〈歌〉
ロートレアモンと〈倫理〉
宮沢賢治の童話について
編集ノート
※「書物の解体学」は「海」に24回連載された初出です。
この資料集では3冊にわけて刊行されます。
「宮沢賢治の童話について」は1971年12月に日本女子大学にて行われた講演の要旨で、
「賢治研究:第10号」(1972年4月発行)に掲載されたものです。
「文責はすべて小沢にある」とあります。おそらく小沢俊郎さんでしょう。約10頁あります。
本日発売
○「SIGHT 26号(winter 2005)」定価743円+税 ロッキング・オン
吉本氏の連載「吉本隆明 自作を語る」の第6回『言語にとって美とはなにか』が掲載されています。
全6頁。
この号の特集は「究極のロック100曲!」
これ1冊の送料は160円です。
本日発売の
○「週刊読書人 2005年12月9日号」に、吉本氏と「吉本隆明の東京」の著者・石関善治郎さんとの対談
「路地の家に移り住んで」が大きく載っています。
1面の大部分と2面ほぼ全部です。
定価230円(税込み)、これ1枚の送料は70円です。
※通販もいたしますが、現在余分がまったくございません。追加注文しましたが入荷は来週後半になるでしょう。
お待ちいただけるようでしたらご予約ください。
なお、「吉本隆明の東京」(作品社)は12月中旬刊行予定と載ってます。
メタローグ廃業による新本特価のお知らせ
○「永遠の文庫〈解説〉傑作選」齋藤慎爾・編 元定価2000円+税
吉本氏の解説は新潮文庫の「つげ義春『無能の人 日の戯れ』」
「永遠の文庫〈解説〉名作編」齋藤慎爾・編 元定価2000円+税
吉本氏の解説は角川文庫の「岸上大作『意思表示』」
どちらの本にも埴谷雄高ほかによる、各50冊近い文庫の解説が収録されていてなかなか便利です。
特価は50%引きで税込み1050円。1冊の送料は150円です。
非〈吉本〉本近刊のお知らせ
○「追想 島尾敏雄:奄美−沖縄−鹿児島」奄美・島尾敏雄研究会 編
四六判上製200頁 定価1800円+税 南方新社
序文・島尾ミホ
追想・よしもとばなな他全43編
※チラシに「島尾敏雄二〇回忌を迎えて」とありました。
吉本氏の文は載ってません。
刊行予定日は不明ですが近いようです
前号にてお知らせした、読売新聞の「肉フライ」記事の近況欄に載っていた、
<日本の思想家について論じた著作を4年間かけてまとめており、近々出版予定>の件について、
吉本家にFAXで質問してみましたところ、
「おそらく、筑摩書房から出る予定の『思想のアンソロジー』のことだと思われます。…(中略)…、
出版は未定です。」
との返信をいただきました。
なんとなくですが、来年夏頃までに出たら上等というような気がします。
山梨方面の方からコピーをいただきました。かなり遅れましたがお知らせしておきます。
○読売新聞11月14日号(おそらく朝刊)に
「吉本隆明さんのお品書き:肉フライ」という記事が載っています。
聞き手は高橋直彦とあります。家庭欄で1頁の半分幅6段分で、写真つきの記事です。
うちは読売新聞はとってないので、関西方面でも掲載されたかどうかは不明です。
なお、この記事は「YOMIURI ONLINE」のサイトで簡単に読めます。
こちらは11月15日付になってます。
新本特価のお知らせ
○「新・書物の解体学」
四六判上製/468頁 元定価2427円+税 1992年 メタローグ刊
※「マリクレール」連載分に増補した書評集です。
※版元倒産につき、50%引きにて税込み1274円。
※この本に限り11月末日までは送料無料にしときます。
※コンディションは帯付きで全体としてまずはきれいです。
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ドゥルーズから村上春樹まで内外の書物、70冊を過激に読み解いた最新評論集。
『三島由紀夫評論全集』
西郷信網『古事記注釈』
赤坂憲雄『王と天皇』
多木浩二『天皇の肖像』
鷲田清一『モードの迷宮』
丸山健二『さすらう雨のかかし』
村上龍『ニューヨーク・シティ・マラソン』
村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』
ジル・ドゥルーズ『意味の論理学』
ジョルジュ・バタイユ『宗教の理論』〔ほか〕
〔BOOKデータベースより〕
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※メタローグの倒産品は「リテレール」ほかいろいろ入荷予定です。
お入り用の本がおありでしたらおたずねください。
どれも50%引きの予定です。
昨夕入荷しました
○猫々堂「吉本隆明資料集50:情況【下】(『文芸』初出)」
全99頁 頒価1250円+税
(これ1冊の送料は160円)
目次
情況【下】
修景の論理
畸型の論理
倒錯の論理
異族の論理
集落の論理
芸能の論理
対談「思想と状況」まえがき
鮎川信夫自撰詩集を推す
編集ノート
※編集ノートによりますと、「情況【下】」は。雑誌「文芸」1969年9月号から70年3月号に連載されたもの
(70年1月号は休載)だそうです。
「対談『思想と状況』まえがき」は1970年に合同出版から出た、「状況的 竹内好対談集」から、
「鮎川信夫自撰詩集を推す」は1971年に立風書房から出た「鮎川信夫自撰詩集1937−1970」から
のものとのことです。
附録の「猫々だより47の2」には、宿沢あぐりさんによる、「資料・吉本隆明『見えだした社会の限界』初出一覧」
が掲載されています。この本は1992年にコスモの本から出版されましたが、初出一覧がなかったのでこれで
便利になりました。なお、この本は1冊だけ在庫があります。版元品切れかどうかは不明です。
※猫々堂の資料集は現在50集まで出ていますが、すべて在庫がございます。
※続刊予定
第51集から第53集は中央公論社の雑誌「海」に、1972年から73年にかけて連載された「書物の解体学」の予定です。
昨日お知らせした
○「岡井隆全歌集全4巻」の内容見本の件ですが、思潮社さんから、『書下ろしです』との返信をいただきました。
宣伝文ですから、無断で転載してもたぶんおこられないと思いますので、下記に書写しておきます。
(誤字脱字はないと思いますが保証はできません、引用される場合等は、現物をお確かめください)
================================================================================
岡井隆全歌集によせて
高次の短歌的表現 吉本隆明
岡井隆は短歌的な情緒を超えた情緒の短歌、音数律を超えた形式の短歌を意図して、
従来なかった高次の短歌的表現を実現してみせた。今度の『全歌集』の出版で、すべ
ての形式を試みつくし、平明でしかも濃厚な情感の世界を獲得するにいたった岡井隆
の全容を辿ることができる。この長距離ランナーの孤独で不屈な道筋を辿ってゆくと、
わたしは岡井隆論をさらに書きすすめていかなければならぬという思いを抑えることが
できなくなった。
================================================================================
★岡井隆全歌集 全4巻 A5版上製布装二重函入保存版
予価7800円+税〜 分売可
1,2巻は11月刊予定 以下続刊 思潮社
===================================================================
※別冊附録として「岡井隆論集成」が予定されてますが、ここに吉本氏の文章が収録されるのかどうか
は不明です。
本日入荷の
○「現代詩手帖11月号:特集・岡井隆 来るべき詩歌」 定価1333円+税 思潮社
※この号に吉本氏の文は載ってませんが、「岡井隆全歌集全4巻」の綴じ込み広告に、
吉本氏の「高次の短歌的表現」という推薦文が載っています。この文が、以前に全2巻で
出たときの推薦文の使い回しか、新たな文章なのかについては、現在発行所に問い合わせ中です。
なお、この広告は4頁ありますが、おそらく内容見本をそのまま綴じ込んだものと思われますから、
いずれ全国の書店の店頭にて配布されるでしょう。
本日入荷しました
ご予約者には本日発送いたします
○浮海啓詩集「夜風が運ぶメモリー」
定価2300円+税 46版/130頁 砂子屋書房
*帯の文(砂子屋書房のサイトより転載)
浮海 啓第一詩集を推す
浮海啓の詩作は、抽象のコトバと具象のコトバを織りあわせて、
豊かなイメージと意味からできた一枚の布を作りあげる困難な、
孤独な作業の連続だった。織り目のあいだから、よく知った彼の
貌が鮮明に現われたとき、とうとうやったねと独りつぶやいた。
(吉本隆明 記)
※吉本さんの文は帯に載っているのがすべてです。序文とか解説とかは一切なくて、
本文以外には著者の「あとがき」があるのみです。
本日入荷しました
ご予約者には本日発送いたします
○猫々堂「吉本隆明資料集49:情況【上】(『文芸』初出)」
全98頁 頒価1250円+税
(これ1冊の送料は160円)
目次
情況【上】
収拾の論理と思想の論理
基準の論理
機能的論理の限界
機能的論理の位相
機能的論理の彼岸
非文学の課題
直接購読者の皆さん
反の集会開く(記事)
編集ノート
※編集ノートによりますと、「情況」は加筆訂正のうえ、単行本として河出書房から1970年に刊行され、
その後「全著作集 続10巻」に収録されたとのことです。(現在はどちらも品切れ)
この資料集では全12回連載を2分冊にしてあります。
「直接購読者の皆さん」は1970年、「試行30号」発行後の提案文書。全7頁。
「反の集会開く」は1962年「一橋新聞」に掲載された報道記事で、吉本氏の執筆物ではありません。1頁分。
※猫々堂の資料集は現在49集まで出ていますが、すべて在庫がございます。
※続刊予定
第50集 「情況[下]」(「文藝」連載)その他
本日入荷しました
○「13歳は二度あるか:『現在を生きる自分』を考える」
吉本隆明著 四六判/181頁 定価1400円+税 大和書房
*帯の文
世の中がひっくり返るような出来事がこれから起こらないとは限らない。
いま、何を見るのか、どう読むのか
*目次
第1章 新聞を読む、時代をつかむ。
第2章 社会と関わる、自分を生きる。
第3章 宗教とはなにか、法律や国家はどう成立したのか。
第4章 犯罪と死について、考えてみる。
第5章 戦争というもの、自分との距離。
あとがき
※「あとがき」によりますと、この本は先に出た「中学生のための社会科」を補完する意味合いが強いようです。
もちろん談話本で、聞き手は大和書房の岡村季子さんと、フリーライターの梯久美子さんとあります。
※ご予約者には本日発送します。
この本1冊の送料は160円です
本日入荷しました。
○『吉本隆明全講演ライブ集:森鴎外』第10巻(通巻12巻)
(本体9000円+税450円) 吉本隆明全講演CD化計画・発行
*内容
鴎外と東京
鴎外と漱石
鴎外と漱石の見た東京
高村光太郎−鴎外をめぐる人々
太宰治と森鴎外
5講演(CD6枚)・テキスト(128頁付き)
※このシリーズに限り送料は無料サービスです。
※ご予約者には本日発送します
※第1、8、9巻、及びビデオ第2巻の在庫もございます。
※本日入荷予定だったCDは遅れました。明日の入荷予定です。
11月下旬刊行予定
○『吉本隆明の東京』 石関善次郎・著
四六版上製/240頁/予価:1800円(税別)
[宣伝文]
吉本思想の源泉!
生活者吉本の原像!
一九四二年佃島の長屋に生まれた吉本は、八〇年に現在の本駒込に落ち着くまでにじつに十一回の
転居を重ねている。(中略)。十一の住居を通して吉本思想の本質に迫る画期的労作!
※ご予約をお待ちしてます。
9月14日発売予定
○『吉本隆明全講演ライブ集:森鴎外』第10巻(通巻12巻)
(本体9000円+税450円) 吉本隆明全講演CD化計画・発行
※このシリーズに限り送料は無料サービスです。
入荷次第ご予約者には発送いたします。
発送前でしたらキャンセルも可能です。
この巻のみのご注文もお受けしております。
お申し込みはお早めにどうぞ
先月出ていたのを見落としていました。
○「『二重言語国家・日本』の歴史」石川九楊・著
四六判上製 359ページ 定価:2,200円+税 青灯社
この本の帯に吉本氏の推薦文が載っています。現物の入荷は明日の予定ですが、帯文以外に跋あるいは
解説の類が掲載されていましたら、あらためてお知らせします。
なお吉本氏の推薦文はこちらで(たぶん)全部読めてしまいます。
本日入荷
○「つながって」大澤恒保・著
B6判 172ページ 定価:1,800円+税 ミッドナイト・プレス
あとがきに「吉本さんには格別のご厚意をいただいた」とあり、ハルノ宵子さんによる跋が掲載されています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(これは版元のサイトに載っていた宣伝文です)
midnight pressで連載されていた「高崎通信」が一巻にまとめられた。
これは、第五回蓮如賞佳作となった『ひとりのひとを哀しむならば』に続く大澤さんの二冊目の著書である。
重度の難病を抱えて、ハードな日々を過ごす著者の、突き抜けた透明感は、生きることのなんたるかを教え
てくれる。ひとりでも多くの人に読んでいただきたい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本日発売
○「SIGHT 25号(SUMMER 2005)」定価743円+税 ロッキング・オン
吉本氏の連載「吉本隆明 自作を語る」の第5回『擬制の終焉』が掲載されています。全6頁。
本日入荷の
○「現代詩手帖9月号」は、特集が「『戦後詩史論』再読」です。定価1200円(税込み)
宇野邦一、瀬尾育生、神山睦美、福間健二、田野倉康一、和合亮一、他
吉本氏本人の文や談話はありません。
上記の雑誌に広告が載ってました
○浮海啓詩集「夜風が運ぶメモリー」 定価2000円+税 砂子屋書房 9月刊行予定
吉本氏による「浮海啓第一詩集を推す」という帯の文がつきます。
この広告にもその全文が載っています。帯以外の跋文等はないそうです。
浮海啓さんは「試行」のかなり初期から末期まで、ほぼ常連と言ってよい寄稿者でした。
ご予約ください。
本日午後入荷しました。
○松岡祥男著『猫々堂主人:情況の最前線へ』
四六判並製/301頁/定価2000円+税 ボーダーインク
・帯の文
オウム事件からイラク戦争まで、
『死霊』から『海辺のカフカ』まで、
時代と相渉る情況論集
吉本隆明(思想家)山本かずこ(詩人)両氏との対話を収録
・目次は8月10日号に掲載済みです
本日入荷しました
○「子供はぜーんぶわかってる:超『教師論』・超『子供諭』」
吉本隆明【著】 向井吉人+尾崎光弘【聞き手】
四六判/上製/192頁 定価1800円+税 批評社
・帯の文
教員の「いま」に届けたい。
吉本隆明が語る教員論・学童期論
◎子供の良いも悪いも全部のみ込んでくれている先生がいた、これは制度ではない。
◎黙っていても子供は先生がどんな人間かちゃんとわかってる。
◎子供が「秘密の場所」を持つことは人類史的にも深い根底がある。
自分なりに考え、おのずと解けた分だけが有効なんです。
・目次は8月9日号に掲載済みです
近刊のお知らせ
○「13歳は二度あるか」
吉本隆明著 四六判/***頁 定価1400円+税 大和書房
9月中旬刊行予定
・宣伝文
小泉首相のやっているのは外交でなく、社交だ。社会、経済、歴史の真実を見抜く目をもて。
吉本隆明が語る「現代」を生きるということ。
※いまいちよくわからないタイトルと宣伝文ですが、おそらく「超恋愛論」と同じ編集者によるインタビュー本で
あろうと思われます。
本日入荷しました
○現代詩手帖特集版「塚本邦雄の世界:詩魂玲瓏」 責任編集・齋藤慎爾/塚本青史
A5判/352頁 2400円+税 思潮社
※先にお知らせしましたように吉本氏の「塚本邦雄」は、 「現代日本の詩歌」所収の再録です。
2段組で3頁分。
※折り込み葉書にて、塚本邦雄の深夜叢書版「ハムレット」の新装版が、
先着1000名に無料で限定贈呈されます。
本日入荷しました
ご予約者には本日発送いたしました
○猫々堂「吉本隆明資料集48:共同幻想論(『文藝』初出)」
全95頁 頒価1250円+税
(これ1冊の送料は160円)
目次
共同幻想論(全6章)
山崎和枝さんのこと
編集ノート
※編集ノートによりますと、「共同幻想論」は連載分を大幅に加筆訂正し、書き下ろしの5章分を加えて
単行本化されたとのことです。(現在は改訂新版が角川文庫になっています)
「山崎和枝さんのこと」は1969年発行の山崎和枝詩集「地べたに霜柱のたつ理由」の栞に掲載された
文章とのことです。2頁分。
※猫々堂の資料集は現在48集まで出ていますが、すべて在庫がございます。詳しくはこちらをどうぞ。
※続刊予定
第49集 「情況[上]」(「文藝」連載)
その他
第50集 「情況[下]」(「文藝」連載)
その他
◎先にお知らせしました「子供はぜーんぶわかってる」と「猫々堂主人」は、
今のところ両方とも、25日か26日頃の入荷予定です。
ボーダーインクから新刊案内が届きました
○松岡祥男著『猫々堂主人:情況の最前線へ』
四六判並製/301頁/定価2100円(税込) ボーダーインク刊
8月25日刊行予定
「吉本隆明資料集」を精力的に発行している松岡祥男の最新評論集『猫々堂主人:情況の最前線へ』に
単行本未収録の吉本隆明×松岡祥男の2本の対話を収録。
◎目次
読書日録
酔興夜話
対話 考えること、語ること
・「テレビはもっと凄いことになる」31頁
吉本隆明×松岡祥男
・「宮沢賢治は文学者なのか」12頁
吉本隆明×松岡祥男
・二重の視線の彼方に
山本かずこ×松岡祥男
※ご予約をお待ちしています
8月下旬刊行予定の新刊です
○「子供はぜーんぶわかってる:超『教師論』・超『子供諭』
吉本隆明【著】 向井吉人+尾崎光弘【聞き手】
四六判/上製/192頁 定価1800円+税 批評社
◎目次
まえがき 吉本隆明
第一部 教師の仕事をめぐって
第二部 学童期の子供をめぐって
資料編 インタビューにあたっての覚書き
1)向井吉人
2)尾崎光弘
※向井、尾崎両氏は(小学校教員)とあります。
8月25日刊行予定のようですが、例によって遅れる可能性が少なくないでしょう。
※ご予約をお待ちしてます
ついでに近刊予定のご案内
○現代詩手帖特集版「塚本邦雄の世界」 責任編集・齋藤慎爾/塚本青史
定価2400円+税 352頁 思潮社 8月22日頃発売予定
※内容は岡井隆ほかの座談会、永田和宏ほかの追悼文、吉本隆明ほかの論考、
及び塚本邦雄代表歌、歌集解題、その他の予定です。
吉本氏の論考は2003年に毎日新聞社から刊行された、「現代日本の詩歌」所収文の再録とのことです。
※先着1000名に 定型詩劇「ハムレット」復刻判を進呈とのことです
(綴じ込みはがきで申し込み、9月末日締め切り、10月より発送)
本日発売
○「週刊文春 8月11日・18日号」 定価350円 文藝春秋
“戦争体験者に聞く『心にしみた一冊』”にて、「新約聖書」をあげておられます。たぶん談話とおもわれますが、
この本についての思い出が約300字掲載されてます。1頁5段組のほぼ1段分です。
「…通った町教会の牧師の説教は、ただの阿呆としか見えない。」云々とあります。
またまた〈吉本〉本というほどではありませんが、吉本氏に関する項目のある新刊です。
○「ぼくの交遊録」岡井隆・著
定価2800円+税 四六判上製カバー装 323頁 ながらみ書房
[五十数名におよぶ作家、詩人、歌人、俳人との邂逅と交遊が伝える戦後から現代への息吹。
「NHK歌壇」四年間にわたる好評連載をまとめた、前衛歌人の回想記。](ながらみ書房のサイトより)
※この連載は2000年4月号から2004年3月号まででした。吉本氏の回がどの号に掲載されたのかは不明ですが、
目次によると第18回で、タイトルは「吉本隆明との論争と対談」となってます。6頁分。
回数と掲載順が同じとすれば2001年10月号になりますから、おそらく思潮社から翌年2月に発行された
「吉本隆明を読む」のためのあとがきでも書かれたついでだったのではないでしょうか。
〈吉本〉本というほどではありませんが、吉本氏に関する項目のある新刊です。
○「思想のケミストリー」大澤真幸・著
定価2000円+税 四六判上製306頁 紀伊國屋書店
“当代屈指の社会学者による、思想家論・作家論を集成。
吉本隆明、柄谷行人、廣松渉、折口信夫、夏目漱石、宮沢賢治、三島由紀夫、竹内好、石川啄木、埴谷雄高、
村上春樹、先達たちの思考の軌跡を明晰に整理し、なおかつその可能性と限界を引き受けながら、自らの思考
に接続しつつさらなる射程を切り拓いてゆく。
ときにアクロバティックに、ときにスリリングに展開する「大澤社会学」の真骨頂。”〔紀伊國屋書店のサイトより〕
※吉本氏に関する項は「〈ポストモダニスト〉吉本隆明」という表題にて、約20頁です。
初出は「現代詩手帖2003年10月号」とあります。
この号は『吉本隆明とはなにか』という特集号でしたから、〈吉本〉本読者の皆様は既読でしょう。
札幌の方から新聞記事のFAXをいただきました
○「北海道新聞」2005年7月19日夕刊掲載の吉本氏の署名のある文章
「老いの幸福感/時間を細かく刻む」というのが大きな見出しで、
「瞬間の達成感に喜び/自分の手におえぬ死」という中見出しもあります。
全体で1頁の4分の1位の量です。
おそらく談話と思われますが、そのことについての注記や記者の名はありません。
「北海道新聞」の単独記事か共同通信あたりの配信記事かは不明です。
配信記事でしたら、各地の地方紙にも前後して掲載されるでしょう。
(※7月12日の「西日本新聞」に掲載済みらしいという未確認情報あり)
今朝、入荷しました。
ご予約者には本日お送りします
○吉本隆明+高岡健「時代病」
B6判/206頁 定価1500円+税 発行・ウエイツ
(この本1冊の送料は160円です)
帯の文
日本はいつの時代も《病》に侵されている。
打ち克つ思想と精神とは!
「善と悪」「倫理と非倫理」「健康と病」など、さまざまな境界が解体していくことで生じている現代の病。日本は、
つねにいろいろな《時代病》に侵されてきた。日本最高峰の思想家 吉本隆明と新進気鋭の精神科医 高岡健が
語り尽くす《時代病》を克服する新たな思想と精神。
目次
まえがき 高岡健
第1章 社会の変容に精神がしてきたこと
第2章 社会を変えようとした若者、若者を変えてしまった社会
第3章 いい時代をつくるための精神をどう養うか
注解 高岡健作成
あとがき 吉本隆明(談)
※対談日は第1章が1995年8月、第2章が2001年1月、第3章が2005年2月。
本日夕刻に到着しました
ご予約者には明日お送りします
○猫々堂「吉本隆明資料集47:6・15事件 思想的弁護論」
全95頁 頒価1250円+税 (これ1冊の送料は160円)
目次
6・15事件 思想的弁護論(約45頁)
試行出版局の出版広告文 3件
「人間にとって思想とは何か」講演後の討論(約29頁)
現実存在としての我々[講演](約14頁)
腐食しない思想をもて されば希望は諸君のうちにある…(約1頁)
編集ノート
※「6・15」は「週刊読書人」に10回連載された初出の復元。のちに「自立の思想的拠点」、「全著作集」、
「全集撰」に収録。
「講演後の討論」は國學院大學の「第85回若木祭・吉本隆明講演および討論の記録」の討論部分であり、
講演そのものは「全著作集14」に収録。
「現実存在」は上智大学新聞掲載で単行本未収録?
※猫々堂の資料集は現在47集まで出ていますが、すべて在庫がございます。詳しくはこちらをどうぞ。
※続刊予定
第48集 「共同幻想論」(「文藝」連載6回分)
「山崎和枝さんのこと」
第49集 「情況[上]」(「文藝」連載)
その他
第50集 「情況[下]」(「文藝」連載)
その他
本日入荷しました
○藤井東(ふじいはる)著「ここって塾!?」
四六判・240頁 定価1800円+税 春秋社
・目次
藤井東先生のこと 吉本隆明(p2分)
はじめに
序章 どんな塾!?
学びながら遊ぶ、遊びながら学ぶ
塾の子とともに
終章 なぜ教えない
自己教育を育む
おわりに
東北方面の方からお知らせいただきました
○「表現者」創刊号から、高澤秀次「吉本隆明論」の連載が始まるとのことです。
第1回は「戦後思想はいつ終焉したのか」
西部邁事務所編 イプシロン出版企画刊 7月1日発売 だそうです。
「表現者」のサイトでは発行日も内容も少し違っていて、いまいちよくわかりませんでした。
今のところこの本は、当店と取引のある取次店が扱っていないので、仕入れる予定はありません。
西部邁事務所が先に出していた「発言者」は扱っていましたがほとんど売れませんでしたから。
本日入荷しました
○対談 吉本隆明+芹沢俊介「幼年論:21世紀の対幻想について」
四六判上製 本文187頁 定価1600円+税 彩流社
帯の文
消滅寸前の「幼年」には人間を解く鍵がある
自己史、
子ども、家族のあり方、
太宰、漱石などの文学作品、
天皇制などを通して自在に語られる
思想としての幼年
「対幻想」の新地平を拓き
人間力の核心へ
目次
まえがき 吉本隆明
第1章 「幼年」とはいつのことか
第2章 乳房論
第3章 “吉本的性格”の幼年論的分析
第4章 「初期」〜詩と隅田川
第5章 きょうだい論へ〜「九州的」な吉本家
第6章 太宰治、夏目漱石、そして天皇の家族
第7章 「きょうだい」論の深部
第8章 「親しい」とはどういうことか〜『彼岸過迄』と『行人』
第9章 女系論
あとがき 芹沢俊介
※2003年10月30日、11月25日、2004年1月23日に吉本宅で行われた対談をもとにして
構成されているとのことです。
猫好きの方に見せていただきました。在庫はもちろんございません。
○「猫びより no.22 2005年7月号」税込み880円? 日本出版社
吉本さんは「猫の肉球に関する考察」という約600字を載せておられますが、おそらく談話筆記と思われます。
A4判の上3分の1程度の量です。吉本さんの文の下は、猫の足の裏のとてもフェティシュなカラー写真が4枚
と、別の筆者による「肉球見聞録」です。
「猫びより」誌のサイトはコチラですが、昨年の春号で更新が止まっています。ただし、その当時は季刊誌だっ
たのに、現在は隔月誌に出世してますから景気がわるいわけではなさそうです。
7月の新刊案内
○吉本隆明+高岡健「時代病」 予価1500円+税 ウェイツ
いまのところ7月5日発売と聞いております。
ぜひご予約ください。
ウェイツのサイトに6月3日付けで下記のような情報が掲載されていました。
=================================
日本思想界の第一人者吉本隆明氏と気鋭の精神科医高岡健氏の対談本『時代病』が、
ザッツジャパンシリーズの特別版として、いよいよ7月上旬に全国の書店店頭に並ぶ予定となりました。
足掛け10年にも及ぶ3回の対談をまとめたものですが、内容的には10年前のオウム真理教事件から
ライブドア問題、さらに戦後の60年安保から全共闘運動、人物で言えば時代病として自殺したと考えら
れる原口統三や岸上大作、三島由紀夫など、幅広い視点から「日本の時代」が語られています。
ここでは、今回取り上げられているテーマや人物を列記しておきます。
●本書で語られている項目
太平洋戦争、左翼運動、60年安保闘争、全共闘運動、連合赤軍、オウム真理教、フェミニズム、
消費資本主義、登校拒否・引きこもり、精神病、三島由紀夫事件、天皇制、フリーター、ライブドア問題、
子どもと大人、個人的な自己・社会的な自己、老人問題 ほか
●本書で語られた人物
三島由紀夫、毛沢東、村上一郎、島成郎、麻原彰晃、森山公夫、山本義隆、フーコー、親鸞、
エンゲルス、マルクス、上野千鶴子、フロイト、丸山真男、森_外、桶谷秀昭、江藤淳、田中角栄、
西郷隆盛、保田與重郎、天皇、空海、M・ウェーバー、大江健三郎、岸上大作、堀口統三、山田詠美、
ホリエモン、レーニン、J・シュンペーター、三浦つとむ ほか
=================================
現在入手可能そうな「高岡健」著書(価格は税込み定価) ※半分ほど在庫してます。
「メディアと精神科医」阿保順子と共著 批評社 1,890円
「別れの精神哲学:青春小説論ノ−ト」雲母書房 1,785円
「殺し殺されることの彼方:少年犯罪ダイアロ−グ」芹沢俊介と共著 雲母書房 1,785円
「人格障害のカルテ 理論編」岡村達也と共著 批評社 2,100円
「新しいうつ病論:絶望の中に見える希望」雲母書房 1,890円
「引きこもりを恐れず」ウェイツ 788円
「人格障害論の虚像:ラベルを貼ること剥がすこと」雲母書房1,890円
「孤立を恐れるな!:もう一つの「一七歳」論」批評社 1,890円
「学校の崩壊:学校という〈異空間〉の病理」批評社1,890円
1年以上お待たせしましたがついに発売されます。
○吉本隆明+芹沢俊介「幼年論:21世紀の対幻想について」
四六判上製 定価1600円+税 彩流社
6月20日入荷予定です。
昨年の5月にお知らせいたしました際は、「思想としての『幼年』」というタイトルでした。
多くの方からご予約をいただいておりますが、なにぶんにも古い話ですから、キャンセルされる方、
ご記憶があいまいになられた方はご連絡ください。
彩流社のサイトにありました、吉本さんの「まえがき」の一部をコピペしておきます。
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▼「まえがき」より
……幼児期の内働きの主役であった母親の授乳と排泄から学童期にいたる間に、とくに「軒遊び」の時期を
設定してみせた柳田国男の考え方は、たんに民俗学や人類学の概念の基礎を与えただけではない。存在
論の倫理としていえば、母親による保育とやがて学童期の優勝劣敗の世界への入り口の中間に弱肉強食
に馴染まない世界が可能かも知れないことを暗示しようとしているともいえる。そして誰もが意識するか無意
識であるかは別として、また文明史がそれを認めるか認めない方向に向うかは別として、この中間をもつこ
とは人間力の特性につながっていると思える。……
==============================================
本日入荷
○『文藝春秋』2005年7月号 定価710円(税込)
特集“人生の危機に読む本:…困難の時を癒してくれた31冊の本”
吉本さんのは“頭が危なっかしくなったら 『聖書』”で、3段組の4段分弱(約1頁と1段)です。
他のメンバーは雑多です。島尾ミホさん以外では、江夏豊『燃えよ剣』、甲野善紀『大地の母』、
栗本慎一郎『知覚の現象学』、藤沢秀行『李白詩選』、横尾忠則『ブッダのことば』ほか
これ1冊の送料は140円(3種郵便、土日発送不可。メール便は210円)です。
発行所の方からお知らせをいただきました。
○明日発売、「『文藝春秋』7月号の特集“人生の危機に読む本”に吉本さんの聞き書きが掲載されています。
タイトルに“頭が危なっかしくなったら”として、『聖書』などについて述べられています。
加えて、島尾ミホさんが“夫・島尾敏雄の遺書として”と題し、島尾敏雄『はまべのうた』についての思い出を寄稿
されています。こちらは泣かされる文章です。 」とのことです。
全国どこでも買えるはずの超有名雑誌ですが、ご希望あれば通販もいたします。
ついでに非〈吉本〉本のお知らせ
○「南島へ南島から:島尾敏雄研究」
高阪薫+西尾宣明 編 (巻頭言 島尾ミホ) 定価2500円+税 和泉書院
“島尾の文学や思想と、彼の仕事を特色づける「南島」との関係に視座を定めた論文集。
在りし日の島尾と個人的に深く交際した3人の証言や、1990年以降の参考文献目録も収載。”
〔日販MARCより〕
これ1冊の送料は210円です。
先日お知らせしました近刊の書名が変更になりました
○藤井東・著「ここって塾じゃないよね」は「ここって塾!?」になります
四六判・224頁 予価1800円+税 春秋社 6月下旬刊行予定
一部紹介しました吉本氏の文章の訂正も届きました。
わたしの生涯に大きな影響を与えてくれて「仲町の先生」(わたしに親たちもそう呼んでいた。〜)の
人間像と終始重なっていた。
の部分は、正しくは下記となります。
わたしの生涯に大きな影響を与えてくれた「仲町の先生」(わたしも親たちもそう呼んでいた。〜)の
人間像と終始重ねていた。
※3日の夕方から30時間ほど、契約プロバイダの故障で受信不能になっていました。
もしもご送信いただいたにもかかわらず、返信が届いておりませんでしたら、ごめんどうですが再送信をおねがいします。
本日発売
○「SIGHT 24号(SUMMER 2005)」定価743円+税 ロッキング・オン
吉本氏の連載「吉本隆明 自作を語る」の第4回『芸術的抵抗と挫折』が掲載されています。全6頁。
※いままで連載ものはいちいちお知らせしておりませんでしたが、リクエストがありましたので今回から
掲載いたします。
他にまだ漏れているのがありましたらお知らせください
近刊予告
○藤井東・著「ここって塾じゃないよね」
四六判・224頁 予価1800円+税 春秋社 6月下旬刊行予定
これ1冊の送料は160円の予定です。ご予約をお待ちしてます。
この本には吉本氏の序文?解説?がつきます。700字で2頁分。
「…藤井さんの慈心にみちた文章を読んでいて、わたしの生涯に大きな影響を与えてくれて
『仲町の先生』(わたしに親たちもそう呼んでいた。深川門前仲町の塾の今氏乙治先生)の
人間像と終始重なっていた。」(※テニオハがややおかしい箇所がありますが、出版社から
いただいたメールのままです)
藤井東(フジイ・ハル)さんは甲府市で塾を経営されています。
過去に少なくとも3冊出版されています。
「現在をどう生きるか」吉本隆明、芹沢俊介と共著 1999年 ボーダーインク刊 定価1000円+税
「学校・宗教・家族の病理―吉本隆明氏に聞く」松岡祥男、伊川龍郎と共著 1996年
深夜叢書社刊 定価1359円+税
「いじめの時代の子どもたちへ」芹沢俊介と共著 1995年 新潮社刊 ※絶版
本日入荷しました。
ご予約者には本日発送いたします。
○猫々堂「吉本隆明資料集46:丸山真男論(一橋新聞初出)」
全108頁 頒価1300円+税
これ1冊の送料は160円
目次
丸山真男論(約60頁)
サド裁判証人証言(約40頁)
編集ノート
※「丸山論」は「一橋新聞」連載を元に復元されたもので、完結後に同新聞部が発行した小冊子に
掲載された吉本氏による「後註」や、編集部による「はじめに」等も収録されています。
「サド」は現代思潮社が1963年に刊行した「サド裁判(上)(下)」の上巻収録が元になっています。
この本は現在も現役で現代思潮新社には在庫があるようです。各定価3000円+税。
※猫々堂の資料集は現在46号まで出ていますが、すべて在庫がございます。詳しくはこちらをどうぞ。
47号は7月発行予定です。
この2冊は今朝の新刊でした。
ご予約者には発送しました
○『戦後詩史論 新版』 本体1800円
○『吉本隆明歳時記 新版』 本体1600円
※「詩史論」の新しい「あとがき」は2頁分
「歳時記」の新しい「あとがき」も2頁分で、野村氏による解説は10頁分あります。
2日遅れの情報ですが、17日発売だった
○「増刊AERA GO!GO!コンビニ」420円 朝日新聞社
に吉本隆明さんの「コンビニに行くのが僕の目標」というのが載ってるようです。
現物を見ていないのでわかりませんが、長くないインタビュー記事でしょう。
この号の内容は朝日新聞社のサイトでどうぞ
思潮社からの復刊シリーズの詳細がわかりました
発売日はどちらも5月23日あたりでしょう。
○『戦後詩史論 新版』 本体1800円 286ページ
“新版あとがき”及び“別冊24ページ書評集”付き
別冊は元版刊行当時の書評類で
北村太郎、鈴木志郎康、清岡卓行、中村稔、中野孝次、佐佐木幸綱、佐々木幹郎、川本三郎
対談・鮎川信夫X北村太郎
インタビュー・吉本隆明(構成・安原顕)※一部抄録
○『吉本隆明歳時記 新版』 本体1600円 160ページ
“新版あとがき”付き
解説・野村喜和夫
*以前こちらも別冊付きと案内しましたが、こちらにはつかなくなったそうです。
本日入荷の雑誌に〈吉本〉関係記事が数本載ってます。
○「樹が陣営 29[MAY 2005]」 定価1000円+税 発行・編集工房 樹が陣営
“特集:人間はどこまで自由か”小浜逸男、長谷川三千子、ほか
*シリーズ 〈吉本隆明〉との再見
添田馨:吉本隆明 論争のクロニクル(2)
中山勉:詩人としての論争家・吉本隆明の「聖痕」(1)
根本義明:吉本隆明論を読む(1)「吉本隆明」への落とし前(1)
佐藤幹夫:漱石的主題と吉本隆明
※この部分は全236頁中の50頁弱です
「樹が陣営」のバックナンバーも販売してます。詳しくはこちら
福島県の方からメールをいただきました。
「吉本さんの雑誌コラムが見つかりましたのでお知らせします。
男性向情報誌 月刊CIRCUS
6月号 KKベストセラーズ発行
毒舌暴論インタビュー『小泉は自殺しろ』。短いものです。」とのことです。
この雑誌はうちの店には入ってません。まったく見たことも聞いたこともない雑誌です。
ネットで発行所のサイトを検索したところ、毎月5日発売で定価580円となってます。
コンビニ販売がメインの雑誌のような感じを受けますが、現物を見てないのでなんともいえません。
このサイトにあった内容紹介ではこのようになってます
「なめんなよ!食料テロだ!アメリカ産牛肉食べ放題!!
吉本孝(ママ)明が吠えた!
この7月にも、アメリカ産牛肉の輸入が再開される見通しだ。
えッ!いつから安全だって話になったんだっけ!?
いつの間にか、世の中そんな「出来レース」になって。
もしBSE患者が出たら、誰が責任取るんだよ!? 」
たいへんささやかな情報ですが本日入荷の
○「SAN PAN 第3期10号」(税込750円 EDI発行)に、
菅野俊之という人の『川上春雄と試行出版部』という文章が載ってます。3頁分。
とりたてて珍しい話は載っていないような感じですが、試行出版部発行リストがやや便利でしょう。
「初期ノート」から「試行01〜15号復刻版」までの11点がリストアップされてます。
当店には「最初の機械屋(中村卓美)」と「割礼(村上一郎)」が売れ残ってますが、状態はあまりよくありません。
なお、当店ではEDIの出版物は、「SAN PAN」のバックナンバーを含むほぼすべてを在庫しています。こちら
(※註)「SAN PAN」の漢字表記は「へんが舟でつくりが山」の「さん」と読む字と「板」の2字ですが、
「さん」の字はネットでは表示不能です。
先日ご案内しました
○「大塚睦画集」は本日入荷しました。ご予約者には発送いたしました。
先日間違った情報を流してしまった
○「Coyote」の第5号の現物が入荷しました。
吉本さんの詩「旅唱」は見開き2頁ですが、旧作の再録であるとの説明も、作者の紹介も何もついてません。
ただし、雑誌そのものはいまどきとしては、お金もかかっているようで、なかなか上出来の雰囲気です。
なお、いただきましたご予約はすべてキャンセル済みです。
いのは画廊さんから見本をいただきました。
○「大塚睦画集:Mutsumi Ohtuka,1916-2002」
編集 猪羽恵一
装丁 大野リサ
縦25センチ×横22センチ 72頁
2004年8月 有限会社いのは画廊 発行
主な内容
メメント・モリ(死を想え)
大塚絢子
清冽な色彩と繊細な線に守られた前衛画家 吉本隆明
作品75点(オールカラー)
不協和をかかえた調和の絵画 門田秀雄
大塚睦の佇立する「裸形の母子像」について 尾崎真人
年譜
編集後記
※吉本氏の文章は2000字強です。「本人の了解を得て、編集者の責了とした」とあります。
1950年代から晩年まで交友がおありだったようです。
この頁に大塚氏による吉本氏の顔のスケッチが掲載されてます。
掲載作品中2点の所蔵者が吉本氏となってます。
年譜の1960年の記事に「革命芸術家戦線RAF結成。吉本隆明らと安保デモに参加」とあり、
ほかにお二人が一緒に写っている写真が2葉掲載されてます。1986年と1995年。
数日後に、販売分が入荷する予定です。
税込み2000円、送料無料にて通販いたしますから、なるべくお早めにご予約ください。
昨日ちょっとご案内しました件
○「大塚睦画集」を“いのは画廊”さんのご厚意により、仕入れさせていただけることになりました。
数日以内に見本が届きますから、吉本氏の文章の量などをお知らせいたします。
いまのところ税込み2100円、送料無料にて通販させていただく予定です。
本日入荷しました。
ご予約者には本日発送いたします。
○猫々堂「吉本隆明資料集45:「抵抗詩・国鉄王国をやぶれ」
全88頁 頒価1200円+税
これ1冊の送料は110円
目次
抵抗詩
座談会 国鉄王国をやぶれ
国鉄詩人同盟とふたつの座談会について(宿沢あぐり)
声明「さしあたってこれだけは」
革共同に非難声明
言論の自由を後退させないための抗議および勧告
巌編集局長報告にふたたび抗議する
交通が成立たない部分
編集ノート
※発行者松岡氏の編集ノートによりますと、「抵抗詩」は「批評運動」に掲載されたもので、
後に「全著作集」に収録された文は改稿されているそうです。
「国鉄〜」は宿沢氏の詳細な解題によりますと、昭和33年発行の「国鉄詩人46号」に掲載されたもので、
この資料集が初の再録となるようです。菅原克己など十数名が参加しています。
○同封されていた「猫々だより42」掲載の「吉本さんの近作情報」によりますと、「大塚睦画集」に「清冽な
色彩と繊細な線に守られた前衛画家」という文章を寄せておられるそうです。
「いのは画廊」というところの発行となってますが、いまのところ当店では仕入れ不能です。
いのは画廊のサイトへ直接ご注文ください。
4月8日にお知らせした「Coyote」の件ですが、情報に誤りがあったようです。
山梨方面の方からいただいたFAXによりますと
「『Coyote』に掲載されている、吉本さんの詩『旅唱』は、初期詩編4のなかの『旅唱』なのですが、
1カ所ちがっています。
『柔らかい影象のあやが旅人の心をときめかし』が『ときあかし』と『Coyote』ではなっています。
新しい作品ではないとおもいます。
インタビューもありません」
とのことです。
先の方は立ち読みでしたが、この方は購入されたようですから、こちらの情報が正しいようです。
ちょっとがっかりです。
いただきましたご予約は、いったんキャンセルとさせていただきます。
現物が入荷しましたら詳しい内容をお知らせいたしますから、あらためてご注文ください。
発行所
SWITCHのサイトに5号の目次がアップされました。
(Travel writing 吉本隆明「旅唱」)となってます。
小金井市の方から情報をいただきました。
「今日都心の本屋で立ち読みしていて吉本さんの詩とインタヴューを目にしました。
ご参考までにお知らせいたします。
「Coyote」という雑誌のNO.5(5月発行)に「旅唄」と題する詩が出ています。
雑誌の特集は「チベット、ヒマラヤへと続く道」と題するもので、
吉本さんの詩も旅を唄ったものです。」とのことです。
この雑誌はまったく知りませんでした。
至急取り寄せますので、お待ちいただけるかたはご予約ださい。
何頁くらいあるのかは不明ですが、詩の新作はかなり久しぶりなのではないでしょうか?
SWITCH発行で本体価格1000円です。
ここ1週間ほどパソコンが不調でお知らせを送信できませんでした。
まだ回復率5割程度です。
この間刊行された〈吉本〉本は3月25日に出たこれ1冊のみです。
○『歴史としての天皇制』網野善彦・吉本隆明・川村湊
46判上製/290ページ/定価2200円+税 作品社
[カバーの文]
天皇制をいかに捉えるか。日本列島と朝鮮半島の歴史が折り重なり、問いかけてくるものとは何か。
網野善彦が吉本隆明、川村湊を対話者にむかえ、日本中世史から天皇制、日本列島と朝鮮半島の
社会の比較へと議論を展開した、濃密な討議の記録。網野・川村による対談集
「列島と半島の社会史」に、吉本を加えた記念碑的鼎談を増補した待望の決定版。
[目次]
歴史としての天皇制(86頁分)網野善彦+吉本隆明+川村湊
列島と半島の社会史 網野善彦+川村湊
解説にかえて 網野善彦氏との二つの対話 川村湊
〈吉本〉鼎談の初出は河出書房の『文藝』1987年秋季号。
川村氏の解説によると「その後活字にならず、そのままになっていることを嘆いているうち」とありますが、
これは吉本氏の『非知へ 信の構造・対話篇』(1993年・春秋社)に収録されていることをご存知なかった
か、失念されたのでしょう。〈網野〉本としては活字になっていないという意味なのかもしれませんが。
というわけで〈吉本〉本としては「非知へ」をお持ちの方にはご不要ですが、〈網野〉本としては魅力的な増
補版といえるでしょう
本日入荷しました
ご予約者には発送しました
○『吉本隆明全講演ライブ集』第9巻(通巻11巻)
「25年目の全共闘論、その他」
4講演収録(*は、単行本未収録)
*「25年目の全共闘論」
*「社会党あるいは社会党的なるものの行方」
「日本資本主義のすがた(原題・労働組合論)」
「『擬制の終焉』以後十年」。
CD6枚/テキスト124頁付き
(本体9000円+税450円)
吉本隆明全講演CD化計画・発行
※このシリーズに限り送料は無料サービスです。
3月23日発売予定
○『吉本隆明全講演ライブ集』第9巻(通巻11巻) 「25年目の全共闘論、その他」
4講演収録
(本体9000円+税450円) 吉本隆明全講演CD化計画・発行
※このシリーズに限り送料は無料サービスです。
いまのところ23日か24日に入荷の予定です。
入荷次第ご予約者には発送いたします。
発送前でしたらキャンセルも可能です。
この巻のみのご注文もお受けしております。
お申し込みはお早めにどうぞ
※「中学生のための社会科」の正誤表
発行所から下記の正誤表が届きましたのでお知らせします。
以後の販売分にはコピーを挟み込みます。
当該箇所は重版時に訂正されるとのことです。
お買いあげ済みの方はごめんどうですがご訂正ください。
(その1) 12頁最終行 ●生田養月→○生田春月
(その2) 38頁最終行 ●遠ほふ(遠くの方にある)
→○白遠ほふ(白が遠くの方にある)
(その3)108頁9行目 ●文法は少しは知っていな
→文法がそうであったように「国家」についても少しは知っていな
今のところ以上3箇所です。
本日入荷しました
○「吉本隆明『食』を語る」聞き手・宇田川悟
四六判上製/251頁 定価1600円+税 朝日新聞社
[帯の文]
戦後日本の「巨人」は、何を食べ、どのような生活を送り、
何を考えてきたのか。
食に始まり、人生、文学、思想にいたる
[目次]
まえがき (吉本隆明)
1 戦前 幼少時代
2 戦中〜敗戦 米沢高等工業学校時代
3 戦後 サラリーマンから物書きへ
4 家庭生活をめぐる料理考
5 老年を迎え、今、思うこと
あとがき (宇田川悟)
※あとがきによりますと、宇田川氏は「サントリークォータリー」誌の連載対談のホストとして、
吉本氏にインタビューされたことがあり、この本はその記事をベースとして、あらたに約30
時間インタビューされたものだそうです。
正直なところ、予想していたよりもはるかに読み応えのありそうな感じです。
ご予約者には本日発送します。
この本1冊の送料は210円です
復刊のお知らせ
○「戦後詩史論 増補版」(別冊「資料集」添付)
四六判/上製/280頁 定価1800円+税 思潮社
4月下旬刊行予定
※この本は1983年に大和書房が刊行した「増補版」の復刊です。
元版は大和書房が1978年に刊行しました。
なお大和書房は1984年に「増補版」を大和選書に改版しましたが、
内容に変わりはなかったはずです。
今回の思潮社版には新たに吉本氏による「あとがき」がつくそうです。
別冊資料は当時の反響集(書評集?)とのことです。
○「吉本隆明歳時記」(別冊「資料集」添付)
四六判/上製/144頁 定価1600円+税 思潮社
4月下旬刊行予定
※1978年に日本エディタースクール出版部が刊行した本の復刊です。
1992年には広済堂文庫版が刊行されてます。(※現在品切)
こちらにも、吉本氏による新たな「あとがき」と「反響集」がつくそうです。
2005/02/22号にてお知らせした
○「吉本隆明『食』を語る」は、
予定通り3月17日に刊行されることが確定したと、取次店から連絡がありました。
ご予約者には入荷次第発送します。
本日夕刻に入荷しました。
ご予約者には明日発送いたします。
○猫々堂「吉本隆明資料集44:日本現代詩論争史」
※発行者松岡氏の編集ノートによりますと、「日本現代詩論争史」は1957年から58年に
かけて「現代詩」に6回連載され、その後、情況的な記述部分を削除し、「日本近代詩
の源流」と改題して「叙情の論理」に収録(その後「全著作集:文学論2」にも)されたと
のことです。今回はその初出の復元です。ほかに東洋インキ労組の機関紙に載った
「組合員各位へ」ほか短文が数点附されています。
全86頁 頒価1200円+税
○続刊予定
第45集:「抵抗詩」、座談会「国鉄王国をやぶれ」ほか
予価1200円+税 4月中旬刊行予定
第46集:「丸山真男論」(『一橋新聞』連載)、「サド裁判証人証言」
予価1300円+税 5月刊行予定
第47集:「6.15事件 思想的弁護論」(『週刊読書人』連載)ほか
予価1250円+税 7月刊行予定
※第45集〜第47集のご予約はあらためてお申し込みください。
分売も可です。
◎1昨日発売開始しました「中学生のための社会科」は、お陰様で初回の入荷分50冊が、
わずか丸2日で売り切れてしまいました。うちのような極小書店では、ちょっと記憶にない
くらいの出足です。追加は2日に入荷予定です。
ぼちぼちジュンク堂などの大書店にも並んでいるでしょう。
○「読書人のためのリトル・マガジン 一冊の本 2005/03」朝日新聞社
この号に吉本隆明さんへのインタビューが掲載されていると、数名の方からお知らせを
いただきましたが、残念ながら在庫はございません。
この号の特集は「食からはじまる」で、吉本さんへのインタビューは「哲学者の食卓」とい
うタイトルだそうです。ようするに、先にお知らせしました、3月中旬刊予定の
「吉本隆明『食』を語る」の先触れ宣伝でしょう。
この雑誌は「波」とか「ちくま」とかと同様のPR誌です。
大阪方面の方からいただいたメールによりますと、
「同誌は定期購読が基本ですが、朝日新聞の販売店に頼めば無料でもらえることもあり
ます。ただ、販売店によって対応しないところもあるようですが。あとは、過去の経験でい
えば、朝日新聞の本社に行くと在庫があればもらえます。」とのことです。
ついでに非〈吉本〉本の近刊案内を
○「『死の棘』日記」島尾敏雄・著
予価2200円+税 46判変型/ハードカバー/432頁 新潮社 3月末刊行予定
[宣伝文]
かつて50万読者を震撼させた小説『死の棘』。
名作のもとになった〈日記〉を著者の没後18年を経てついに刊行。
日記では精神病棟内の生活も刻明に描かれ、夫婦の諍いの地獄絵は小説より更に生々しい。
※「中学生のための社会科」に出てくる島尾隊長はかっこいいのですが、
こんな日記はあまり読みたくないような気がしないでもありません。
※猫々堂さんからの連絡によりますと、「資料集」の次回配本は今週半ばとのことです。
ご予約者には入荷次第発送します。
○「中学生のための社会科」
定価1400円+税 四六判、 並製、192頁。 発行所:市井文学
これ1冊の送料は160円です。
※3月上旬刊と聞いていましたが本日入荷しました。
発行所との直取引なので特別に早かったのでしょう。
※前号に「前書」と「目次」を掲載しましたので、今号には帯の文の一部を掲載します
「永遠の中学生に贈る考える拠(よりどころ)
持続される思索の結実
全二〇〇枚書き下ろし」
※丸ごと一冊の書き下ろしは、あまり自信がありませんが、おそらく
「アフリカ的段階について」以来ではないでしょうか?
近刊のお知らせ。
○「中学生のための社会科」
定価1400円+税四六判、 並製、192頁。
発行所:市井文学
3月上旬刊行予定
「前書き」と「目次」を市井文学のサイトよりコピーさせていただきました
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「はじめに」
この本の表題として『中学生のための社会科』というのがふさわしいと考えた。
ここで「中学生」というのは実際の中学生であっても、わたしの想像上の中学生で
あってもいい。生涯のうちでいちばん多感で、好奇心に富み、出会う出来事には敏
感に反応する軟らかな精神をもち、そのうえ誰にもわずらわされずによく考え、理
解し、そして永く忘れることのない頭脳をもっている時期の比喩だと受け取ってもらっ
てもいい。またそういう時期を自分でもっていながらそれに気付かず、相当な年齢
になってから「しまった!」と後悔したり、反省したりしたわたし自身の願望が集約さ
れた時期のことを「中学生」と呼んでいるとおもってもらってもいいとおもう。
ただ老齢の現在までにさまざまな先達、知人、生活、書物などから学んだり刺激を
受けたりしたこと、体験の実感から得たものがたくさん含まれているが、すべてわた
し自身が考えて得たものばかりで、模倣は一つも含まれていないつもりだ。これが
せめて幻想を含めた「中学生」にたいする贈物だとおもっている。
さあ、このくらいにしてあとは読者の理解や誤解の「自由さ」にまかせよう。
二〇〇四年十二月 吉本隆明 記
「目次 」
第一章◎言葉と情感
1 詩を読むことと詩を書くこと
詩に魅せられる
不朽の抒情詩四作品
人生体験の個性のすべてが含まれる一行
2 古典以前の古典
「わだつみ」「さねさし」「全けん」の深層
「なふ」「ほふ」にみる日本語の起源
「ちしほ」をめぐる誤認
3 吉本文法について
表記される日本語とその特性
「自己表出」と「指示表出」で織られた言葉
第二章◎老齢とは何か
1 老齢への誤認と自己の例
老幼の類似性と現在の社会現象
自分自身の症例の告白
六十才以後の症状と対応
2 意志と行為の背離
老齢とは意志と行為の背離のことをいう
背離が文化と文明を生み出してきたが
3 自他の違い
「自然の順位」のみが老齢の意
「有難う」が自然に出れば
「姥捨伝説」と「手がかり神」の意味するもの
第三章◎国家と社会の寓話
1 社会と国家の関係
社会と国家の三類型
政治、軍事、政府そして国家へ
そして民族国家に至る
2 民族国家の成立
「民族」なるものの捉え方
血縁親和や年齢階程的なものが無力化する
日本列島における「民族」形成
3 この社会で暮らすということ
産業からみる歴史の新段階
第三次産業社会がもたらすもの
4 自由な意志力について
支給される給料の基本原則
個々の「自由な意志力」の総和をのみ「公共性」と呼ぶ
「自由な意志力」とは何か
5 高度管理社会について
高度管理システムをどこかに含んでいる現代社会
山岸会との対話
レーニン・スターリンの理念的誤り
「被管理者の利益と自由の最優先」原則
「人間力」に行き着くシュンペーターとマルクスの違い
擬似ユートピアを乗り超えるために
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※市井文学株式会社は数年前に倒産した、四谷ラウンドの元経営者の方が新たに
始められた出版社です。四谷ラウンドからは吉本さん他の共著で「中学生の教科書:
美への渇き」が出ていました。(現在は絶版です。古書店でお探しください)
市井文学社の代表氏からいただいたメールによりますと、この本は、「吉本隆明さん
の久々の書き下ろし」とのことです。
第1章はどうみても社会科というより国語科という感じですが、「吉本文法について」
というのがなんとも魅力的です。
まだ流通方法が固まっていないようですから、並ばない書店が多いと予測されます。
ぜひご予約ください。
ついでに非〈吉本〉本の近刊案内を
○『自閉症裁判――レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』
佐藤幹夫(「樹が陣営」)著 定価2200円+税 洋泉社
3月上旬刊行予定。
[帯の文]
レッサーパンダ帽の男は本当に「凶悪な通り魔犯」だったのか。
自閉症青年の重大犯罪、
その取調べと裁判はどう行われたのか?
鎮魂と怒りの書!
詳しくは「樹が陣営」のサイトへどうぞ
近刊のお知らせ。
○「吉本隆明『食』を語る」聞き手・宇田川悟 定価1365円+税 朝日新聞社
3月17日刊行予定。
[発行所による宣伝文]
あの吉本隆明が、「食」を通して、自らの人生、漱石、鴎外、折口信夫、日本文化
などについて語る。
※宇田川氏を検索してみたところ「長年フランスに住んで、食べ、飲み、歩いた」方だそうです。
フランス関係の旅行本や料理本を多数出版されていて、近作は「フランス料理は進化する
(文春新書)」、「フレンチの達人たち(河出書房)」 あたりです。
いまいち吉本さんとの組み合わせがよくわかりませんが、ご予約ください。
○「イエスとは何か」笠原芳光・佐藤研 編 定価2200円+税 春秋社
本日入荷しました。これ1冊の送料は210円です。
[帯の文]
二十一世紀のイエス像に向けて、
聖書学・思想・文学・美術・音楽
「思想史的」視座に立つイエスの現在をめぐる白熱の討議
自己探求への架け橋
[目次]
序 佐藤研
1.「聖書学から」 荒井 献・笠原芳光・佐藤研
2.「思想から」 吉本隆明・笠原芳光・佐藤研
3.「文学から」 岡井隆・笠原芳光・佐藤研
4.「芸術から」 木下長宏・磯山雅・笠原芳光・佐藤研
エピローグ 笠原芳光・佐藤研
跋 笠原芳光
※「思想から」は約50頁分。鼎談があったのは5年近く前のようですが、
発表されるのはこの本が初めてです。
○「吉本隆明対談選」定価1500円+税 講談社文芸文庫
本日入荷しました。これ1冊の送料は160円です。
[裏表紙の文]
その時々の社会情況、文学・思想情況に対して、果敢な発言を行い、
時代を先導してきた思想家・吉本隆明。
その思想の歩みを対談で辿り、時代と思想的課題の推移を、今、改めて問い直す。
江藤淳、鶴見俊輔、ミシェル・フーコー、佐藤泰正、大西巨人、高橋源一郎、
谷川俊太郎との、時代を象徴する七篇の対談は、互いの立場を超えた鋭い問題意
識の応酬で、読者を白熱した場へと連れ出す。精選された一冊。
※選者の松岡祥男さんによる解説(約14頁)と、高橋忠義さんによる年譜(約26頁)
及び著作目録(約14頁)が附されています。全420頁。
○「広告批評」2・3月号 590円
この雑誌は仕入れてないのでぜんぜん知りませんでしたが、某取次の方からメールで
教えていただきました。
“「広告批評」2・3月号は、日本国憲法第9条の特集を組んでおりますが、その68人への
アンケートのなかで吉本隆明氏がコメントを寄せておられます。”
とのことです。
おそらく1頁に数名でしょうから、一人分はごく僅かな字数と思われます。
現在在庫はございませんが、お待ちいただけるようでしたら取り寄せます。
送料は110円か160円かどちらかでしょう。
○「文藝春秋3月号」税込み定価780円
本日入荷しました。
前号でお知らせしました「家訓の重圧に耐えられるか」という談話が掲載されています。
○「吉本隆明『食と人生を語る』」という本が、3月に朝日新聞社から出る予定です。
まだ書名も仮題のようですし、刊行日も定価も正式には発表されていません。
○宿沢あぐりさんからのお知らせによりますと「今氏乙治作品集」の続刊の目処がたったそうです。
まだ少し先のようですが、刊行されましたらまた仕入れさせていただく予定です。
○「文藝春秋3月号」に関する案内を、発行所の某氏からいただきました。
“2月10日発売の「文藝春秋3月特別号」の皇室特集に、吉本隆明さんが
「家訓の重圧に耐えられるか」というタイトルで実質3ページくらいの、短いけれど示唆に
とんだ(と思われる)談話を寄せられています。
以上、ご報告まで。”
とのことです。
全国どこでも簡単に買える雑誌ですが、ご希望があれば通販いたします。
たぶん送料は180円くらいでしょう。
本日入荷しました。
○猫々堂「吉本隆明資料集43:高村光太郎(飯塚書店版)」
全169頁 頒価1800円+税
※発行者松岡氏の編集ノートによりますと、現在読める「高村光太郎」は、1957年刊の
飯塚書店版ではなく、後に文脈もスタイルも改めて増補(及び1編削除)された、五月
書房版や春秋社版とのことです。勁草書房の全著作集版や講談社文芸文庫版もそ
ちらを底本にしています。
○同封されていました猫々だよりによりますと、昨年の「琉球新報」12月7日号に
「吉本隆明さんが語る作家・島尾敏雄」(取材記事・小山鉄郎)が掲載されていたそうです。
またまた小金井の方からメールで教えていただきました
○「AERA 2005年1月17日号」 朝日新聞社・発行 定価360円
〈ご存知かと思いますが念のためお知らせいたします。
AERA(朝日新聞社発行)2005年1月17日号に「新しい幸せのかたち」というタイトルで、
幸福についていろいろの人から考えを聞きだし編集した特集記事が掲載されています。
その中に吉本さんの発言が出てまいります。
「幸福というのは、近い将来を見つめる視線にあるのではなく、どこか現在自分が生きて
いることをうしろから見ている視線のなかに、ふくまれているような気がするんです」など
の言葉を読むことができます。以上お知らせいたします。〉
※「AERA」はうちにも2冊だけ入荷してましたからさっそく見てみました。
全4頁の記事の中に写真付きで数カ所出てました。
この記事のためにお宅へ訪問して取材していますが、吉本氏の発言はインタビュー記事
としてではなく、あくまでも記者の文の中に「」付きで引用されているだけです。
「AERA」は月曜発売なので、今日明日ならまだ街の書店やコンビニに並んでいるはずで
すから、どこぞで立ち読みされるとよいでしょう。
昨年11月の刊行でしたが、まったく気付いていなかったのを、茨城県の方にメールで
教えていただきました。
これは、いつも頼りにしている猫々堂さんや隆明網さんもご存じなかったようです。
○『日経ビジネス』2004年11月15日号。600円。発行・日経BP
読書欄の「著者に聞く」という1頁のコラムにて、吉本氏は「超恋愛論」について語ってます。
聞き手は安部俊廣さん。
見出しは「恋愛に残る、明治の残滓」となってます。
この雑誌は一部の大書店では販売しているようですが、基本的には年間購読の直販雑誌の
ようです。当店では仕入れ不能です。
現物をお求めの方は日経BPのサイトでどうぞ。
バックナンバーのバラ売りもしているようです。
2月刊行予定
○「吉本隆明対談選」講談社文芸文庫 予価1500円+税
猫々堂松岡氏に電話で聞いたら、編集と解説は松岡氏ご本人の担当とのことでした。
1987年から89年にかけて出版された、青土社刊行の「吉本隆明全対談集」全12巻から、
フーコーほか7人との対談を選んだとのことです。
2月12日か14日の発売と思われます。
昨日発行の
○「三田文学」冬季号にインタヴューが掲載されています。
「江藤淳よ、どうしてもっと文学に生きなかったのか」。聞き手は田中和生氏。
25頁分です。
この号は「特集:没後五年 江藤淳」で、吉本氏のほか、新保祐司、富岡幸一郎、
飛ヶ谷美穂子その他です
税込み950円、これ1冊の送料は160円です。
※うちには1冊だけしか入荷しませんでした。
追加の入荷は来週になります。お待ちいただける方はご予約ください。
※謹賀新年
今年も〈吉本〉本のお買いあげと、〈吉本〉本情報のご提供をお願いします。
12/29発売でしたがやっと入荷しました。
○「生きていくのに大切な言葉―吉本隆明74語」
勢古 浩爾 (著) 新書判 256p 定価:本体1,100円+税 二見書房
[帯の文]
これだけわかれば大丈夫。
『まれに見るバカ』『思想なんかいらない生活』の著者が選んだ、
“一人の小さな民衆としての吉本さん”の言葉集−であり、かつ類のないユニークな吉本論!
[目次]
1.生きる
2.闘う
3.考える
4.恋をする
5.低くする
6.認める
7.老いる
8.死ぬ
あとがき
※新書判ですが、ハードカバーでふつうの新書よりは分厚い本です。
各項は最初の頁に吉本氏の言葉が数行あり、次の1〜3頁にその言葉に関する著者の
論説がつくというのが基本スタイルです。
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